竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

春はあけぼのー花嫁街道トレイルラン2022レポート1

2022年2月27日に開催された南房総花嫁街道トレイルラン2022の参加レポート第1段です。
花嫁街道トレイルランは、午前の部と午後の部の2つのレースに分かれていますが、私はどちらにも出走するダブルエントリーをしていました。
午前の部は8:00スタート。
東京の北の辺境に住んでいる私は前泊しないと間に合わないため、開催地・和田町に一泊しました。
宿はキャンプ場のゲストハウスで、そこではからずも焚き火を囲んで歌うことになったのは先にも書きました。
https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2022/02/26/142214
レース前夜になにやってんだかなのですが、楽しかったのでよしとします。
それはさておき、この宿「UMIKAZE」は畑の中の小さな丘の上にあり、庭先から太平洋を見渡せます。
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千葉県の太平洋岸は東海岸のため、朝日を拝むことができます。
あけぼのというよりは少し遅い時間かもしれず、日の出にも間に合いませんでしたが、太陽を浴びて少ししゃっきりした身体で会場に向かいました。
徒歩10分ほどの道すがら。
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梅は咲いたか、桜はまだかいな。
南房総はもう春です。

スタート・フィニッシュ会場の花夢花夢広場には、ゲートとスタートグリッドが整えられていました。
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選手はディスタンス確保のため、黄色いコーンの脇に整列するように設計されています。
表彰台兼ステージも準備万端。
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私がここに乗ることはないのですが、なぜかテンションが高まってきます。
奥に鯨のしっぽのオブジェが見えます。
捕鯨の町らしさが現れています。
そういえばここ南房総市和田町は、千葉県における花卉栽培の発祥地でもあります。
この花夢花夢広場はそれを記念する広場でもあり、季節の花が色とりどり咲き誇っています。
その中には千葉県の花、菜の花も。
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私は見るのも食べるのも大好きです。
今はもう春、今年も菜の花を食べまくりたいと思います。

開会式では、レースのコースになっている登山道を整備している「和田浦歩こう会」の会長さんの挨拶がありました。
会長の登壇の際、司会の方から「御歳93歳」という紹介がありましたが、当の会長ご本人は「歳の話はやめてと言ったのに」と言っていて、なんだかなあと思っていたら、その後を受けたFieldsの会長が「92歳」とまた年齢の話を蒸し返したうえに数字が異なるという、なんともまあな展開になったのは春の珍事としか言い様がありませんが、落語とかよく練られたコントとかを見ているようで面白かったです。
この日は気温は高かったものの風が強く、和田町地区のお隣の鴨川市では最大で風速9.2mを記録していたそうですが、現地ではもっと強く感じていました。
救護スタッフからは、高温とはいえ強風下では低体温症リスクがあるとの説明がありました。
ちなみにこの日の最高気温は15.6℃(15時)で、午前の部スタート時刻の8:00でも既に12℃まで上がっていたそうです。
強風と暑さが課題となりそうでした。
開会式終了後にスタートグリッドに整列します。
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横の一列10人で1つのパックとなって、30秒ごとにウェーブスタートしていきます。
私は午前の部は6,7番目のパックだったと思います。
表彰対象になるようなランナーではないので、いつものように何の気なしに並んでふわりとスタートしました。
14kmの山旅(×2ですが)の始まりです。