竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主でしたが、2018年4月以降、骨折治療のためトレランは控えています。藤沢周平が好きです。

それで済むのならー信州戸隠トレイルラン2017レポート2

信州戸隠トレイルラン2017のレポート第2段です。
瑪瑙山の登りを終え、飯縄山に向かいます。

瑪瑙山を過ぎると、飯縄山の登山口に向かって下ります。
怪無山の小さな登り返しはあり、また少し急ではあるものの走りやすい下りです。
この日は水蒸気で若干モヤってはいるものの、快晴で視界がよく、それも気持ちがよかったです。
若干右膝に痛みのような強い違和感のようなものを覚えたため、スピードを緩めて着地の衝撃を和らげます。

下り切って飯縄山に向かう森の中もまた気持ちよいトレイルです。
ここは信越五岳と同じコースを使う場所で、ポイントには信越五岳で使う看板が設置されていました。
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準備播但線、じゃない準備万端。
信越五岳と信州戸隠はコースが重なる場所が多く、この戸隠エリアでは、両レースの関係者が一緒に整備作業をしていたとのことです。
関係者といえば、もちろんあの方も。

この、瑪瑙山を下山してから飯縄山に向かうトラバースは、美しい森の中を川に沿って走る幻想的なトレイルです。
森が深くあまり日が射さないところのようですが、
たまに射す場所に来ると、別の幻想的な景色となります。
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よく晴れた日の木漏れ日は力強いです。

飯縄山の登山道は古い鳥居から始まりますが、最初は森の中を登ります。
結構な急斜面です。
やがて森を抜けても、しばらくは登りが続きます。
森の中は涼しいのですが、森を抜けた後は直射日光にさらされて、暑さというよりは熱さを感じます。
少しもうろうとしかけながら一歩一歩進みますが、この日のレースではここが一番きつかったかもしれません。
なんとかレース最高点である南登山道分岐まで登りきると、そこになんとあの方が。
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石川弘樹さんがスタッフとして仕事をされていました。
前日の説明会で石川さんがサプライズスタッフとしてどこかで待ってる、という話はアナウンスされていました。
そこで言っちゃったらサプライズじゃないでしょ、という脳内突っ込みを入れていた方は多いと思いますが、それを聞いたとき会場は盛り上がっていましたし、私も楽しみにしていました。
石川さんはここが17kmほどの地点であること、南登山道はハイカーが多いのですれ違いや追い抜きに注意することと、先にある歩行区間について案内していました。
自分主催のレースでなくとも、同じトレイルを共有する仲間に力を貸している姿に敬意を覚えます。
信越五岳も無事に成功するよう祈っています。

石川さんのいる南登山道分岐からは、長い下りに入ります。
下り始めたのは9:45頃、スタートから2時間45分が経過していました。
私は2015年大会で、周囲がドン引きするほどの大転倒をこの飯縄山南登山道で決めましたが、今回は最上部で軽い尻餅をつくにとどまりました。
まだ森にはいる手前の笹原の中の道で、乾きかけた泥にうっすら覆われている岩で何度となく滑り、ついに1度、派手に滑って尻餅をつきました。
この日履いていたインフェルノはラグが浅くなりつつあり、こうした岩への噛み付きが弱くなっていたのです。
前日の説明会でぬかるみが多いと聞いたときに、インフェルノで大丈夫か不安がよぎったので、アディダスブースのレンタルシューズを試したりもしました。
しかし、アキレス腱への当りの柔らかさやクッション性への信頼など、総合的に判断してインフェルノで出走しました。
少しグリップへの不安が残りますが、岩で滑るのはしかたないと割りきります。
尻餅だけで済むのなら、それで御の字です。
2015年大会では、文字にすれば前方1回転半捻り右側面落下みたいな、アクロバティックな大転倒を決めてました。
今回はこの尻餅1回です。
それで済むのならそれでよいのです。

南登山道は、下り坂としては急ではあるものの、スピードにも乗れる絶妙な斜度の山道です。
ハイカーがいるときは歩きますが、無理をせず、山の斜度に身を任せて下ることができました。
ただ、若干スピードを緩めすぎて前腿に負担がかかっていたようで、後々に響きました。

飯縄山を下り切った後、林道やロードを2〜3km経てから戸隠古道に入ります。
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この戸隠古道は、善光寺と戸隠奥社をつなぐ山道で、かつての参詣の道です。
現在の車道は、この古道に並行するようにつけられています。
レースはここから、この古道に沿って走ることになります。

第1エイドは戸隠神社の一の鳥居に設けられていました。
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エイドの手前にいくつか常設の立派なトイレがあるため、そちらを利用してから、4時間8分で到着しました。
ここの関門時間はスタートから5時間なので、余裕はあります。
目標は4時間だったため多少遅れましたが、ここは25km地点が近いので、ほぼ半分まで来ることができました。
給水、ゴミ捨て、コーラにバナナ、マッサージ…。
やることをやった後、椅子に座ってしばしボケーっとします。
そばの救護テントには、体調不良でリタイアした選手が寝ています。
やはり熱中症なのでしょうか。
元気になっていてほしいものです。

第1エイドには10分ほど滞在して出発しました。
時刻は11時を過ぎてどんどん気温が上がる中、戸隠古道をひた進みます。