竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

今さらながらー2020年振り返り

2021年の2月も初旬が過ぎてしまい、今さらの感に堪えないのですが、去年2020年を振り返りたいと思います。

2020年という年は、全世界的に新型コロナウイルス感染症COVID-19の猛威に世界中が振り回された1年であることは、疑いのないことだと思います。
ランニング関係の影響だけに絞っても、大会の中止が相次ぎ、関係者全員が苦しんだ年であったと思います。
そんなことになるとは思いも寄らず、年の始めにはそれなりの目標を立てていました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/01/04/221527
ロードでは、フルマラソンでサブ3.5、そのためにはハーフマラソンで1時間45分を切ること。
トレイルの目標は、2018年の骨折や2019年の台風のために遠ざかっていたハセツネやFTR100K、二次募集に通ればUTMF2020に参加することでした。
結局トレランはUTMF2020の二次募集に応募せず(大会も中止)、ハセツネとFTR100Kも開催されませんでした。
COVID-19のパンデミックが起きていて、日本国内でも蔓延している状況では、寂しいとか不本意とか色々な思いはありますが、受け入れる以外の選択肢はないのです。
早くこのパンデミックが終息、最低限、収束してほしいものだと思います。

そんな2020年、年明け間もない1月12日のハイテクハーフマラソンを、セカンドベストの1時間36分23秒で走りました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/01/14/223331
ロードの目標であったフルマラソンのサブ3.5への復帰に向けて、幸先のよいスタートを切った矢先、インフルエンザに感染してしまいます。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/01/22/210600
まだ日本でCOVID-19が蔓延する前で、しかもインフルエンザ抗原検査でバッチリ陽性であり、後で「実はコロナだった」みたいなことは全くないはずです。
インフルは軽症で済みましたが、それは予防接種のおかげだと思います。
COVID-19の予防接種も、同じように効果があることを切に願います。

そんな病み上がりで臨んだ1月26日の館山若潮ラソン2020ですが、当初のサブ3.5を下方修正し、サブ4でなんとかフィニッシュすることを目標にしました。
結果、ネットで3時間56分48秒。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/01/26/165425
苦しみながらも下方修正した目標は達成できて、この調子なら3月の板橋Cityマラソンでサブ3.5を記録できるかもしれないという希望的観測を抱いていました。

館山若潮の翌週、2月2日はおんじゅくオーシャントレイル2020でした。
10マイルのカテゴリーに3年連続3回目の出場です。
当日は快晴。
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体調も復活していて、快調に走れた結果、1時間42分36秒の自己ベストでフィニッシュしました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/02/07/234319
ゲストランナーの鏑木さんとの砂浜バトルに勝った(その後あっさりぶっこ抜かれた)のは、ここだけの秘密です。
その後の世界の変化を考えると、心置きなく楽しめたのは、この時期までだったでしょうか。

その後のレースは、COVID-19がパンデミックとなっていくなかで、次々と中止されていきました。
当時私がエントリーしていたのは3月の板橋Cityマラソン、4月のFTR飯能の2つで、例に違わず中止でしたが、どちらも一定額の返金があり、地味に嬉しかった記憶があります。
返金って、入金してたから返ってくるだけなのに、しかも全額は返ってこないのに、なんだか少しテンションが上がります。
「COVID-19徒然」のシリーズを初めたのは、この経験がきっかけでした。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/03/28/145100
ただ、レースの運営者にとっては本当に受難の時期だと思います。
こうした状況は今年になっても続いているので、なんとか持ちこたえてくれることを願っています。
運営者のオンラインショッピングを利用する機会が増えて、家にはバフがあふれていますが、少しでも足しになるとよいなと思っています。

