竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

小さい秋ー金比羅尾根20200905

9月5日に武蔵五日市駅から金比羅尾根で日の出山に登り、つるつる温泉に下山するルートで走ってきました。
金比羅尾根と言えばハセツネのラストに待っている10km超の長い下りで有名だと思いますが、私はそれを逆走して登るのがけっこう好きで、ほぼ毎年走りに行ってます。
こんなにだらだらとした長い登りって、私の行動範囲にはなかなかないので、貴重なものだと思っています。

この日は登りはじめの金比羅山を巻く道が通行止めになっていましたが、神社を通る道は問題なく通れました。
金比羅尾根は植林帯を走るので、山道は基本的には木陰となっていて、暑い日でもけっこう涼しく過ごすことができます。
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また、風がよく吹き抜ける場所もあり、そうしたところは本当に気持ちがいいです。
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この鞍部は風の通り道になっていて、気持ちがいいことこの上ありません。
追い込んだトレーニングでない限りは、必ずここで足を止めて休むことにしています。
こんなことを去年も書いていた憶えがあります。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2019/08/19/191527
年々木が成長しているのも気になります。
私の記事自体はマンネリというか進歩がないというかなのですが、まあ、好きだからしかたがないのです。

この尾根道は大体が植林帯ですが、所々雑木林のような場所も通ります。
そういう所にはこんな落とし物があります。
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落ちてしまったいが栗に、小さい秋を感じます。
金比羅尾根は熊の目撃情報が多いのですが、多分こんなものを食べて生活しているのでしょうね。
栗の木の辺りでは、熊の気配に注意を払う方がいいと思います。
この日は熊の気配はなかったものの、立派なヤマカガシに出くわしてしまい、大分肝を冷やしました。
山で蛇に会うのって、どうも心臓に悪くてかないません。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/11/03/114047

この日の最高到達点は日の出山でした。
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来し方を振り返れば山が青々と。
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そしてこの日はつるつる温泉に下山しました。
つるつる温泉方面に下ったのは通算で3回目くらいだと思いますが、この日はけっこうキツい下りに感じました。
実際、3km強で500m以上は下るので、斜度はキツいといえばキツいのです。
ただそれ以上にキツく感じさせたのは、この日初めて履いた新しいトレランシューズでした。
右足親指への当たりが若干強く、鈍い痛みを感じ続けながらの下山になりました。
この靴は下りの緩やかな短いコースを走る専用にしようと心に決めた小さい秋でした。
やっとこつるつる温泉にフィニッシュして、湯上がりはビール。
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至福です。
やっぱり金比羅尾根はいいなぁ…。
来月の菅平にもエントリーしたことなので、明日も走りに行っちゃおうかな。