竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

Wintermission2017‐2ー先生と山2017冬2

Intermissionとなってしまった板橋Cityマラソンをはさんで春分の日を過ぎてしまいましたが、今年のwintermissionの報告がまだ終わってませんでした。

2月12日に北八ヶ岳縞枯山茶臼山に雪山ハイキングに行って来ました。
前日飯盛山ハイキングをした後に、山仲間である先生の山荘に一泊させてもらいました。
この日は快晴、朝の甲斐駒ヶ岳
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甲斐駒ヶ岳を見ていつも思うのは、甲斐駒△という使い古された表現です。
本当にかっこいい山です。

先生の山荘から車でピラタス蓼科リゾートまで移動して、北八ヶ岳ロープウェイを使って坪庭に登り、いざ出発です。
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この高さまで自力で登らなくてよいのは楽チンですが、修行にはならないので、いつか麓から登ってみてみたいと密かに思っています。
最初の目標は縞枯山
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見ての通りの晴天で、かつ気温が低めで雪が融けていなくて、非常に歩きやすい1日でした。
縞枯山山頂から展望台に向かう稜線から。
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ちょうど縞枯現象が起きている場所なので、視界が開けています。
縞枯山の展望台からは、次の目標・茶臼山
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南八ヶ岳南アルプスもよく見えています。
信国境方面はこんな感じ。
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雲がありますが、浅間山四阿山などが見えているのだと思います。
移動した先の茶臼山展望台からは、迫力のある南八ヶ岳が。
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海老の尻尾が壮絶な形をしています。
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北方面はおだやかに見えます。
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この日はさほど風が強くなく、この場所で昼食を含めてゆっくり過ごしました。

帰路は雪原。
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森の中へ。
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振り向けば天狗岳
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2016年の7月に、やはり先生と一緒に登った山なのですが、まるで違う山のように見えます。
再び雪原へ。
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終盤、坪庭に近い展望台からの一コマ。
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霧ヶ峰、美ヶ原方面がよく見えています。
今年もあそこに走りに行ければいいのですが。

坪庭に帰りついたのは14時55分頃、10時少し前に行動を開始したので、5時間ほどの雪山ハイキングでした。
来し方を振り向けば、縞枯山が白く浮かび上がっています。
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逆に正面の北横岳は、青く沈んでいました。
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雲の輝きが映えます。
白と青だけの世界もまた様々であるようです。

2017-2018シーズンもまた、wintermissionとして白と青だけの世界に行ければよいなと思います。

そういえばintermissionー板橋Cityマラソン2017DNF記4

なにか大切なことを忘れていると思ったら、シャーベット問題の検証結果の報告を忘れてました。
故障のためintermissionとなってしまった板橋Cityマラソン2017ですが、ひとつだけmissionと言えるものがありました。
それは、DNFランナーもシャーベットをもらえるのかという問題の検証でした。
この大会の名物のシャーベット、よくも悪くもなのですが、前回からはフィニッシュ後に配布されるようになりました。
スタート前に確認しましたが、配布所はゲートからの導線上にあるため、ゲートをくぐったランナー以外は入れないのです。
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嵐の前の静けさ。
DNFだけどシャーベットはもらえるのか?
このmission、possibleなのかimpossibleなのか、果たして。

というわけで、どうにかしてシャーベットステーションにたどり着きたいのですが、フィニッシュゲートの先のランナーエリアに入るにもゲートがあります。
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一応規制はされているので、潜り込むような入り方はしたくないなあと思っていました。
しかし、5kmのレースのボリュームゾーンがフィニッシュする時間帯だったためか、相談できるような係員が近くにいません。
みんなランナーのチップ回収に忙しいようです。
やっちまうか。
ちょうど今、森高千里の「やっちまいな」がTVから流れてきてます(TBSチャンネル2017年3月25日20時52分現在)。
時系列はおかしいですが、やっちまいました。
規制ポールを乗り越え、外したゼッケンを手にシャーベットステーションにたどり着きました。
リタイアしたけどいいですか?と声をかける前から、4種類あるから好きなの1つ持ってって!
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じゃあ遠慮なく!
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沖縄産パイナップルと、ホットドリンクステーションでもらった紅茶。
一息いれます。
この日何回一息入れてるかわかりませんが、乾いた芝生に座り込んで食べるシャーベットなんて、いつ以来なんだろう?
もらったシャーベットってのがポイントです。
食べ物を自分で買うのが当たり前になると、人からもらっただけでなんでもごちそうのように感じてしまうのは、私だけでしょうか。
もらうのが当たり前だった頃は、そんなこと考えたこともなかったと思いますが。

