竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

バフラン事始めーCOVID-19徒然7

新型コロナウイルス感染症COVID-19に関する緊急事態宣言が出てから、なかなか走る気になれないでいました。
理由としては、在宅勤務が主になり生活が変わってしまったことに対応するのに時間がかかったことが一つあげられますが、もう一つは心理的なハードルです。
東京の住宅街に住んでいる私ですが、周りにはそんなに広い道がなく、人とのすれ違いに苦労します。
歩道の広い幹線道路に沿って走ったとしても、それはそれで結構な人通りがあり、どこへ行くにしても人とすれ違います。
それがストレスとなるのではないかと思うと、なかなか走り出せませんでした。
心理的な適応ができていなかったのです。
それだと運動不足になることは必定なので、散歩はなるべくするようにしていましたが、4月は結局、宣言前に2回、宣言後に1回走ったきりでした。

しかし、京都大学山中伸弥教授がランニングのエチケットを紹介した動画を観て、考えが変わりました。
山中教授はバフ(チューブマフラー類)をマスクがわりに使用して、飛沫を抑えながら走ることを提案しています。
周囲に適切に気を遣えば走ることには問題はなく、気の遣い方さえ身につけていれば、そこまでストレスを感じることもないのではないかと思えるようになりました。
よし、ともかくバフランを始めようと決心した矢先、トレランイベントの運営会社のフィールズから、過去の大会の参加賞バフの特別販売の案内が来ました。
まるで渡りに船のよう、思わず販売されていた3種類全てを購入してしまいました。
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どれもいい感じです。
フィールズも大会が開催できないで苦しい時期だと思いますが、私はフィールズの大会が好きなので、少しでも応援できればと思います。
今回購入したもの以外でも他の大会の参加賞などで入手したバフは多数あります。
装備は既に整っています。
後はその気になるだけでした。

そんなこんなで、5月に入ってから本格的にランニングを再開しました。
とりあえず1日と2日は続けて走り、昨日3日を休足にあて、本日4日も走ってきました。
これまでのランニングと異なる気遣いとしては、バフの装着はもちろん、すれ違いや追い抜きの際にはできるだけ人との距離を空けて、場合によっては歩きに切り替えています。
トレイルランニングをしているときに、歩きの登山者に対応する際とほとんど同じだと思えばよいのだと思います。
理想としては、ペースをゆるくして、距離にこだわらず、快適だけを求めて走るのがよいのかなと思います。
まだバフランに慣れていないため、若干息苦しさを感じています。
私は顔が大きいのでバフと顔の密着度が高く、強めの締め付けを感じます。
大袈裟に言うのならば、コンプレッションタイツを顔に巻き付けられているような感覚でしょうか。
特に息を吸うときの負荷が高く、また汗で湿ってくると通気性が悪くなり、余計息苦しさを感じます。
ただ、高地トレーニングをしていると考えればいいのかもしれません。
息苦しさ以外には、走らない期間が長かったせいか太腿に筋肉痛が出てきてしまいました。
ロードのジョグで筋肉痛になるなんて初めての経験です。
筋力の衰えなのか、フォームの崩れなのか、はたまたその両方か。
まあ、走り続けていれば追々解決できるでしょう。
次はどのバフを巻いて走るか、悩みどころです。