竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

初めての眺めースカイライントレイル菅平2020レポート1

10月11日に開催されたスカイライントレイル菅平2020のレポート第1段です。
昨年はスカイハーフ23kmに参加しましたが、今年はスカイマラソン43kmに出走しました。
菅平のスカイマラソンには過去2回、2016年と2017年に参加して完走しています。
昨年も含めるとこれまで3回、6月開催のレースに出ていましたが、10月のレースは今年が初めてでした。
20年ほど前、ラグビーの合宿で来ていた頃は8月終わりから9月初めの1週間だったので、10月の菅平自体が初めてです。
山は色づいているのかな、台風の影響はどれくらいなんだろうなと、楽しみでもあり不安でもありました。

前泊した菅平ホテルは会場の目の前です。
朝5:00過ぎに起きてすぐ会場に向かって受付を済ませ、ホテルに戻ってゆっくり支度することができました。
朝食のそぼろご飯弁当の量が多いなと感じたのですが、レースが終わった後から考えると、あのぐらいの量を食べておいてよかったなと思います。
今回初めて宿泊しましたが、菅平ホテルの食事は量が多くて、しかも美味しかったです。
トレラン界の食いしん坊の皆さま、菅平ホテル、おすすめです。

支度を済ませてから、スタート10分前からの開会式に間に合うように宿を出ました。
天気は曇りで、予報では午後から晴れるとのことでした。
f:id:CHIKUSENDO:20201014122233j:plain
赤備えがバキバキにキマッている選手とともに、Fieldsの野々山代表の話に耳を傾けます。
私にとっては2月のおんじゅくオーシャントレイル以来のトレランのレースで、それもFieldsの大会です。
いつもお世話になっているとともに、このCOVID-19の蔓延する世の中で開催にこぎつけた努力に頭が下がります。
菅平の実行委員会にも感謝の念を覚えます。
また次もよろしくお願いいたします。

開会式の後、お互いのブログの読者である先輩ランナーさんと、初めてお話しすることができました。
この方には昨年参加したチャレンジ富士五湖100kmのレース中に応援していただき、いつか直接お礼をしたいと思っていましたが、この日その願いがかないました。
なんと先輩ランナーさんは1週間前に100kmのロードのウルトラマラソンを完走したばかりなのに、中6日で43kmのトレイルレースへの出場です。
ブログで公開される普段の練習にも敬意を覚えていましたが、そのタフさに感服します。
今後ともよろしくお願いいたします。

スタートはウェーブスタートで、先輩ランナーさんと私は同じ第2ウェーブで、ちょっとおしゃべりしながらお互いの位置に着きました。
久しぶりのスタートゲートは、Fieldsおなじみのイエローゲート。
f:id:CHIKUSENDO:20201014122314j:plain
気分は上々です。
スタートエリアは、三角コーンを使ってディスタンスを取ることができるように設計されていました。
f:id:CHIKUSENDO:20201014122357j:plain
スタートは同じウェーブの中でもさらに人数を絞った小ウェーブごとのスタートでした。
10~15秒ごとに10人ずつスタートするといった感じだったと思います。
その小ウェーブの整列が済んだら、ゼッケンのQRコードをスタッフに読み取ってもらってからスタートします。
こんなスタートは初めてでした。
結構大変な手間がかかると思いますが、こうした対策のもとにレースが開催できるんですね。
他にはどんなやり方があるのか、今後また大会に出るときに、見て学びたいと思います。

7:10からスタートが始まるブロックにいた私ですが、前のブロックの進行が早かったのか、同じブロックの後方にいた私のスタートがちょうど7:10でした。
最初の登りの頂上から根子岳四阿山を望みます。
f:id:CHIKUSENDO:20201014123822j:plain
草が色づいています。
もう一度ゲレンデを登りきると、菅平スカイライントレイルと名付けられた程よいアップダウンの山道を走ります。
スカイライントレイルも紅葉しています。
f:id:CHIKUSENDO:20201014124159j:plain
いつもの6月開催時とは違った、秋の色に包まれて走ります。

この日は台風の雨上がり直後で路面状況が心配でしたが、グチャグチャ泥々ということはなく、少し湿っている程度でした。
このエリアは樹林帯で、しかも落ち葉が道をおおっている場所が多く、雨水が土に直接当たることが少なかったのでしょう。
濡れ落ち葉で滑ることさえ注意していれば、走りやすい路面コンディションでした。

レースとしては序盤をハイペースで入る計画でいたため、8.5km地点の第1エイドでは何もせずに通過しました。
13.5km地点の第2エイドには、スタートから1時間55分程で到着です。
f:id:CHIKUSENDO:20201014124328j:plain
この時点で既に少し飛ばし過ぎたという感覚があり、後の行程に影響しましたが、それは後の祭。
追々振り返りたいと思います。
今回はエイドでの水分提供は水のみ、1人1本のペットボトルでの提供でした。
食べ物は個包装のまんじゅう、チョコ、あめ、ゼリーなど。
いつもはコーラにバナナ、ブドウやミニトマトなんかを楽しみにしていて、エイドの滞在時間が10分を超えることはざらでした。
でも、今回はCOVID-19対策の一環でエイドが簡素化されています。
あまりやることがなく、水分の補充と持参の固形物を食べたくらいで、4分程の滞在で出発しました。
残りは約30km、四阿山根子岳へと向かいます。