竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

左足をだまし通すまでの50kmー信州戸隠トレイルラン2017レポート1

第9回信州戸隠トレイルランレースの50kmの部に参加しました。
前回参加した2015年は友人AさんとBさんの3人で参加したのですが、今回は私1人の参加です。
2015年までは45kmだったのですが、2016年から5km延びました。
距離が延びたにもかかわらず、制限時間の10時間は変わらないので、レースの難易度は増しているといわざるを得ないでしょう。
ちなみに、2015年は7時間31分台でフィニッシュしており、私にとっては快走できた好記録のレースでした。
今回は、治りかけてはいるものの、左アキレス腱周囲炎を抱えていて、ほとんどトレーニングができませんでした。
8月の月間走行距離は5km、ほとんどぶっつけ本番で臨みました。
今週末に権現岳~赤岳縦走を控えていることもあり、治りかけの故障を悪化させることだけは避けなくてはなりません。
とはいえ、トリプルマスターズもかかっているので、完走だけは果たしたい。
そのため、いかに左足に負荷をかけずにだましだまし進みながら、上手に行程をコントロールすることがミッションとなりました。

スタートは戸隠五社のひとつ、戸隠中社の鳥居前です。
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これは距離が延びてからのスタート地点で、門前町である戸隠という土地柄に合っているのではないかと思いました。
7:00にスタート、でもって当然直後は石段登りです。
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いきなり辛いですが、その先も辛いのだから結局同じです。

中社を飛び出してからはペンション街を走りながらゆっくり高度を上げ、フィニッシュ会場である戸隠スキー場に到着します。
スキー場からは、いったん森の中のトレイルに入り、ここから越水ゲレンデを登って瑪瑙山に向かいます。
途中で気になった名前を知らない花。
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私は花鳥風月が大好きなのですが、個別の名前を知る努力を怠りがちな人間です。
この花はちょうど季節なのか、いっぱい咲いていました。

ゲレンデからは急な登りが続きます。
瑪瑙山間近で振り向けば、戸隠連峰高妻山が。
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よく晴れた日で、スタート直後なのにもうかなり暑くなっていましたが、まるで見送られるかのような気分です。
気をつけて行っておいで!
言われなくても気をつけてるよ!
この時点で8:22、最初の大きなピークを迎えながら、残りの道のりに思いを馳せます。
8kmくらいまでは来ることができました。
今のところ、左足には違和感以上のものは出てきていません。
まあ、とりあえず行けるところまで行こう。
焦らずに先に進みます。