竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主でしたが、2018年4月以降、骨折治療のためトレランは控えています。藤沢周平が好きです。

上手くはいかぬこともあるけれどー房総丘陵・養老渓谷トレイル2018レポート2

房総丘陵養老渓谷トレイル2018のレースレポート第2段です。
12km地点の第1エイドに1時間32分で到着しました。
4時間切りを狙うにはちょうどよいペースです。
イーブンペースで行ければ、3時間40分台もあるかもしれません。
欲が出ましたが、エイドアウト直後のロードの登りで右足に異変を感じました。
足のアーチの最上部が痛み出したのです。
ここは何年か前までは走ると必ず痛んでいた場所なのですが、最近痛むことがなかったので克服した故障なのかと思っていました。
そこが痛むのです。
しかも着地の衝撃が少ない登りでの痛みに、先が思いやられました。
この場所は走っている限り痛み続けます。
自然とペースを緩めざるを得なくなりました。

ロードからトレイルに入ると、今度は右ふくらはぎに痛みが走ってきました。
昨年4月の奥三河パワートレイルでリタイアした時と同じ痛みでした※。

http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/05/08/082038
痛みはまだ軽い方でしたが、かつての激痛の記憶がよみがえってきます。
これ以上走ったらヤバイよヤバイよ、故障が怖いな~怖いな~と、出川も稲川も出てきてしまいました。
こうなってしまうと、どんなにトレイルが走りやすくても歩かざるを得なくなります。
まだ15km以上残っているような場所なので先が思いやられましたが、とにかく痛みが最小限度でおさまるように慎重に進みます。
私の場合は特に、痛みは巨大な情報として意識に上ってくるように感じます。
そうすると、意識の大部分が痛みの情報で埋められてしまうため、他のことに意識を向けることが困難になります。
そのためか、痛いときには集中力を保つことが難しくなってしまいます。
足元のトレイルの凸凹や障害物の情報なども、意識しづらくなってしまうのです。
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例えばこんなやせ尾根の木の根道、痛みに気をとられながら走るのは私にとっては危険です。
傾斜は緩いし走りやすいはずですが、路面への集中力を保つためには、走らないで痛みを小さく抑えることが大切です。
という言い訳をひねり出しながら、必死で歩いていました。

コース最高点の石尊山に向かう途中に、岩場のような激登りがありましたが、激登り好きな私はここで心癒されましたが、足の痛みは変わりません。
いつもは激登りでスイッチが入って体が動き出すのですが、この日はそう上手くはいきませんでした。
三河パワートレイル2017で痛む脚を引きずりながら歩いているときも、登りでは癒されましたが、最終的にはリタイアしています※※。
※※
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/05/12/181727
調子よかったんだけど…、やっぱ練習不足…。
なんて思いながらも、目の前のトレイルは走れないけれども、とりあえず一歩一歩進んでいきます。
上手くはいかなかったけれど、房総トリプルマスターズのために、フィニッシュだけはしなくてはならないのです。

石尊山を下りてからは梅ヶ瀬渓谷を走ります。
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正確には走れずに歩き続けましたが、こうした渡渉を何度も繰り返しました。
一度は木漏れ日の森の中を走る区間もありますが、
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その後は川原を走る道に変わります。
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流れを横目に、渡渉を重ねながら進んでいきます。
川の眺めは気持ちよくて楽しかったのですが、川の中にある飛び石を踏むときの痛みは嫌なものでした。
痛いと思っているとバランスを崩して川にはまりそうで怖いのです。
あとは、崖崩れの危険がある箇所があり、しばらくへ川を見ずに上ばかり見ていた記憶があります。
でも、総じて楽しい区間でした。
痛みさえなければ、気持ちよかったという感想しか残らなかったかもしれません。

梅ヶ瀬渓谷を終えると、大福山までの最後の大きな登りに取りかかります。
取りつきのつづら折りの道でふと下を眺めると、友人Bさんが少し離れたところにいるのが見えました。
今回はBさんと一緒に参加しましたが、Bさんも私と同じで大雪で中止の2014年大会エントリー組で、今回が初出場でした。
調子がいいようでサクサクと迫ってきます。
この前から、近くにいるかもしれないので第2エイドで待ってようかなとは思っていたのですが、エイドの前に追い付かれそうです。
とりあえずマイペースでつづら折りを登りきって、走れるトレイルを歩いているところを追い付かれました。
少し話してから先行してもらいましたが、後ろから見ていたら安定した走りをしていました。
Bさんは来月のSTY2018のためのトレーニングを地道に積んでいて、着実に力がついてきているようです。
人に感心している場合ではないのですが、STYが楽しみです。

Bさんとは、大福山を過ぎたところにある25km地点の第2エイドでまた合流しました。
エイドアウトまでは一緒でしたが、その先はそれぞれのペースでフィニッシュを目指します。
私はコーラを手にBさんを見送り、しばらくはノコノコと歩いていました。
残り5kmは下り基調で、トレイルとロードが混在していました。
歩きながら思いを巡らし、ロードは走る、トレイルも路面状況に応じて走る、という基本方針で進みました。
痛みはもちろん消えてないので歩きたいときは歩きますが、ちょっとくらい急いでも大丈夫だろうと思っていました。
残り3kmくらいから1kmほどトレイルに入りましたが、斜面に合わせてジョグ程度であるものの走ることはできました。
その代わり最後のロードで少し歩かなくてはならない状況もありましたが、フィニッシュの旧白鳥小学校には大きな支障なく到着しました。
最後の階段を無駄に駆け登って校庭にたどり着き、フィニッシュゲートは14:30過ぎ、4時間20分56秒でくぐることができました。
半分くらいは痛みとの同行二人でしたが、とりあえずフィニッシュにはたどり着きました。
痛くなるまでは上手くいってたんだけどな、なんて思い返すともったいないのですが、とりあえず無事でよかったなと思います。
そして、一日中晴れていて気持ちよかったな、やっぱトレランで晴れていることって、ある種の正義だなと思います。
春のイチハラニア、その他に君津市大多喜町の一部も走っているそうですが、満喫できました。
足は痛かったのですが、それは自分の問題なのでまあよいのです。

また、とりあえず房総トリプルマスターになることができました。
副賞はスカイライントレイル菅平のご招待レース、享受したいと思います。
招待で今年も行くぞ菅平。
なんてな。