竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

寛容でありたいーCOVID-19徒然9

私の住む東京都ではこのゴールデンウィークはステイホーム週間とすることが提唱されました。
新型コロナウイルス感染症COVID-19の感染拡大を防止するための措置の一環です。
ガマンウィークだとか、がんばろうウィークだとか、そういう呼び名もメディアで取り上げられていました、
私もなるべく外出の機会を減らしてはいますが、買い物や健康維持のためのランニングや散歩をしに、日に一回は外出しています。
この連休前も含めて、全く外出しない日は週に一回あるかないかくらいでしょうか。
不要不急の外出は控えるようにとは要請されていますが、外出って基本的に必要だからするものだよなと思います。
そんな外出ですが、するときにはマスクを必ず着用することにしています。
本日は一昨日届いたハハノマスクで買い物兼散歩に出かけました。
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またもや親のありがたさを感じる届きもの*でした。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/04/25/201208

外出をすればやはり、多くの人とすれ違ったり追い越したりと、接近の機会が多くなります。
2mのソーシャルディスタンスとかフィジカルディスタンスとか、そういった距離をとれない場面は多々あります。
そういうとき、マスクをしていない人と接近すると、身体が緊張してしまいます。
防衛本能といえばそれらしいのですが、少し臆病になりすぎている気もします。
まあ、自分が臆病であることを否定する気はありませんし、むしろ臆病でありたいと思っています**。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/04/21/223156
ただ、自分の臆病が原因で相手に不快感を与えていないかはとても気になります。
相手に不快感や、少し踏み込んで疎外感を与えてしまうようなことは私の望むものではありません。
マスクをしていない人に対して臆病になっている私ですが、その人を否定するようなことは避けたいと思います。
マスクには自分から出る飛沫を抑える効果が期待されていますが、マスクの着用は周囲への配慮を示すエチケットとしては現時点で有効だと思います。
でも、それ以上の意味があるものでもないとも思っています。
現在「自粛警察」なんていう言葉が出て来はじめるくらい、世間の目が厳しくなってきています。
たぶん、マスクの不着用を糾弾する「マスク警察」もそのうち出てくるでしょうし、既にどこかにいるのかもしれません。
でも、マスクの品薄や高値での販売が続く状況下で、入手が困難な人はとても多いはずです。
また、マスクをしない自由ももちろんあります。
私は今でこそマスクをして外出しますが、こういう状況になる前は着用する習慣はありませんでした。
社会を守るためにという言葉は私もよく唱えますが、そのためにその社会を構成する他者に対して寛容でなくなることは本末転倒であると思いますし、避けなくてはならないと思います。
COVID-19に対する恐怖が、容易に他者への不寛容に転じてしまうということは、臆病な私にとって他人事ではないものとして感じられます。
だからこそ寛容でありたいと思いますし、自分から寛容さが消えていかないように注意したいと思います。
もし寛容さが失われそうになったら、私の場合はとりあえずコーヒーを。
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心が鎮まります。

UTMFの記録映像ーCOVID-19徒然8

本日は昨日届いたばかりの在宅勤務用に購入したパソコンで記事を書いています。

今まではスマホで記事を書いていましたが、いつもと違う感覚です。

やはりキーボードの方が文字は打ち込みやすいです。

そんなの当たり前ですよね・・・。

 

そんな昨日5月4日に、新型コロナウイルス感染症COVID-19に関する緊急事態宣言が、5月31日まで延長されました。

簡単に収まる状況ではないことは、ここ数週間の国内・海外の動向を見ていると予想はできていたのですが、実際に延長となると、覚悟はしていても、辛い日々が続くことへのストレスがかかってきます。

特に東京は感染状況が厳しいので、緊張した生活が続くことへの不安はぬぐえません。

また、いずれ生活が立ち行かなくってゆくことへの恐怖もあります。

私の場合はまだ大丈夫ですが、心配な友人・知人たちがいます。

彼らと社会を守るためにも、休業に伴う補償を充実させてほしいと切に思います。

 

