竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

2014年冬の大雪とレースの記憶

2018年1月22日は大雪で、東京都心でも20cmを超える積雪が記録されました。
この大雪で思い出したのが、2014年の冬シーズンです。
記録では、2014年は2月に2週続けて記録的な大雪が降りました。
今回の報道でも、4年ぶりの大雪警報だとか積雪量比較だとか、2014年を引き合いに出す例が見られます。
2014年冬シーズン、私は2月と3月で計5大会にエントリーしていましたが、その大雪がらみで4レースが中止となりました。
まずは、2月9日の赤羽ハーフマラソンがその前日の大雪で、翌週2月16日のおんじゅくオーシャントレイルも同様に、2週続けて降った大雪のために開催できなくなりました。
これらは直前の降雪で中止になりましたが、積雪の影響で開催が取り止めになる大会もありました。
2月23日に予定されていた高尾山天狗トレイル、3月9日の房総丘陵トレイルランは、積雪のためにコースが使えない状態となったため、中止となりました。
特に房総丘陵トレイルランが受けた影響は大きく、翌年から別の地域で開催されることになりました。
元々は清澄山周辺の東大演習林を走るコースでしたが、その演習林が大雪で荒れてしまったそうなのです。
現在は、最近チバニアンでお馴染みの養老渓谷周辺に会場を移し、名前も房総丘陵養老渓谷トレイルと変わっています。
ちなみに、現在の赤羽ハーフ、オーシャントレイル、天狗トレイルは、2014年当時と開催時期が異なります。
それぞれ変更の理由は異なりますが、一つのレースを形を変えずに続けることの難しさを感じます。
かといって、変えないことが良いというわけではありませんが、どんなことでも当初の計画通りに続けることはできないのかもしれません。
そういう時は、計画から離れて物事を考えなくてはならないのかもしれません。

計画といえば、元々このシーズンは3月下旬の板橋Cityマラソンに照準を合わせて走っていたため、上記の4レースは練習の一環としての意味合いが強いものでした。
それが全て中止になってしまったのです。
計画が狂うというレベルを越えて、根こそぎ失いました。
でも、自然現象が相手では、人間は状況を受け止めることしかできません。
その板橋Cityマラソンは私のフルマラソンのワーストタイムで終わりましたが、それはレース中止のせいだけではないことはわかっています。
計画通りにいかないことがたくさんある、とブルーハーツも歌っていますが、そのたくさんを越えた先で何があるか、それは計画になかったものであるだけに楽しみでもあります。

2014年に中止になった4レースのうち、先週末開催の赤羽ハーフにはエントリーしませんでしたが、高尾山天狗トレイル2018はある程度無事に完走することができました。
おんじゅくオーシャントレイル2018にはエントリー済みで、房総丘陵養老渓谷トレイルランにもエントリーの予定です。
オーシャントレイルと房総丘陵は、出場できれば初出場となります。
2014年には参加賞だけが送られてきました。
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たとえ計画通りにいかなくても、律儀に送ってきてくれることが嬉しかった記憶があります。
でも今年は、無事に会場で受けとることができますように。