竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

チラモのおきてー菅平スカイライントレイル2017予報

6月11日、昨年に引き続き菅平スカイライントレイルレースのスカイマラソン45kmに参加します。
前回は肉離れ明けのレースで、8時間15分でフィニッシュしました。

今回は、チラモとしての役割を果たさなければなりません。
私がチラモであることを知ったのは、レースの公式サイトでオールスポーツのお知らせを読んだときのことでした。
恒例の「真田赤備えコスチュームコンテスト」のチラシになんと私がいました。
はからずも、チラモデビューしてしまったのです。
そう、チラモという言葉があるかどうかわからないのですが、私はチラシモデルの略語として本日より使うことにします。
ちなみに、4人いるチラモのうち、一番シャキッとしてないのが私です。
ポーズは「お手上げ…」なのですが、構図としてはイエーイ!に見えなくもないです。
そんな脱力系チラモなのですが、今回は3レース連続のDNFを避けるため、なんとしても完走したいと思っています。
そしてなによりも大切なことは、赤備えで参加することです。
はからずもチラモなので、赤くないわけにはいかないのです。
真っ赤になって走ってきたいと思います。

去年の菅平で一番苦しんだのは、後半の2本の長い登りの暑さでした。
登り始めから高い木がなく、晴れていると背中を太陽に焼かれます。
今年も、当日は晴れの予報に変わりました。
標高は高いのですが、暑さ、むしろ熱さと言ってもいいかもしれませんが、本当に苦しめられました。
登る前のエイドで水を多目にもらって、上手に体を冷やす工夫が必要かもしれません。

靴は昨年はミュータントでしたが、今年はインフェルノで臨みます。
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ラグが多少浅くなってきましたが、好天であれば充分です。
クッション性能の高さに期待しています。
これを履いてDNFした、奥三河パワートレイルの借りも返さないといけません。
三河の敵を信濃で討てるでしょうか。

審議も後の祭りー櫛形ウインドトレイル2017余録2

今回の装備では特に新しいことを試してはいませんが、審議案件が2つ出てきてしまいました。

ひとつは、奥三河パワートレイルでもらった弘樹の御守です。
正確には石川弘樹さんのTシャツの切れ端を御守として加工したものですが、残念なことに、オスプレーデューロの左肩に結わえ付けられてから、2レース続けてDNFとなっています。
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石川さんが悪いとはまったく思いませんが、縁起が悪いのは否めません。
これは審議です。
次の菅平もデューロで参加しますが、またDNFしてしまうようならば、外さざるを得ないのかもしれません。

もうひとつは、イノベイトの帽子です。
運動中に臭うようになってしまっていたので、今回でサヨナラしようと思っていました。
先月同じようにサヨナラした帽子がありますが、こちらも5年くらいかぶっているので仕方ないと思っていました。
今回はスタート前のトイレで同じ帽子をかぶっている方がいて、ちょっとおしゃべりしたところ、タイムオーバーした関門でも一緒になったので、なんだか笑えてしまいました。
そんな縁もあったのですが、捨てざるを得ないと思っていました。
ところが、ふと家に酸素系の漂白剤があることを思い出しました。
これ、浸けてから洗えば大丈夫?
そこで今回は浸けおき洗いをして、様子を見ることにしました。
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命拾いのイノベイト、来月の美ヶ原で審議です。
それにしても先月捨てたロウアルパインにとっては後の祭りですが、思い出すのが遅すぎました。
是枝監督風に言えば、人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない。
そして、間に合わないからこその後の祭りなのです。
後の祭りも風情はありますが、次はちょっとでも間に合いたいものです。


櫛形ウインドトレイル2017装備

帽子:イノベイト
シャツ:マムートジップネック半袖
アンダーシャツ:ゼロフィット
パンツ:ノースフェイス腹巻き
タイツ:ゼロフィット
手袋:サロモン
カーフ:CEP
靴下:サロモン
靴:スポルティバミュータント
リュック:オスプレーデューロ
レインジャケット:サロモンボナッティ
レインパンツ:ノースフェイスストライカー
水:ソフトフラスク500×1/250×1、ゴーライトプラボトル500×1

とはいえ山は最高ー櫛形ウインドトレイル2017余録1

今回初参加した櫛形ウインドトレイルですが、良くも悪くもあり、評価が難しいです。
普段、大会の批判は書かないことにしていますが、どうしても改善してほしいことだけ記録しておきたいと思います。

本当に困ったのは荷物預かりがないこと、正確には、受付で「ないと言われた」ことです。
しかも、荷物預かりがないことは事前告知されていませんでした。
そうなると対策の取りようもなく、会場で途方にくれるしかなくなってしまいます。
後で移してくれはしましたが、今度は始めから案内してほしいものです。
荷物がないときの絶望感、二度と経験したくはありません。

あと、車のない参加者は中条グランドホテルの送迎バスに乗らなければ、会場にアクセスできません。
日本旅行がチャーターバスを計画していましたが、人数が集まらなかったためキャンセルになりました。
路線バスはなく、タクシーも人口3万人の胎内市に何台あるかはわかりません。
車で参加できない人は、中条グランドホテルの予約が取れてからエントリーすることをお勧めします。

荷物預かりがないのもアクセスができないのも、大会参加にあたっての不安要素、どころか、危険要素だと思います。
なんとか改善してほしいものだと思います。

とはいえ、良いこともあります。
むしろ、櫛形ウインドトレイルの山中のスタッフやエイドの運営は、今まで出てきたレースのなかでも最高に近いものでした。
特に山中の充実ぶりは素晴らしいと思います。
主要な分かれ道やポイントとなる峠には必ずスタッフがいて、稜線上にもかかわらず給水まで受けることができます。
いくら標高が低いとはいえ、水を運び上げるのは大変だったと思いますが、本当に感服します。
エイドもしっかりしていました。
特に関門タイムオーバー後の会場への搬送は、スムーズでまったくストレスを感じませんでした。
コース上の運営は素晴らしかったと思います。
特に、山の中は行き届いていて、本当に最高といってもおかしくないと思いました。

要は設計の問題なのだと思います。
運営の問題ではありません。
大会の設計に車のない参加者の視点を組み込めば、自ずと解決する問題なのだと思います。
運営は素晴らしいものができるのです。
ちょっとだけ、目線を向けてほしいと思います。
純粋なペーパーゴールドドライバーである私の願いです。