不安とか恐怖とかはすぐにぬぐえないものですが、楽しみがあると気がまぎれます。

今日の楽しみはYouTubeで期間限定公開されているUTMFの記録映像です。

明日5月6日まで無料で公開されています。

https://www.ultratrailmtfuji.com/news/10614/

私はUTMF2013,2014,2016のDVDは購入して観たことがありますが、2015は観たことがありませんでした。

私のコレクションはこちら。

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UTMF2015は雨が降り続くコンディションのなか、完走率の低いタフなレースとなりました。

私の出場したUTMF2016は強雨で短縮レースとなりましたが、似たようなコンディションでレースが続いていたとしたらどうなったのだろうという興味があり、同じく雨のUTMFであった2015の映像が観たかったのです。

今回初めて観ることができて、よい参考になりました。

次回、自分が出場する機会を得られたならやはり100マイルを完走したいという気持ちを新たにしました。

そして、なにより感動しました。

トレイルランニングっていいなと純粋に思います。

失いたくないものだと思いました。

また、存分にトレイルランニングができる世界が戻ってくることを、切に願います。

バフラン事始めーCOVID-19徒然7

新型コロナウイルス感染症COVID-19に関する緊急事態宣言が出てから、なかなか走る気になれないでいました。
理由としては、在宅勤務が主になり生活が変わってしまったことに対応するのに時間がかかったことが一つあげられますが、もう一つは心理的なハードルです。
東京の住宅街に住んでいる私ですが、周りにはそんなに広い道がなく、人とのすれ違いに苦労します。
歩道の広い幹線道路に沿って走ったとしても、それはそれで結構な人通りがあり、どこへ行くにしても人とすれ違います。
それがストレスとなるのではないかと思うと、なかなか走り出せませんでした。
心理的な適応ができていなかったのです。
それだと運動不足になることは必定なので、散歩はなるべくするようにしていましたが、4月は結局、宣言前に2回、宣言後に1回走ったきりでした。

しかし、京都大学山中伸弥教授がランニングのエチケットを紹介した動画を観て、考えが変わりました。
山中教授はバフ(チューブマフラー類)をマスクがわりに使用して、飛沫を抑えながら走ることを提案しています。
周囲に適切に気を遣えば走ることには問題はなく、気の遣い方さえ身につけていれば、そこまでストレスを感じることもないのではないかと思えるようになりました。
よし、ともかくバフランを始めようと決心した矢先、トレランイベントの運営会社のフィールズから、過去の大会の参加賞バフの特別販売の案内が来ました。
まるで渡りに船のよう、思わず販売されていた3種類全てを購入してしまいました。
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どれもいい感じです。
フィールズも大会が開催できないで苦しい時期だと思いますが、私はフィールズの大会が好きなので、少しでも応援できればと思います。
今回購入したもの以外でも他の大会の参加賞などで入手したバフは多数あります。
装備は既に整っています。
後はその気になるだけでした。

そんなこんなで、5月に入ってから本格的にランニングを再開しました。
とりあえず1日と2日は続けて走り、昨日3日を休足にあて、本日4日も走ってきました。
これまでのランニングと異なる気遣いとしては、バフの装着はもちろん、すれ違いや追い抜きの際にはできるだけ人との距離を空けて、場合によっては歩きに切り替えています。
トレイルランニングをしているときに、歩きの登山者に対応する際とほとんど同じだと思えばよいのだと思います。
理想としては、ペースをゆるくして、距離にこだわらず、快適だけを求めて走るのがよいのかなと思います。
まだバフランに慣れていないため、若干息苦しさを感じています。
私は顔が大きいのでバフと顔の密着度が高く、強めの締め付けを感じます。
大袈裟に言うのならば、コンプレッションタイツを顔に巻き付けられているような感覚でしょうか。
特に息を吸うときの負荷が高く、また汗で湿ってくると通気性が悪くなり、余計息苦しさを感じます。
ただ、高地トレーニングをしていると考えればいいのかもしれません。
息苦しさ以外には、走らない期間が長かったせいか太腿に筋肉痛が出てきてしまいました。
ロードのジョグで筋肉痛になるなんて初めての経験です。
筋力の衰えなのか、フォームの崩れなのか、はたまたその両方か。
まあ、走り続けていれば追々解決できるでしょう。
次はどのバフを巻いて走るか、悩みどころです。