竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感です。藤沢周平が好きです。

曇天模様の空の下ーFTR100K2017レポート2

FTR100K2017のレポート第2段です。
武甲山頂への到着が7:43でした。
展望台に寄ってからトイレを済ませ、荷物を整えてから出発するまで、恐らく20分以上は費やしたかと思います。
気温が低いので長逗留は避けたかったのですが、今年はトイレに列ができていたのでいたしかたありませんでした。
ここから先、小持山と大持山、ウノタワ、鳥首峠、~の頭シリーズ、有馬峠、有馬山を越えて、A2有馬山を目指します。

武甲山からの道は急な下りで始まります。
シラジクボという鞍部まで下りて、そこから小持山・大持山への登りに取りつきます。
このエリアは今回の事故が起きたエリアでもあります。
コース上の危険と思われる箇所には、埼玉県山岳連盟のスタッフが待機していました。
この点だけでレースの安全対策を検討し尽くすことはできないと思いますが、私の経験上、対策はされていたのではないかと思います。
ただ、これはあくまでも私の経験上の話です。
様々に丁寧に、徹底した検証がなされることを期待しています。
私はやはり、この山域で同好の士を失ったことに、どうしても心が強く痛んでいるのだと思います。
事故に触れずに書くこともできなくはないのですが、触れないでいることができません。

私は私で、2016年大会で選手が落ち葉の斜面を滑り落ちた場所を探しながら進んでいました。
※2016年大会のことは以下に記載しました。
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/11/17/095433
それなので、あまりペースを上げずに進んでいたのですが、1年前の記憶に合う場所を特定することはできませんでした。
時間の経った記憶をあてにすることの難しさがよくわかりました。
小持山付近の展望のよい小ピークには8:40頃に到着しました。
ここはコース上ではないものの、先行の方が景色がいいよと教えてくれたので立ち寄ってみました。
その甲斐はありました。f:id:CHIKUSENDO:20171127125135j:plain
空模様は曇りではありますが、両神山や奥秩父方面の山々がよく見渡せました。
三度目にして初めて、雨ではないこの山域を通りました。
いくら曇天でも、視界が開けると気持ちも開いていくように感じます。
そして、8:50過ぎに到着した大持山の山頂ではこんな景色。
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絵に描いたような曇天です。
それでも雨が降っていなくて、雨を避けるために目を細めるような必要のない天候でした。
そもそも私は狐目の男なので、目を見開いていたとしてもあまり雨や日光の影響は受けにくいのです。
とはいえこの日は、雨天時や晴天時によくする、上まぶたを軽く下げて雨や日光を避けるような仕草をする必要はありませんでした。
その意味で曇天は目に優しいのだと思います。
科学的にどうだかは調べていませんが。

武甲山から有馬峠までの道のりは、大きめなアップダウンを何度も繰り返します。
運動量も大きくなるので体温も上がります。
スタートからずっと着っぱなしだったジャケットは、小持山付近で脱ぎました。
昨年までは雨だったので、体が熱くなってもジャケットを脱ぐことができませんでした。
その意味で曇天は幸いなのだと思います。
これは晴天でも同じことですが…。

ウノタワは9:00過ぎに通過しました。
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不思議に穏やかな雰囲気の窪地で、私がこの山域で一番気になる場所です。
ただ、レース以外で来たいなといつも思いつつも、まだ実行したことはありません。
このウノタワへと下る道はかなりの急斜面ですが、私の記憶では昨年、泥でグチャグチャだったような気がします。
今年は泥もまったくなく、また足元がきれいにならされていて、非常に通りやすい山道になっていました。
その先の鳥首峠に下る急斜面もまた、昨年は泥で足元がズルズルだったのですが、こちらもきれいにならされていました。
整備してくれた方々には大きな感謝の念を覚えます。
この、坂が泥々グチャグチャズルズルになる問題は、雨天のトレランレースと切り離すことのできない業のようなものだと思います。
路面が乾いたら、恐らくデコボコの斜面になってしまうのでしょう。
登山道の崩壊であることは間違いありません。
FTR100K2016、美ヶ原80K2017、そしてUTMF2016に参加してきた私ですが、これらは全て雨天、荒天といった状況下のレースでした。
私が登山道の崩壊に荷担していることは明らかで、罪悪感を覚えていますし、何とかできないものかということもよく思います。
私たちが崩壊させてしまった道をきれいにならす労力の大きさを想像したら、そら恐ろしくなります。
これは色々なところで言われていることではありますが、私も雨天のトレランレースでは、斜面への体重負荷が大きくかかりやすい急坂は歩行区間にして路面の保全を図る、というのは悪くない考えだと思います。
今回、整備後(だろうと思われる)のきれいな山道を見て、そう考えるようになりました。
整備の労力を考えたら、少しでも負荷を与えない方策が、やはり必要なのだと思ってしまいました。

