竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

2022年もやっぱ大仏

2022年4月22日にスタートのUTMF2022ですが、よほどのことがない限り開催されそうです。
私は2016年の短縮UTMF以来の出走となります。
これまでそれなりに練習を積んできましたが、先週末はトレーニングの一環で近所を走っていました。
開催まで2週間を切っているので、ケガ予防のため山でのトレーニングはもう行わないと心に決めています。
もう中年なので、この段階でケガをしたら当日までに治ることはないでしょう。
今後のトレーニングは、ロードのほどよい距離の快調走に絞ります。
平日は出社した日の帰宅ラン、土日は近所を軽く走る、そんな感じでしょうか。
今からできることはほとんどないのですが、そういえばまだ神仏にすがっていなかったことを思い出しました。
それでなくとも、最近神仏に祈りを捧げていなかったこともあり、それならばと、近所の大仏まで一走りしてきました。
その大仏様、東京大仏はこちらです。
f:id:CHIKUSENDO:20220411092945j:plain
青空の下、どっしり鎮座しています。
ここ東京大仏には2020年に新型コロナウイルス感染症COVID-19のパンデミックが始まった頃から、その終息などを祈りに訪れています↓。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/05/31/210842
人智でどうにもならない状況に際して、人智を越えるものに加護を祈ることは、先人から受け継いできた人類の知恵です。
時代とともに人智の範囲は拡がり続けていて、COVID-19にもある程度の対応はできるようになってきましたが、未だパンデミックは終息しません。
また、人智の範囲で起こる戦争という禍もまた至るところで起こり続けて、終わることがありません。
2022年のロシアによるウクライナ侵略しかり、世界中で起きている武力紛争や動乱における弾圧しかり、その犠牲者がもうこれ以上出てほしくないと思います。
この犠牲は、受け容れていいものではないはずです。
大仏様には、この疫病禍とあらゆる戦禍の終息を祈りました。
UTMF2022への御加護を祈ることは、すっかり忘れていました。
でもまあ、私のUTMF2022への挑戦なんて、それらに比べれば小さいことです↓。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2019/11/11/211308
そして、私は私の小さいことに淡々と取り組むしかありません。
神仏の御加護は、また今週末に祈りに行きますか。

平和の海に臨み平和を望む

2022年2月27日の南房総花嫁街道トレイルラン2022に参加するため、千葉県南房総市和田町を訪れました。
太平洋に臨む町です。
花嫁街道トレイルランは午前と午後に2レースあり、ダブルエントリーした私はその合間、休憩がてら太平洋に遊びに行きました。
風の強い日でした。f:id:CHIKUSENDO:20220323214313j:plain
波打ち際に寄ってみると、
f:id:CHIKUSENDO:20220310224945j:plain
春めいた日差しに白波がキラキラ。
f:id:CHIKUSENDO:20220323211829j:plain
引き波は穏やかに青く。
太平洋=パシフィックオーシャンの語義は「平和の海」です。
語源は、ローマ神話の平和と秩序の女神パクス(Pax)にさかのぼることができます。

このレースの数日前から、ウクライナがロシア軍による侵略を受けていて、ロシア軍は民間人を含めた無差別攻撃で、多くの市民を殺戮しています。
この記事執筆時点(2022年3月23日)でも一向にこの戦争が収まる気配がありません。
私は千葉県千葉市の団地育ちですが、ニュース映像でロシア軍の砲撃で破壊された集合住宅を見るたびに、心臓が締めつけられるような痛みを覚えます。
私は、こんな街の、
f:id:CHIKUSENDO:20220323210732j:plain
こんな団地の一室で生まれ育ちました。
f:id:CHIKUSENDO:20220323210752j:plain
私と同じような生活を送っていたウクライナの一般市民が、今、その生活を奪われ、あまつさえ生命すら奪われています。
そして、それは私だったかもしれない、そんな思いが頭から離れません。
私はどうしても、殺される側の立場でしかこの事態を受け止めることができません。
第三国の市民としてはほとんどなにもできることはないという無力感に苛まれています。
それでも、平和の海に臨むこの土地で、ウクライナの地に一刻も早く平和が訪れることを望みます。
Paxの訪れを心より祈っています。
もうこれ以上、何人たりとも、この戦争で死なないでほしいと強く思います。

借り物の時間の中でー花嫁街道トレイルラン2022余録

かなり間が空きましたが、花嫁街道トレイルラン2022の装備等の余録です。
午前と午後の2レースに出場したため、一部着替えています。
また、午後の部は出展していたNakedのランニングベストを借りて走ることができました。