ごちそうタイムが終わると、ここからは買い食いタイムです。
まずはコーヒータイム。
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タニタカフェにて、高機能コーヒーとゴボウケーキのセットで一息入れました。
ここで、応援に来ていた同僚と合流するため、板橋区内の有志の町内会の出店が並ぶエリアに移動しました。
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はっきり言って、この町内会エリアだけ目当てに来てもいいくらい、安くておいしい食べ物が充実しています。
今回はおでん、餃子、ラーメンをいただきました。
合わせて1,000円でお釣りが来ます。
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海苔に完走とありますが、しとらんやんけ、という突っ込みもありそうですね。
舟渡ラーメン、おいしいです。

こんなintermissionを経て、フィニッシュ手前まで同僚の応援に出かけました。
コース脇に立って目の前のランナーに声援を送るうちに、やはり42.195kmを走れなかった心残りがチラと湧いてきました。
最後のフルマラソンは2015年の板橋Cityマラソンでした。
もう丸2年、遠ざかっているわけです。
いくら山が好きだからといってもです。
走るだけのロードレースも好きなんだから、やれるときはやったほうがいいのです。
来期の課題です。
そうこうしているうちに同僚は、2年連続ネットでサブフォーでフィニッシュしました。
私も地道にやらないと行けないのかもしれません。
人生intermissionとか言ってる場合じゃないな…。

歩い…走って帰ろうー板橋Cityマラソン2017DNF記3

左膝の故障を悪化させないために、6.6kmの第2エイドで板橋Cityマラソン2017をDNFしました。
手元の時計でスタートから1時間7分台だったと思います。
競技役員のおじさんに申告し、前のゼッケンだけ外してフィニッシュ会場方向にきびすを返しました。
そうすると、想像できてたこととはいえ、相当強い向かい風が吹いてるではありませんか。
気温は高いのに肌寒く感じるような強さの風です。
DNFも気楽なものではありませんでした。

ここからは堤防に登って対向のランナーを避けようと思っていたのですが、かなり人数が通過していたのでその必要はありませんでした。
走路はこんな感じ。
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鹿浜橋と岩淵水門の間ですが、もう数えるほどしか残っていません。
そして大会車輌が。
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横に大きく収容、と書いてありました。
お世話にはならず岩淵水門に戻ります。
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ちゃんと走れば37kmなんです。
この登りは辛いですよね。

少し走って新荒川大橋の看板を過ぎると、38.6km関門が現れました。f:id:CHIKUSENDO:20170325162724j:plain
橋の看板は充実してましたが、戸田橋のところにあったかがわかりませんでした。
会場に近いから距離表示という意味では不要ですが、ないのならば寂しいです。
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38.6km関門では役員が二人いてチップを外してくれようとしましたが、元気だったので自分で外しました。
体調悪かったの?なんて気遣ってくれてありがたかったです。
膝に問題があるけど自力で行けま~す、なんて言いながら出発しました。
新荒川大橋の下には国際興業がスタンバイです。
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あとで活躍するのでしょう。

新荒川大橋京浜東北線鉄橋を抜けてすぐに、堤防に登る道が現れます。
サブカテゴリーの5kmレースが10時30分のスタートで、このまま行くとレースの中に突っ込みそうな時間帯でした。
堤防の上の道に登り、レースランナーを出迎えるような方向で走ります。
走る人たちを見下ろして、のんびり写真を撮ってました。
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写真中央、小さいのですが、インラインスケーターが先導をしているのが見えるでしょうか。
自転車や原付よりも幅の確保が柔軟にできるので、なかなかよいアイディアだと思います。
ヘルメット作業着軍団は、仕事なのかなと思ってましたが、
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後で更衣室で鉢合わせました。
参加者?

5kmレースをのんびり見物しながら走っていると、とうとうフィニッシュが見えてきました。
戸田橋は上から通れなかったので、一旦コースに降ります。
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コースは5kmのレース中なので、すぐにドロップアウトしました。
チップを外したとはいえ、他の競技時間中にフィニッシュゲートを潜るわけにはいかないと思い、走路外からフィニッシュを目指します。
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おかえりなさいって、早すぎてお恥ずかしい。
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先導のインラインスケーター達です。
お役目お疲れ様です。
かっこよかったですよ!
そして、栄光ではないけど、
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フィニッシュしました。
フルマラソンに出て2時間以内にフィニッシュに戻ってくる、人類の夢サブツーも達成です。
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1時間53分43秒!
まあ、30km弱短いですが…。
でも、走って帰ってこれて本当によかったと思います。
最近の不調で諦めなければならないことが多かったのですが、これくらいなら行けるなという感触はつかめました。
これからすぐに青梅高水や奥三河パワートレイルが控えています。
でも、後のことはまた考えればいいでしょう。
できることをできるように。