事前に懸念していた路面のコンディションは、予想をよい方に裏切って、非常に上々でした。
故障部位には目立った痛みはありませんでしたが、違和感がずっと付きまとっていました。
なので、先は長いと思っていたこともあり、ペースを上げることなく進んで行きます。
どこで撮ったかわからないのですが、恐らく飯能方面に向けた1枚。
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しつこいようですが、絵に描いたような曇天です。
曇天模様の空の下、私は呼吸をしていましたが、歩行も走行もして、なかなか悪くない感じで進めていました。

武甲山から名栗方面へと南下する尾根道は、鳥首峠を過ぎた後、「~の頭」と名付けられたピークをいくつか過ぎると、有馬峠に突き当たります。
突き当たりを右に曲がると、有馬山への登り基調の尾根道に乗ります。
私はここの尾根道も好きです。
奥宮さん主催のFunTrails Round名栗というレースの舞台でもあります。
このレースで使われる山道がまた、色々な表情を見せてくれる楽しい山道なのです。
オススメの山域です。

この道では前後のランナーとパックになりながら進みました。
有馬峠辺りでかなり大きな集団に追いついたので、そのまま流れに乗って歩いたり走ったりを繰り返しました。
人と前後するとペースメイクに気を使わずにすむというメリットがある反面、視線が前の選手の背中に向かいがちになることによるデメリットもあります。
要は前方不注意になりがちになるということで、有馬峠から有馬山の間に何度か、張り出した枝に意図せずヘディングをかましてしまいました。
本当は、人と一緒にいるせいではなく私の注意力の問題である、ということはわかっていますが、なんか余計なことを言いたくなってしまうのです。
この辺りの山道はほとんど落ち葉の道でした。
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この岩を過ぎると、有馬山のエイドはすぐ近くです。

A2有馬山には10:35頃の到着でした。
着いたー!とは叫びませんでしたが、曇天模様の空の下、悪くはないと思える展開で進んでこれた安堵感はありました。
本当は10:00くらいに着いていたかったのですが、ペースを上げる気になれなかったので、悪くはないというところで、とりあえず満足してました。
故障部位の違和感を除けば、気になるのは右足の小指の付け根にシューズの何かが当たっていることくらいでした。
ただ、この小さなトラブルが、結局最後まで私を苦しめることになりました。

私がA2名物のワインゼリーを食べながらニヤニヤしているところに、実行委員長の奥宮さんがやって来ました。
私は「あ、奥宮さんだ。何中?って聞こうかな※」などと、のんきに考えていたのです。
※その辺の経緯は以下に記載されています。
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/06/213223
しかし、到着して間もなくだったと思いますが、他のスタッフが奥宮さんを呼び止めて「無線」「滑落」という言葉をかけていました。
その会話の後すぐに、奥宮さんはA2を車で出発して行きました。
奥宮さんがこのとき、どこまでの状況把握をできていたかはわかりません。
でも、緊急性を認識していたであろうことは、私の見たところでは確かであると思います。
このときの私はといえば、もちろん立場の違いもあり、聞こえたのが会話の断片でしかないこともありますが、後の重大な結果について全く想像が至っていませんでした。
しかも、後にA3名栗に着くまでと、着いてからレースが中止になるまで、この状況を見聞きしたことを忘れてさえいたのです。
中止になってから、はたと思い出しました。
こうしたところに、私は私自身の想像力の拙さというか、限界を感じざるを得ません。

