竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

お腹いっぱいースカイライントレイル菅平2020予報

明日の13th SKYLINE TRAIL SUGADAIRAのスカイマラソン43kmの部に出場します。
台風後のトレイルの状況が心配ですが、こけずに完走できるよう精進したいと思います。
スカイライントレイル菅平には2016,2017はフルで、2019はハーフで参加していて、今年が4回目の出場となります。
2018年も菅平には来ていましたが、その時はレースには出ず(出られず)、応援に回りました。
関連記事
2016,2017
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2018/06/01/184759
2019
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2019/06/09/214654
2018応援
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2018/06/12/211427

菅平にはまだ21世紀になる前から縁があり*、慣れ親しんだ土地で好きなことをして楽しむことができるのは、幸せなことだなと思います。

https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2020/07/02/201937

今は前泊の宿・菅平ホテルで、夕食後に部屋で寝ころんでいます。
菅平ホテルの夕食は美味しくて、また盛りだくさんでした。
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馬刺が出るのは珍しいなと思いましたが、山の文化的には普通なのかもしれません。
むしろ海の魚の刺身の方が、山では不自然なのかも。
鍋は味噌鍋。
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写真ではキノコしか写ってませんが、この下から豚肉が何枚も出てきて、もうお腹いっぱい。
しばらくはゴロゴロしかできません。
明日は重い身体でレースに臨みます。

小さい秋ー金比羅尾根20200905

9月5日に武蔵五日市駅から金比羅尾根で日の出山に登り、つるつる温泉に下山するルートで走ってきました。
金比羅尾根と言えばハセツネのラストに待っている10km超の長い下りで有名だと思いますが、私はそれを逆走して登るのがけっこう好きで、ほぼ毎年走りに行ってます。
こんなにだらだらとした長い登りって、私の行動範囲にはなかなかないので、貴重なものだと思っています。

この日は登りはじめの金比羅山を巻く道が通行止めになっていましたが、神社を通る道は問題なく通れました。
金比羅尾根は植林帯を走るので、山道は基本的には木陰となっていて、暑い日でもけっこう涼しく過ごすことができます。
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また、風がよく吹き抜ける場所もあり、そうしたところは本当に気持ちがいいです。
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この鞍部は風の通り道になっていて、気持ちがいいことこの上ありません。
追い込んだトレーニングでない限りは、必ずここで足を止めて休むことにしています。
こんなことを去年も書いていた憶えがあります。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2019/08/19/191527
年々木が成長しているのも気になります。
私の記事自体はマンネリというか進歩がないというかなのですが、まあ、好きだからしかたがないのです。

この尾根道は大体が植林帯ですが、所々雑木林のような場所も通ります。
そういう所にはこんな落とし物があります。
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落ちてしまったいが栗に、小さい秋を感じます。
金比羅尾根は熊の目撃情報が多いのですが、多分こんなものを食べて生活しているのでしょうね。
栗の木の辺りでは、熊の気配に注意を払う方がいいと思います。
この日は熊の気配はなかったものの、立派なヤマカガシに出くわしてしまい、大分肝を冷やしました。
山で蛇に会うのって、どうも心臓に悪くてかないません。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/11/03/114047

この日の最高到達点は日の出山でした。
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来し方を振り返れば山が青々と。
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そしてこの日はつるつる温泉に下山しました。
つるつる温泉方面に下ったのは通算で3回目くらいだと思いますが、この日はけっこうキツい下りに感じました。
実際、3km強で500m以上は下るので、斜度はキツいといえばキツいのです。
ただそれ以上にキツく感じさせたのは、この日初めて履いた新しいトレランシューズでした。
右足親指への当たりが若干強く、鈍い痛みを感じ続けながらの下山になりました。
この靴は下りの緩やかな短いコースを走る専用にしようと心に決めた小さい秋でした。
やっとこつるつる温泉にフィニッシュして、湯上がりはビール。
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至福です。
やっぱり金比羅尾根はいいなぁ…。
来月の菅平にもエントリーしたことなので、明日も走りに行っちゃおうかな。

地蔵じゃないぞー小仏城山20200815

アジア太平洋戦争が終わって75年が経った2020年8月15日は、久しぶりに高尾山周辺に走りに行きました。
この辺りは2018年の春に来て以来となります。
そのときは友人Bさんと北高尾山稜から堂所山を回り込んで小仏城山まで行き、そこから南高尾山稜を走って高尾山口に下山しました。
今回もBさんと一緒ですが、コースは大幅に短く、高尾山口から稲荷山コースで高尾山頂を経由し、小仏城山までのピストンをしてきました。

この日もこの夏のスタンダードな暑さとなり、高尾山のある八王子市の最高気温は36.8℃まで上がったようです。
私たちが走り終えたのは11時半ぐらいでしたが、その頃でも34℃を超えていたそうで、汗で全身ずぶ濡れになりました。
ちょっと度を越した汗かきな私の場合、靴までびしょびしょになります。
でも、これも快晴だったから。
久しぶりに晴れた山に行くことができて、本当に気持ちよかったです。
高尾山頂からはうっすら富士山が。
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本当にうっすらなので見えるかどうか…。

高尾山頂から小仏城山までの道のりはこれまで通ったことがなく、今回が初めてでした。
これが結構な階段地獄で、なかなかハードに感じました。
ただこれも、最近山に入る機会が減っていて、垂直方向の刺激に慣れていないことから来る感覚なのかもしれません。
例年だったらどうだったんだろうとは思うものの、この日は暑さもあってキツさを感じました。
そんなこんなでやっとたどり着いた小仏城山では、おなじみの天狗にご挨拶。
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ん?
なんか、違和感を覚えます。
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ていうか、赤いよだれかけしてますよね。
よだれかけは地蔵菩薩の専売特許というのは、神仏界の一般常識だと思いますが、ていうか、あなた天狗でしょ。
お地蔵さんじゃないでしょ…。
ちなみに、Bさんが2月頃にナイトランした時には、まだよだれかけはしていなかったとのことです。
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写真もご提供いただきましたが、この頃は立派にただの天狗です。
高尾山の昔話といえば天狗伝説というくらい、高尾山は天狗の山なのですが、なにゆえ地蔵に寄せたのでしょうか。
雑な言い方ですが、これも時代の流れなのでしょうか。
ちょっと理解に苦しみますが、これを機にあれこれ考察するのもまた一興かもしれません。
いつの日か『地蔵化する天狗ー高尾山の天狗から紐解く山岳信仰表象文化論』なる本が出版されたら、著者は恐らく私です。
はからずもライフワークができたかも。