竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

世界が終わるまでは…ーCOVID-19徒然23

パンデミックを起こしている新型コロナウイルス感染症COVID-19ですが、2021年の5月現在、日本国内でも収束に向かう気配がありません。
大阪では災害的な医療崩壊を経験したり、全国的に変異株が蔓延しつつあったり、。
東京はもうバイオハザード都市、エピデミックトーキョーと言っても過言ではありません。
ふざけた言い方ですが、厳しい状況が続いています。
エピデミックトーキョーには4月に3度目の緊急事態宣言が発出され、飲食店での酒類提供の自粛要請がされています。
バーチャルUTMF中は禁酒していたのですが、チャレンジが終わった途端にお店でお酒が飲めなくなってしまいました。
そして私の行きつけの店はほとんど、休業や夜間休業に追い込まれています。
お店の人たちはどうすればいいのでしょう。
とても辛いです。

そんなエピデミックトーキョーなので、最近は家飲みしかしなくなりました。
今夜はこんな感じの晩酌。
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私は赤ワインが好きで、つまみが何であろうと大体赤ワインを飲んでいます。
味噌汁は赤ワインに合うんですよ。
何日か前にも、煮豆と高野豆腐で赤ワインを飲みながらテレビで野球中継を観ていたら、横浜ベイスターズの牧秀悟選手の出囃子というか打席への登場曲が、WANDSの「世界が終わるまでは…」でした。
先日、バーチャルUTMF2021で走っている時に小学生が熱唱していた姿に出くわしたばかりだったので、軽く驚きました。
まさか、流行っているのでしょうか。
牧選手は1998年生まれの23歳で、「世界が終わるまでは…」の発売は1994年です。
彼はまだ生まれてないんですよね。
そんな牧選手でしたが、なんとレフトスタンドへのホームラン!
おかげですっかり記憶に残る選手となりました。
今後も活躍してほしいものです。

それにしても1990年代の曲なんて世間的には既に懐メロだと思いますが、熱唱小学生といい牧選手といい、どこでこの曲に出会ったかが気になります。
やはりSLAM DUNKの再放送でしょうか。
2001年に左肩の手術のために入院していたとき、病室の全員がSLAM DUNKの再放送を楽しみにしていたことを思い出します。
私たちの世代(その時の病室は皆同世代でした)としては、漫画のSLAM DUNK世代と言えます。
とすると、熱唱小学生の親はもしかしたらその世代で、あの少年は親に影響されたのかもしれません。

そういえば、熱唱小学生は、この曲の2番のサビを「世界が終わる前に 教えておくれよ」というように歌っていました。
後で調べたところ、正確には「教えておくれよ」ではなく「聞かせておくれよ」らしいのですが、このご時世に子供世代から聞かされたセリフとして、勝手に重く受け止めざるを得ません。
私は今年42歳で、社会人生活も長くなり始めていて、この世界の一端を担っている、というか、この世界がこんな世界であることの責任を負う立場でもあります。
私は、いったい何を教えられるのでしょうか。
世界が良くなる方に向かうために何ができるのか、この歳になってもよくわかっていないのに。
ただ、教えることができなくても、頼むことはできるかもしれません。
世界が終わる前に、世界を終わらせないでくれ、と。