この後、A3名栗までの間ずっと、右足小指の付け根の痛みに悩まされます。
続きはwebで。
当たり前か…。

悩ましい武甲山の私ーFTR100K2017レポート1

先日、秩父市が今後のFTRを後援しないことを決定した旨の報道がありました。
この山域が好きなトレイルランナーとしては非常に残念ですが、こうした事態に対して私は何ができるのか、ゆっくり考えたいと思います。
まずできることとして大会のクリーンアップ登山があったのですが、体調を崩してしまい参加できませんでした。
他にできることは何かと考えても、まずは、存続が危ぶまれるこの大会の記録を残すことくらいしかなさそうです。
私はA3名栗で中止を迎えましたので、そこまでの記録を残します。

FTR100K2017には友人Aさんと一緒に参加しました。
一緒に参加するのは3年連続3回目です。
私もですが、Aさんもこのレースをとても気に入っていました。
2:30頃に起床して準備と朝食を済ませ、4時ちょうどくらいに会場入りしました。
Aさんはとんでもなく速い人なので、スタート前に別れてからはいつものぼっち運行が始まります。
スタートは11月18日の午前5時。
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実はトイレに行ってて号砲には間に合いませんでしたが、ちょうどよいのでゲート横からスタートの瞬間を撮影してみました。
うっかり観客気分になってしまいましたが、すぐに列の後ろに回り込んで出発しました。

FTR100の最序盤は、羊山公園のトレイルを少し走ってから住宅街の車道を真っ直ぐに走ります。
この住宅街を通るのは夜明け前で、静かに走ってはいるものの、自分達の物音で住人を起こしてしまわないか気にかかります。
次回があるとしたら、ここは熊鈴だけでなく、おしゃべりも禁止の区間にすればいいのかなと思いもします。
少しずつ明るくなるなか、A1橋立堂(土津園)には5:55頃到着しました。
ここまではハンドライトのみで充分でした。
簡単に食事をとって、6:00ちょい過ぎに出発しました。

A1出発後は、長い林道の先にある武甲山の登山口を目指します。
林道なので傾斜はきつくないのですが、だらだらとした登りが続きます。
ここは過去2回はそれなりにがんばって走っていたのですが、今年は気が向いたら走る程度にしておきました。
負傷や故障している箇所に、序盤から痛みが出てしまうのを避けるためでした。
また、気温が低いという予報だったので、体が温まるまでは無理せず行こうという考えもありました。

林道終点の橋から武甲山の登山道が始まります。
私はこの武甲山の裏側の山道が好きで、特に稜線に出てから山頂の直下までの道の、柔らかい雰囲気が気に入っています。
ただ、FTR100では、この付近で毎年、強い眠気に襲われます。
ハンガーノックというわけではなく、理由がよくわからないのですが、レースのための早起きの反動かなという気もします。
この眠気のために、2015年は武甲山頂の御嶽神社で、2016年は長者屋敷分岐の避難小屋で数分仮眠を取らなくてはなりませんでした。
今年の眠気の程度は、昨年までのそれよりも弱かったので、とりあえず歩き続けました。
とりあえず山頂まで行って、そこでまた考えればいいかなと思いました。
まだ序盤で、先は長いのです。

山頂の御嶽神社には7:34に到着。
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今年は山頂で雨が降っていなかったので、せっかくだからと山頂展望台にも回りました。
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秩父の市街地を一望。
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細長い、という印象です。
丘と丘の間の狭い平地に、街が挟まっています。
肌寒い曇天ではありましたがいい眺めでした。