1度目の緊急事態宣言が解除された後も、7月のはじめには東京を中心に、再び感染者が増え始めました。
いわゆる第2波です。
都知事からは、「都外で感染する危険があるので、都外への外出を控えるように」との要請がありました。
そのニュースは霧ヶ峰ロゲイニングに参加するために前泊した宿で見て、土曜日に言ったって遅いよな、むしろ感染させるのは都民じゃないの、との印象を持った記憶があります。
霧ヶ峰ロゲイニングは、記事にはしていませんが、久しぶりの山で楽しかったです。
これは森の中にあった最高得点のポイント。
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車山の山頂がこの日の最高地点。
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霧ヶ峰高原の緑。
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本当は美ヶ原トレイルランのコースになっているエリアまで行きたかったのですが、時間がなくてやめました。
またの機会になりますね。
南の耳に行きたいです。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/07/21/085717

夏の間はけっこう高尾山周辺や日の出山周辺に走りに行ってました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/08/27/200306
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/09/18/194136
そういえば最近、小仏城山の天狗様が崩壊してしまったという話を耳にしました。
在りし日の天狗様。
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とても寂しいですし、再建されるのなら何かしら助力したいと思います。

久しぶりのトレイルランニングのレースは、10月11日のスカイライントレイル菅平2020でした。
ここ小根子岳は、私の2020年の最高到達標高地点となりました。
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レースは43kmの部を7時間33分37秒でフィニッシュしました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/10/18/132025
この日はタフランナーであるブログの読者さんと、初めてきちんと言葉を交わすことができましたが、スタート前の短時間しかお話しできませんでした。
またお会いできたら、今度はもう少しお話しができればよいなと思います。
UTMF2021でお会いできますかね…。

さて、スカイライントレイル菅平はおんじゅくオーシャントレイルと同じく、Fieldsの運営するレースです。
私には、菅平という土地とFieldsという名の団体にちょっと過剰な思い入れがあります。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/07/02/201937
菅平みたいに、観光や合宿が経済活動の中心となっている地域は、このコロナ禍で甚大な打撃を受けました。
菅平は「スガダイラーズ」としてクラウドファンディングを立ち上げ、私も微力ながら協力しました。
好きなものを残すには経済的に力を出さなければならない、ということを否応なく思い知らされた2020年でした。

その後、11月の終わりくらいから再々度全国でCOVID-19患者が増加し始め、現在も続く第3波がやって来ました。
少しずつ緊張感の高まってきていた12月13日に開催されたのが、伊豆トレイルジャーニーITJ2020です。
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11時間11秒でフィニッシュしましたが、2ヶ月が経とうとしている今も、まだレポート記事をまとめていません。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/12/13/220135
近々にまとめたいと思いますが、レースやエキスポなど諸々、楽しく過ごせてよいジャーニーでした。
個人で山を走るのももちろん楽しいのですが、レースのようなイベントにはそれに固有の楽しさがあって、やはり捨てがたいものだなと思いました。
菅平やITJで、そのことに気づかされました。

2020年はやはり、どうしてもCOVID-19に世界が影響された1年で、それ抜きには何も考えることができないと思っていました。
そして今年以降もこんな状況は続くのでしょう。
「COVID-19徒然」のシリーズがこんなに長く続いてしまうなんて、初めた頃には想像していませんでした。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2021/01/06/225703
ただ、こうしてあらためて振り返ってみると、COVID-19に影響されながらも、大禍なく1年を乗り越えられたのはつくづく幸運だったなと思います。
その幸運を大切にして、2021年も大禍なく乗り切ることがまずは目標となります。
そういえば、昨年の幸運の一つに、UTMF2021の当選がありました。
私は骨折した2018年以降のITRAポイントが少ないので、今回の抽選に外れれば、あと数年は参加資格がなくなる状況にありました。
倍率が低かったとはいえ、ここでエントリーできたのは本当に幸運でした。
今日はUTMFの練習として、荒川の河川敷を50km走りました。
練習でこんなに長く走ったことはこれまでになく、強風にも悩まされ、最後の4,5kmはハンガーノックか脱水状態になってしまいました。
練習だからと軽くみていて、補給に失敗してしまったのです。
とにかくとても辛かったのですが、とりあえずの完走で練習の体裁は整えることができました。
まだまだ積み重ねて、本番に臨みたいと思います。
このフィニッシュゲートに、たどり着きたいです。
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