竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主でしたが、2018年4月以降、骨折治療のためトレランは控えています。藤沢周平が好きです。

イチハラニア讃歌ー房総丘陵・養老渓谷トレイル2018予報

2018年3月11日に開催される第10回房総丘陵養老渓谷トレイル2018に参加します。
私は2014年の房総丘陵トレイルにエントリーしていましたが、当時コースの一部だった東大演習林が大雪で使用不可能になって中止となりました。
以降、開催地を鴨川市から市原市に移して、養老渓谷という景勝地の周辺の山を走る大会に変更されました。

会場のある上総大久保駅には、JR内房線五井駅から小湊鉄道に乗って1時間ちょっとで到着します。
単純に往復するよりも1日乗車券を買った方がお得らしいので、私はそうしようと思っています。

懸案の靴は、スポルティバのアカシャにしようと思っています。
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このアカシャはけっこう前に入手していたものの、なかなかレースで履く機会がありませんでした。
私の中ではテクニカのインフェルノと競合していたのですが、昨年故障続きで足に不安が多々あったため新しい靴を試す勇気がなく、愛用していたインフェルノをそぞろに選んでいました。
そのために遅くはなりましたが、インフェルノ勇退した今、満を持してのレースデビューです。
雨が続いたのでミュータントの出番かなとも思いましたが、以前遊びでアカシャを履いたときは乾いた山道だったので、今回は雨で弛んだ路面でどんな感じなのかを掴みたいと思います。

レース会場のある市原市は、チーバくんで言えば胸の辺りに広大な市域を拡げています。
その北隣の千葉市で生まれ育った私には、幼少の頃から馴染み深い土地です。
全国的には、ジェフユナイテッド市原・千葉という現在J2のサッカーチームのホームタウンとして、名前が知られているかもしれません。
私は昔からジェフのファンでした。
かつてのホームスタジアムであった市原臨海競技場には家族で観戦にも行きました。
市原臨海は陸上競技場ですが、バックストレートの半分くらいまで立ち見客を入れてくれて、文字通りのピッチレベルから観戦できました。
タッチラインを割ったボールが数十センチ先に転がっているような臨場感のあふれるスタジアムでした。
昔は市原だけがホームタウンだったので、ジェフ市原と呼ばれていました。
確かイビチャ・オシム監督の時代だったと思いますが、広域化で千葉市もホームタウンとなり、その少し後にホームスタジアムも千葉市フクダ電子アリーナに移転しました。
略称はジェフ千葉となりましたが、私には昔のジェフ市原のほうがしっくり来ます。
いまだに脳内ではジェフ市原と呼んでいて、口に出すときは単に「ジェフ」と呼ぶようになりました。
千葉市出身の私なので、積極的にジェフ千葉と呼んでもよいはずなのですが、そこは変にこだわりのあるところで、変えられないのです。
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ユニフォームには市原・千葉と併記はされているのですが。
私の記憶が確かなら、Jリーグ開幕の頃に他の市町村がホームタウンを引き受けなかったところ、市原が受け入れてくれたという話があったように思います。
市原がジェフを受け入れてなければ、私をはじめとするジェフファンは、ジェフというチームに出会うことができなかったのです。
チームを生み育ててくれた土地への敬意の表れとして、ジェフ千葉と呼ぶことを私はためらうのです。
せめてジェフ市原・千葉かなとも思いますが、長いのでやっぱりジェフとしか呼びたくない、私は偏屈なジェフファンです。
私は私の好きなものを育ててくれたことへの感謝と敬意を市原に感じています。
ごく狭い意味では故郷ではなくとも、愛着のある土地であることには間違いありません。
また、間接的に市原に育まれた人間として、市原に敬意を表す機会をできるだけ多く作りたいのです。

似たようなことでもっと規模の大きな話になってしまったのは、地質年代チバニアン」の件です。
学問的に国際的な呼称に千葉の名が使われることは、素晴らしいことだし好ましいことだと思います。
誇らしいといってもいいと思います。
ただ、地質年代チバニアンの決め手となった磁場逆転地層は、今回の房総丘陵養老渓谷トレイルの会場近くにあります。
何を言いたいかというと、はい、そこは市原市なのです。
チバニアンのチバは千葉県の千葉なのでしょうが、市原なんだから「イチハラニアン」じゃだめなの?とどうしても思ってしまいます。
もっと厳密に言えば、養老渓谷にあるのだから「ヨウロリアン」くらいでどうでしょう、なんてことを昨年のチバニアン内定のニュースにふれて以来、よく考えています。
これは恐らくジェフのホームタウン広域化問題で、市原の名前を奪ってしまったことに後ろめたさを感じている元千葉市民の私だからクドクド言うのだと思います。
でも、その後ろめたさを抜きにしても、イチハラニアンの方が私は好きです。
それは、そっちのほうが「近い」 からです。

県という枠で地質年代を捉えればチバニアンの呼称は妥当です。
でも、その枠が妥当であるかという問いを、誰かが問いかけたことがあるのでしょうか?
市原市なんだからイチハラニアンじゃだめなの?
と、市原の人達は言わないかもしれません。
でも、私は言ってしまいます。
言ってしまえば、本当は千葉県だろうが市原市だろうが、地球的に見れば大した問題ではないはずなのです。
今回は命名される権利をイタリアと争っていましたが、本当はイタリアか日本かですら、地球からしてみればどうでもいいのだと思います。
でも、だからこそなのです。
どうせ大した問題でないのなら、より近いものに名前を寄せたほうがよいと私は考えています。
その方がより対象に敬意を表せるような気がします。
大きなくくりで盛り上がるのも悪いとは思いませんが、私は対象への敬意は適切な距離を前提とすると思います。
だから、千葉出身だからといって安易にチバニアンに喜ぶわけにはいかないのです。
あの名付けで言うと、本当に一番近い名前はヨウロリアン、これが第一候補です。
そして2番目はイチハラニアン。
本音は一押し、イチハラニアン!
あの会議に、私も参加できないものでしょうか。