問題の眠気は山頂に着いたら収まったものの、トイレに行きたくなってしまいました。
一口にトイレといっても、特に個室に行きたくなるのですが、武甲山頂のトイレにはこれで3年連続でお世話になりました。
眠くなって、トイレに行きたくなる。
武甲山とは私にとってそういう山です。
眠気も便意も起床時刻との兼ね合いが大きいのだと思いますが、それによってペースが上がらなかったり、休憩を余儀なくされたりしてしまいます。
その結果、長い時間を武甲山で過ごしています。
FTR100における武甲山の位置付けは、レース全体の最高標高地点で序盤のハイライトというところだと思います。
ただこれにレースの時間軸の視点を入れると、朝の寒い時間帯に、一番寒いだろう場所に向かって行く構図が見えてきます。
FTR100の武甲山は寒いのです。
本当は休憩なしで進んだ方が、体温の保持という観点からはよいということは承知しています。
でも、私は眠いうえにトイレに行きたくなるため、長時間の滞在が必然となります。
2015年大会で神社の軒下で仮眠したときはひどい寒さだったので、その経験を踏まえて、2016年は手前の長者屋敷の分岐にあるトタンの小屋で仮眠しました。
今年は仮眠なしで切り抜けましたが、トイレ休憩は避けられませんでした。
生理現象に悩まされる山、それが私にとっての武甲山です。
好きな山なのですが、なんだか悩ましいのです。

秩父の街から見る武甲山は、削られてしまってなお、白く荒々しい山体をさらけ出すことで偉容を誇っています。
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その姿も好きなのですが、街からは見えない、柔らかい雰囲気の山道も非常に魅力的です。
写真を撮っておけばよかったのですが、眠気と闘っているせいか、頭が回りませんでした。
晩秋の山はどこもそうなのかもしれませんが、落ち葉が敷き詰められた斜面には、日焼けした畳のような落ち着いた明るさを感じます。
山道の脇に積もった落ち葉をよく見ると、ふんわりと柔らかい布団のように見えます。
つまりは身を置いていて心地がよいのです。
というか、私の居室は畳の和室で、寝具は布団です。
落ち葉が畳であり布団でもあるならば、眠くなるのは必然であるかもしれません。
うーん、悩ましい。
とか言う前に、家で寝なさいという話ですね…。

天候の記憶と記録ーFTR100K2017

2017年11月18日のFTR100Kの参加者として、当日の天候や路面状況につき、ここに私の記憶を記録として残しておきたいと思います。
滑落事故の直接情報ではありませんが、今後の検証のために、周辺情報として残しておきたいと思います。
事故直後のネット情報の中で明らかな誤りを含む言説があり、明確に否定しておかなければならないと感じたことがこの記事を書く動機の一部になっています。
つまり、ここから先の内容には、そういうバイアスがかかっているのです。
その点は先におことわりしておきます。

事故直後に、こんな天候でレースを開催したことが一因ではないか、という主旨の言説が見受けられましたが、「こんな天候」とは一体何を指して言っていたのでしょうか。
当日の秩父地方の天候について、前日までの予報では雨もしくはみぞれでしたが、ふたを開けてみれば、雨もみぞれも降りませんでした。
気象庁の過去天気のサイトを私はよく利用しますが、2017年11月18日の秩父市には降雨も降雪も記録されていません。
それは秩父の市街地だけでなく、山もまた然りだと思います。
私の場合、事故現場近くの大持山に到着したのは8:50頃でしたが、肌寒い曇天ではあるものの、この時点で一滴の雨も感じませんでした。
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この写真では雨が降っていないことを完全に証明することはできませんが、見える通りの曇天でしかありませんでした。
こんな天候=肌寒い曇天です。
もし、天気予報だけを見て現地の天候が雨やみぞれだったに違いないという憶測で書いていたのなら、それは誤りであると私は思います。
肌寒い曇天ではトレランレースを開催すべきでないという主張であるならば、私は反対意見ではありますが、主張自体は否定はしません。
でも、私の憶測では、予報通りの雨やみぞれを想定した言説であると思います。
その私の憶測に基づけば、こんな天候でレースを開催したことが一因であるという言説は、誤りであると思います。

