竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

聞こえるかい ガンバレ!ー富士登山競走五合目コース2024レポート2

2024年7月26日(金)に開催された第77回富士登山競走の五合目コース参加レポートの第2段です。

当日朝からスタートまでを振り返ります。

なお、前日は受付後に会場のハンモックで昼寝をした後、トークショーを観覧(寝過ごして途中から)しました。

 

前泊の宿は富士山駅の目の前にある富士山ステーションホテルでした。

ホテルの朝食会場は6:30オープンでしたが、既に選手や応援の人達で賑わっていました。

9:00スタートの五合目コースの選手はこうして朝食を摂ることができますが、山頂コースの選手は既にスタートラインに並んでいる時間帯です。

栄誉ある選ばれし者たちですが、早起きしないといけないのは辛いですね。

さて、当日の朝は快晴。

富士山駅からは、吉田口登山道の九十九折がよく見渡せます。

時刻は7:00過ぎ、山頂コースの選手が富士山目指して走り出したくらいでした。

来年以降、あの道を富士登山競走の選手として登れるかどうかは、これから始まるレースの結果次第で、時間に追われることが大の苦手な私にとって、辛いレースになることは確実で、いつになく緊張してきます。

富士山駅からは、ツアーバスでスタート会場の富士吉田市役所に移動し、市役所で五合目行き荷物と最終集合地点の富士北麓公園行き荷物を預けました。

そこかしこに大会の幟があり、否応なく気分が高まります。

ここでスタート前給水や準備運動などを諸々済ませてから、スタートブロックの待機地点に向かいます。

途中の市役所駐車場からどーんとマウントFUJI。

ここからの富士山の眺望は素晴らしかったです。

今日はあの中腹までしか行かないとはいえ、気の抜けないレースとなるのは必定、はてさて緊張がさらに高まりました。

私のスタートブロックは「I」でしたが、五合目コースは「F」から始まるため、けっこう後ろからのスタートとなります。

時刻は8:30過ぎ、富士吉田の市街地の予想最高気温は32℃でしたが、この時点で既にかなり暑くなっていました。

富士山五合目はこの時点で24℃と、標高2200m以上あるにしてはかなり高めの気温です。

暑さに弱い私は、スタートブロックの日射しを避けるため、一度列を離れて近くの日影へと移動しました。

そこには他のブロックの選手たちも避難してきていましたが、直射日光を逃れて少しだけリラックスした雰囲気で開会式に臨んでいます。

日影はけっこう涼しくて日射しのストレスもないので、私の緊張も少しほぐれてきました。

その後、ブロックの整列に戻って司会のコールに合わせて歌のフレーズを叫んでいたら、今度は気分が高揚してきました。

聞こえるかい、ガンバレ!

さあ、がんばろうぜ!

ブルーハーツとかエレファントカシマシとか、中年男性の琴線に触れる、どころか刺さりまくる選曲が功を奏したのでしょう。

そして、周りを見渡すと大体おじさんばかり、皆盛り上がった気分でスタートに臨んでいたと思います。

そんな気分上々の盛り上がりで、午前9:00にスタートを切りました。

来年の山頂コースを目指して、私にも、あなたにも、ガンバレ!