午前の部
サングラス:スコット
頭:Fieldsサンバイザー、バフ
シャツ:ジェフ市原千葉2007レプリカユニフォーム(22羽生直剛
アンダーシャツ:ファイントラックスキンメッシュ半袖
アームスリーブ:スキンズ
手袋:サロモン
ズボン:ノースフェイス腹巻きパンツ(紺)
タイツ:スキンズA400ショート
アンダーパンツ:オンヨネブレステックPP
カーフスリーブ:CEPウルトラライト
靴下:スマートウールPhDランコールドウェザー
靴:テクニカシュプリームマックス
リュック:オスプレーデューロ6
雨具兼防寒具:ノースフェイスストライク上下、アウトドアリサーチ防水ミトン、モンベルジオライン腹巻き(薄手)

午後の部
サングラス:スコット
頭:イノヴェイトラグ(今回の参加賞)
シャツ:タヌキ(TANNUKI)Sato SS Mock Neck キャロット
アンダーシャツ:ブレステックPPメッシュノースリーブ
アームスリーブ:スキンズ
手袋:サロモン
ズボン:ノースフェイス腹巻きパンツ(緑)
タイツ:スキンズA400ショート
アンダーパンツ:オンヨネブレステックPPメッシュ
カーフスリーブ:CEPウルトラライト
靴下:スマートウールPhDランコールドウェザー
靴:テクニカシュープリームマックス
リュック:ネイキッド(Naked)HC Running Vest(借り物)
雨具兼防寒具:ノースフェイスストライク上下、アウトドアリサーチ防水ミトン、モンベルジオライン腹巻き(薄手)

私は生まれも育ちも千葉県千葉市で、サッカーチームではジェフユナイテッド市原・千葉のファンです。
中でも特に、既に引退していますが、同じ1979年に生まれ、同じ千葉市出身の羽生直剛選手の大ファンです。
羽生直剛選手の一番の魅力は、無尽蔵のスタミナで縦横無尽にピッチを駆け回る姿にありました。
私自身もフットサルをたしなんでいますが、プレースタイルの理想は羽生直剛(強いてもう一人挙げるなら、パヴェル・ネドヴェド)です。
それなので今回は、羽生直剛選手のユニフォームで午前の部を走りました。
彼を象徴する背番号は22番、ちょうど2022年の千葉のレースにふさわしいと思っています。
そんな午前の部ですが、強風でサンバイザーが吹っ飛ばされました。
吹っ飛ばされたサンバイザーは、以前Fields主催の信州トリプルマスターズの副賞でもらったもので、とても気に入って使っています。
f:id:CHIKUSENDO:20220316002009j:plain
そのとき頭に巻いていたのも同じくトリプルマスターズの副賞でもらったバフです。
ただ、お気に入りとはいえ、つばのあるサンバイザーはまた風を受けて吹っ飛ばされかねません。
午後の部は予定を変更して、今回の参加賞のラグ(イノヴェイトのネックチューブ)を頭に巻いて走りました。
f:id:CHIKUSENDO:20220316002213j:plain
Fieldsの参加賞のデザインは私の好きなパターンや色使いのものが多く、どれも気に入ってヘビーユースしています。
来月のUTMF2022でも、確実に何かしらを身につけて走ります。

ところで、午後の部に借りて走ったNakedのHC Running Vestですが、私は好印象を持ちました。

◇販売サイト◇
https://wp.triathlon-lumina.com/i0000007/
◇レビュー記事◇
https://www.google.com/amp/s/trailrunner.jp/experience_report/naked-hc-running-vest%3famp

公式には容量3リットルということなのですが、私が容量6リットルのオスプレー・デューロ6に入れていた荷物を全て搭載することができ、若干の余裕すらありました。
サイズがとても細かく設定されているため、どんな体格の方でも、よくフィットして荷物が揺れるストレスなく走ることができます。
走り始めのうちは胸ポケットに入れた500mLのソフトフラスクの圧力を肋骨周辺に感じましたが、飲んだ分の水が減るにつれて快適になっていきました。
容量は、暖かい時期の50㎞くらいのレースまでなら余裕で対応できるかなという実感を持ちました。
お店の人の説明では70㎞くらいまでいけるのではないかとのことでしたが、装備をコンパクトにできるのであれば、それも確かに可能ではないかと思われます。
過剰装備系のトレイルランナーの私にとっては厳しいのですが。
私はかなり保守的(本来の意味で)な人間なので、これが気に入ったという装備を見直すことはほとんどありません。
気に入ったものはとことん使い続ける傾向があります。
午前の部のリュック、オスプレーのデューロ6は、使用し始めてからもう5年目になりますが、今回の花嫁街道のような10kmちょっとのレースから、FTR100Kといった100km級の距離まで、幅広いカテゴリーで使い続けています。
なので、新しいリュックを使う機会がとんとなかったのですが、今回は無料レンタルがあったので何の気なしにお試しすることにしました。
レース中のみという、限られた時間の中で、借り物の時間の中ではありますが、本物を試せたのはとてもよい経験でした。
これがまた、先にも書きましたが、とてもよい感じだったのが悩みどころです。
ショートレンジのトレランやロードのロングトレーニングなら、これで充分だと思います。
私自身が装備に迎えるかどうかはまだ判断がつけられませんが、とても使い勝手のよいレーシングベストだと思います。