なぜ私がそういう憶測を持ったかと言うと、同じ記事の中で、山道が雨で柔らかくなっているという旨の記述が見受けられたことによります。
それが2017年11月18日の当該エリアのことを指しているのなら、その指摘は当たらないと私は思っています。
これについては写真はないのですが、今回私が通過したエリア(スタート・道の駅ちちぶ~A3名栗・さわらびの湯)で、雨でトレイルが柔らかくなっているような場所は、全くと言っていいほど印象に残りませんでした。
ただし、2015年、2016年のFTR100Kでは少なからずそういう場所はありました。
だからこそ今回は逆に、足元の山道がこれまでになくしっかりしているなという印象がありました。
雨で山道が柔らかくなっている、に関しては、私の記憶によれば、2015年や2016年を指して言っているのなら正しい指摘だと思います。
ただし、今回の事故と関連する文脈で述べることとしては、ズレているなと思います。
ズレているのは時間軸です。
1年あるいは2年ズレています。
なお、雨天時のトレランレースでトレイルを崩壊させてしまうことに関する懸念は、私も同様に感じるものです。
2016年のUTMFとFTRに参加した私としては、登山道を泥沼に変えた一味の一人として、罪悪感を持ち合わせています。
でも、それを今回の滑落事故に関連する文脈で持ち出すことは、やはり、ズレていると私は思います。

ここまで書いてきてもなお、本当に何が言いたいのかということが、私自身よくわかっていません。
ただ、確実に言えるのは、2017年11月18日の秩父・大持山周辺の天候が悪天候、具体的には雨やみぞれですが、悪天候であったとする言説は誤りです。
天気予報は確かに雨やみぞれでした。
それは、その予報に基づいてレースの準備をした私もよく知るところです。
でも、当日の現地は肌寒い曇天でした。
そういう根拠に基づいて、事故の一因を天候に求めることが妥当であるとは、私にはこの時点で考えることはできません。
事故直後は情報が少ないので、言説が不正確であることは、正直な話、否めないことはわかります。
今の私が、同好の士を亡くした喪失感によって、感情的になっていることも否めません。
でも、だからこそ、根拠に乏しい言説を看過することができないのです。
この事故には、これから様々な検証が行われると思いますが、検証という行為は、公的なものだけではなく、個人としての振り返りや総括もまた検証であると私は考えています。
だからこそ、私の理路では、現地の天候についての誤った言説を否定しておかなければならなかったのです。
今回の事故は、私の身に起きてもおかしくないことで、自分の事として受け止めています。
だからこそ、私の記憶と記録を書き残さなければならなかったのです。

そして検証という行為には、地に足の着いた、落ち着いた言葉が必要であることも理解はしています。
その点で、この記事を書いている私は、落ち着きを欠いているのだと思います。
自分の事として受け止めて、それでも荒ぶってしまう私は、まだまだ全然、修行が足りていないのだと私でも思います。
できれば荒ぶることなく、地に足を着けた記録としての記事を書けるように、いつかはなりたいと思います。

自分の事としてーFTR100K2017

11月18日に開催されたFTR100Kに参加しました。
公式サイトや報道のとおり、不幸にも選手がお一人、滑落してお亡くなりになる事故が起こりました。
お亡くなりになった方とは面識はないのですが、同じ趣味を持ち同じ大会に参加していた仲間として、非常に残念で心が痛いです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

今回の事故について私も色々考えていますが、全然まとまりません。
ただ、一つだけ確かなことは、トレランをはじめ山に入るスポーツでは、同じことがいつ自分の身に起きてもおかしくないという認識です。
仲間の誰かに起こることは、いつか自分にも起こるかもしれないのです。
当たり前のことですが、そのことだけは忘れないようにしたいと思います。
登山者としてのトレイルランナーがどんなリスクを背負って走っているのか、改めて自覚しておきたいと思います。
本当に他人事ではありません。
自分の事として、明確に意識していきたいと思います。

