竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感です。藤沢周平が好きです。

フィニッシュからの35分ー菅平スカイライントレイルラン2017余録1

菅平スカイライントレイルランレース2017のフィニッシュ後の回想録です。

私自身のレースは終わりましたが、今回一緒に参加した友人Bさんのレースは、まだ続いているはずです。
BさんはSTY2018のエントリー資格を得るために、先月の櫛形ウインドトレイルと今回の菅平スカイライントレイルで、ITRAポイントの獲得を目指していました。
しかし、櫛形ウインドトレイルは脚の痛みが出て途中関門でタイムオーバーとなり、ポイント獲得とはなりませんでした。
今回は山が大きいので、長い下りで痛みが出ないか心配していました。
痛みが出たら、フィニッシュも9時間は超えるだろうと予想していました。

私は宿に戻ってから出きる片付けを済ませてお風呂に行きました。
テーピングをはがしてケガの状態を見て、同じタイミングで脱衣場にいた人たちとケガトーク、ならびにレースの振り返りトークと、少しのんびり過ごしていました。
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着替えは参加賞Tシャツ。
コットンライクな生地で着心地がよかったです。
去年のFTRの参加賞Tシャツもこの素材でした。
私にとっては好ましい流行です。

上がってから部屋に戻り、軽い片付けをしてまさに会場に向かおうとしたところ、Bさんから電話がありました。
数分前にフィニッシュして、既に宿の前にいるとのことでした。
見事に9時間を切ってのフィニッシュです。
立ち合うことはできませんでしたが、早い分にはよいのです。
これで念願の初ITRAポイントを、3ポイント獲得しました。

とはいえ、すごいのはここからなのです。
宿に帰って来たのが16時ちょっとでしたが、帰りの路線バスが16:37出発なのです。
本当はその一本後の上田行終バス、18:37に乗るつもりだったのですが、思いの外Bさんのフィニッシュが早かったため、16:37の線が出てきてしまったのです。
35億、じゃなかった、35分くらいしか時間はありません。
もしかしたら16:37に乗れるかもしれないけど、という話をするとBさんは、まぁ頑張ってみると言って、さっとお風呂の準備をして部屋を出て行き、カラスの行水よりは長く入っていたものの、さっと上がってくるや、着々と荷物を片付け、16:30には出発できる状態に身支度を整えてしまいました。
お風呂と着替えと片付けで30分弱です。
圧巻のフィニッシュワークです。
これには感服しました。

ちなみにフィニッシュワークという言葉は、サッカーなどではシュートなどフィニッシュ「まで」のボール繋ぎを指すようです。
私は、レースのフィニッシュ「から」始まる帰宅準備の一連の作業をフィニッシュワークと勝手に呼んでいます。
エイドワークにヒントをもらったのですが、本来的な意味ではゴーホームワークくらいが適当なのかもしれません。
他にいい言葉がないか、まだ検討の必要性を感じています。

16:37のバスには地元の中学生がたくさん乗っていましたが、席を二人分に寄せてもらう親切にも恵まれ、なんとか座ることができました。
上田までの50分を考えると、ここで座れたのは非常にありがたいことでした。
上田駅でみすゞ飴をお土産に買い込み、17:50過ぎの新幹線で帰京しました。

それにしても、人それぞれの得手不得手はありますが、この日見たBさんのフィニッシュワークには感服するばかりです。
櫛形ウインドトレイルの時も時間がないなかフィニッシュワークをこなしていましたが、今回はそれ以上に時間がありませんでした。
今回私は、フィニッシュ後に2時間弱の余裕がありましたが、Bさんには35億、じゃなかった、35分しかなかったのです。
にもかかわらず、お風呂に着替えに片付け、全てきっちりこなしていました。
私の友人Aさんも準備は早いのですが、Aさんはフィニッシュ自体がメチャクチャ早いので、ここまで時間が差し迫った状況を乗り切るのを見たことはありません。
私は基本的にグズなトレイルランナーなので、鮮やかに素早くフィニッシュワークを決めることなどできません。
完走もポイント獲得もおめでたいことでしたが、同じくらいに素晴らしいフィニッシュワークでした。