竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

2度目の出番ークロスカントリーinSayama2018余録

クロスカントリー in Sayama2018の着衣・装備の記録です。

帽子:バフキャップ
シャツ:バイロジップネック長袖
インナーシャツ:オンヨネブレステックPPメッシュノースリーブ
手袋:アウトドアデザインズ
ズボン:アシックス
インナータイツ:ゼロフィット
カーフスリーブ:R×L
靴下:swiftwick
靴:アシックスターサージー
荷物置き場:ヘリテイジストックシェルター
ヘリテイジULトレイルポール

当日は最高気温10℃と肌寒かったので防寒を意識していましたが、走り出したら暑く感じてしまい、対策が裏目に出ました。
胸元のジッパーはほぼ全開にして、手袋は途中で外しました。
風が弱かったのも寒さを感じなかった理由かもしれませんが、このくらいの気温なら半袖にアームカバー、手袋なし、くらいがちょうどよいのかも知れません。

荷物置き場を持参したのは、この大会の特殊事情によるものです。
クロスカントリー in Sayamaには、貴重品預かりはあるものの、普通の荷物預かりがありません。
選手はそこら中でシートを敷いたりテントを建てたりしながら、思い思いに荷物の管理をしています。
それならばと、ヘリテイジのストックシェルターの出番となりました。
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一緒に参加した友人Bさんの分も含めて、二人分の荷物を見守ってくれました。

ストックシェルターを初めて知ったのは、トレランを始めてすぐの頃、恐らくは2012年のトランスジャパンアルプスレースのTV番組だと思います。
この手の道具に目がない私は、一も二もなく購入したような記憶があります。
しかし、当時も今も山中で露営するような山行をしていない私は、せっかくのストックシェルターを活かすことができずにいました。
使用したのは購入して数年が経ってから、しかも一度きり、それも山ではなく、夏の千葉の浜辺でした。
必要なときにはもちろん山行に携行するものの、非常用としてリュックの底に眠っていることがほとんどでした。
それはそれで正しい使い方の一つですが、建ち上がった姿を見ることはほとんどありませんでした。
そんな不遇をかこっていたストックシェルターでしたが、今回は稲荷山公園で荷物置き場として、2年ぶり2度目の出番です。
半ば建て方を忘れていたため、作業時間がかなりかかってしまいました。
それに私が出ることはないとは思いますが、TJARの選考会だったら確実にアウトでしょう。
ともあれ、3度目の出番の際には手際よく建てたいものですが、その出番はいつになることやら。

ゼロに戻るまでの6,000mークロスカントリー in Sayama 2018レポート

2018年12月9日に開催されたクロスカントリー in Sayama 2018に出場しました。
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今年は4月の骨折の影響でトレイルランニングをしていませんが、ロードはちょこちょこ走っていました。
そして、10月の終わりに業界健保のロードレースに出場してレース復帰を果たして以後、ロードの大会を中心に計画を立てています。
その流れとは別に、このクロスカントリー in Sayamaへのエントリーは早々に決めていました。
この大会への参加は2度目で、前回は2015年大会でした。
地元や近隣の小中高生がたくさん参加していて、地元の大運動会のようなアットホームな雰囲気で、とても感じのよい大会でした。
今回も同様の雰囲気で、こればかりは変わってほしくないなと思います。

私の個人的な事情では、骨折以来トレイルランニングから遠ざかっていて、アップダウンのある不整地を走るのは久しぶりです。
トレランとクロカンは似て非なるものですが、不整地を走る感覚を取り戻して、トレランを再開するための足がかりになればよいなという思いがありました。
とはいえ、クロカンはクロカンであって、トレランのためのクロカンではないのです。
クロカン独特の楽しさを、気負わずに、無事に楽しめればよいかなという気持ちで臨みました。

レースは稲荷山公園に特設された1周2,000mの芝生コースを周回します。
この大会は年齢と性別でカテゴリー分けされ、それぞれの周回数が決められています。
私の一般男子のカテゴリーは3周6,000mですが、これが一般女子だと2周4,000mとなります。
出場する距離を自由に選ぶことはできません。
コースは、大まかに言えば、前半が下りで後半が登りです。
路面はほぼ芝生ですが、時折木立の中に入ることもあり、周回の最後はロードも走ります。
芝生内は曲がり角が多く、コーナーワークもそれなりに楽しむことができます。
走っていて気持ちのよいコースでした。

レースとしては、ペースが似たランナーと5,000m以上抜きつ抜かれつを繰り返す展開となり、なかなかハードなものとなりました。
でも、他人との競り合いの中でも、自分自身の体の声というのはよく伝わってきていました。
総じてスピードは抑えていましたが、最後までスパートの力を上手く溜めておくことができ、上出来だったと思います。
ゴール後は相手を祝福したい気持ちになりました。
実際祝福はしませんでしたが、ナイスファイトという気持ちは伝えたかったなと、今も思います。
26分14秒のフィニッシュタイムは、前回よりも1分25秒遅かったものの、久しぶりのオフロードレースを堪能できて満足でした。

この日は体調も良かったのだと思いますが、とても気持ちよく走れました。
特に気持ちよかったのは、足裏から伝わってくるオフロードの感触です。
クロカンなので登りも走りっぱなしですが、スピードは緩むため、長く感触を楽しむことができました。
また、オフロード特有の疾走感もたまりません。
最初の芝生の下りはおっかなびっくりといった様子がありましたが、2周目以降はスピードを維持しながら走る感覚が戻ってきていました。
6,000mなんて初めのうちは長く感じていましたが、この感覚が戻ってからは短く感じました。
トレランとは走り方が違うのでなんとも言えませんが、このオフロードの感触と疾走感を感じることができたのはこの日の最大の収穫だったと思います。
オフロードのランニングはやはり楽しいのです。
自分自身に、以前の感覚が戻ってきたことを感じています。
トレランの再開が一歩目だとすれば、その一歩を踏み出す前のゼロの地点まで戻ってこれたのではないかと思います。
あとは一歩踏み出すだけかな。

鏑木サンタのクリスマスイブーTOKYO八峰マウンテントレイル2018予報

TOKYO八峰マウンテントレイル2018はクリスマスイブ、12月24日に開催される予定です。
私は2015年と2016年に出場しましたが、今年は怪我の影響でエントリーしていません。
この記事の最後に、2016年大会に参加した際の記事をまとめておきます。

このレースは鏑木毅さんのプロデュースです。
私がいつも苦しんでいるのが、大垂水峠以後の南高尾山稜です。
標高は高くないものの、地味なアップダウンの繰り返しで体力を少しずつ奪われていきます。
特に第3エイドを過ぎてからの最終盤には、ひとつひとつのアップダウンの差が大きくなるので、なけなしの体力を振り絞るしかなくなります。
また、疲れで集中力が切れやすくなるので、私にとっては無事に帰るための正念場となるエリアでした。
集中力維持には血糖値アップが手っ取り早いので、補給食にはある程度の余裕を持たせて持ってゆくことが必要でした。
この最終盤の苦しみが、鏑木サンタがクリスマスイブに用意してくれるプレゼントなのかもしれません。
選手、スタッフ、応援の皆様、楽しい苦しいクリスマスイブになるよう祈っています。
そして鏑木サンタも。
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後ろから同じコースを走って来る鏑木さんに追い抜かれるのも、この大会の楽しみのひとつです。
私にとってはこれもクリスマスプレゼントでした。
ともあれ、皆様ご無事で。

2016予報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/22/225509

2016速報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/23/193313

2016レポート1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/27/003327

2016レポート2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/27/182028

2016レポート3
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/28/223830

2016余録
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/29/005608