懸念徒然ーFTR100K2017予報

黄葉と落葉のウノタワ。
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去年のFTR100Kレース中の1コマです。
この時は雨が降っていたのですが、今年もレース初日の土曜日は雨の予報が出ています。
雨どころか、秩父の朝はみぞれ予報なので、選手が武甲山周辺にいる時間帯は雪になっててもおかしくないような事態になっています。
3年連続で悪天のスタートとは、日頃の行い悪すぎです。
もちろん私のことですが。

それでも、FTR100Kのコースは写真のように落葉が多いため、多少雪や雨が降ってもどこもかしこも泥だらけというようにはなりません。
ただし、ポイントポイントで滅茶苦茶な泥んこトレイルになるので、足元はバッチリ雨仕様で行きたいと思います。
鳥首峠に代表される、武甲山~名栗間にある土の急斜面は、泥んこトレイルの印象しかありません。
有馬峠に向かう細道は、昨年はピストン区間で対面通行だったため道の掘り返しが激しく、泥のベルトコンベアみたいな悲惨な状況でした。
今年はピストンではなさそうなので大丈夫かもしれませんが、まだ選手がバラけていない区間であるため、油断はできません。
そういえば昨年、大持山付近を通過中に、私の数人後ろにいた選手が、少しではありましたが、滑落してしまった現場に居合わせました。
幸い数メートル落ち葉に覆われた斜面を滑り落ちただけで済みましたが、この付近は道が狭いのでトレイルを踏み外しやすいです。

雨は午後に少し強くなるようですが、私が午後になってから通過する飯能アルプスには、あまり泥んこトレイルという印象がありません。
後半のグリーンライン方面もまた泥んこという記憶はないのですが、露岩が濡れると滑りやすい場所が多いです。
和田山の登り、北向地蔵周辺から鎌北湖へ下るトレイルなど、石の露出が激しい場所は要注意です。
今回の雨や雪がどのくらいトレイルを濡らすのかはわかりませんが、足元と心の準備だけは整えておきたいです。
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右のミュータントはスタートからA6飯能、左のインフェルノは飯能からフィニッシュの担当にする計画ですが、状況によってはミュータントを履きっぱなしということにもなるでしょうか。
ついでに思い出したのですが、昨年は雨で手が冷えきってしまったため、防寒目的でも防水グローブが重宝しました。
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今回の手袋達。
真ん中の防水グローブは武甲山から着用したいと思います。
左のバルタン星人風グローブは、A6からの夜間走行に使用するため、ドロップバッグにて待機です。
手元の準備はバルタン、もとい万端です。

ところで、靴や手袋の準備は通常の準備の延長線上で考慮できるものですが、考慮の外にある問題もたまにはあります。
私にとっては、A6飯能着替え問題というものが大きなトピックです。
やはり雨だった昨年は、ドロップバッグのあるA6の着替えスペースが泥々で、せっかくの着替えで汚れないようにするのに骨を折りました。
そこで考えました。
ドロップバッグに大きなごみ袋(120Lとか)を入れておいて、着替えの際に脚を突っ込んで使用すればよいのではないだろうか。
ということで、
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買ってしまいました。
お腹くらいまでの高さがあるビニール袋に足を突っ込めば、それなりに周りの汚れからは隔離されるでしょう。
目隠しにもなります。
試してみたいと思います。

雨とは別の問題として、A7~A8区間距離延長問題があります。
昨年までは鎌北湖から顔振峠だったA7~A8でしたが、今回は高山不動がA8になったことで、距離が15kmに延びました。
従来の顔振峠がA8ならば距離が短かったため、鎌北湖での補給を軽めにすることができました。
今回は、鎌北湖出発後はユガテ、顔振峠、八徳を経て高山不動へと至る道のりを行くことになります。
登りが長い区間になるので、水分の摂取量が大きくなることは想像にかたくありません。
A7鎌北湖での補給や、過ごし方の重要性が増します。
何をどのくらい食べるか、食べることにはさほど執着のない私でも、食べ物のことを考えるのは楽しいものです。
とはいえ、竹仙坊改め食いしん坊日月抄みたいなことが書けるわけではありませんが。

またこれは余談的な懸念ですが、A7鎌北湖は心霊スポットとしてその筋では有名らしく、私はいつもビクビクしながら通過しています。
前にもどこかで書いたのですが、その手のものが苦手な方は、徒党を組んでエイドアウトすることをオススメします。
そして、鎌北湖からの道のりが、また寂しくて恐いのです。
特に顔振峠から八徳に至る道は、道は整備されていて悪くないのですが、なぜか寂しさを強く感じてしまいます。
顔振峠がA8にあった時も内心恐かったのですが、A8に戻れば人がいて明かりがあるという心強さでなんとかなりました。
でも、今回は進むしかありません。
恐いなあ恐いなあ、稲川淳二化して乗り切ろうかと思います。

あとはケガの状態が一番の懸念材料ですが、こればかりは十分に気を付けるしかありません。
そして無理を悟ったら、やめる勇気を。
それが一番大事かもしれません。
とにかく、自分と徹底的に向き合うことができる時間としてのロングトレイル、楽しんだり苦しんだり、満喫したいと考えています。

それにしても武甲山
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今日は晴れてるのにな…。
でもワクワクしてきました。
明日は3年連続でお邪魔いたしますが、なにとぞお手柔らかによろしくお願いいたします。

三度目も正直…ーFTR100K2017所信表明

11月18-19日に秩父・奥武蔵エリアで開催されるFTR100Kに参加します。
早い人なら18日だけでフィニッシュできるレースですが、私はリタイアしていなければ19日になっても走っているはずです。
FTR100Kには3年連続3回目の出場で、過去2回はどちらも完走し、タイムは2015年が28時間30分くらい、2016年は26時間40分くらいでした。
なんとなく成長が感じられるタイムに見えますが、2015年大会は膝の痛みで後半走れなくなり、A6飯能から秩父のフィニッシュまで歩き通しました。
かつ、負傷した脚で暗い夜道を下るのが恐いという理由で、夜明け待ちの仮眠を1時間半くらい取った上での28時間30分でした。
2016年大会は特にそういうトラブルなく進み続けての26時間40分でしたが、1年の成長とかではなく、実力がこれくらいなんだろうなと思います。
ただ、このときは体調に問題がありました。
UTMF2016出場のためにトレーニングを重ねた副作用で、11月になっても疲労が抜けていなかったのです。
このときは「自分を甘やかす」ことを周囲に宣言せざるを得ないコンディションで、レース中に追い込んで走ることができませんでした。
どちらの年も万全ではなかったのです。

そんな経緯を踏まえて、3回目の2017年大会はどうしたいのかという話です。
24時間を切ってフィニッシュしたい、というのが2015年の初参加からの目標なのですが、結論から言えば、今年も達成は難しそうです。
今年は1月の高尾山天狗トレイル2017での転倒、6月の菅平スカイライントレイルラン2017でも転倒、7月の美ヶ原トレイルラン2017では20年以上前の故障再発と、ケガばかりでした。
故障中もレースには出ていたのですが、普段の走り込みやトレーニング山行などはほとんどできていません。
レース2週間前になってようやく調整を始めましたが、ランニングの感覚を取り戻すだけで精一杯です。
上積みなどなく、むしろ凹んだところから臨まざるを得ません。
三度目の正直はたぶんなく、三度目も正直、キツい展開になるのでしょう。
今年は、故障した足や脚をいたわりながら完走すること、これを目標にしたいと思います。
歩き通しても爆睡してもいい、とにかく無事にフィニッシュにたどり着くことだけを考えます。
タイムは26~29時間あたりが無難でしょうか。
正直に言えば、前2回のタイムの幅を書いただけなのですが、正直な話、これしか思い浮かばないのです。
正直、現状維持で御の字です。

三度目の正直といえば、天候も気がかりです。
過去2回はどちらもスタートから雨で気温が低く、体温をいかにコントロールするかが大きな課題でした。
特に昨年は、前半のコースが泥々だったこともあってペースが上げられなかったため、体温も上がりませんでした。
スタートの秩父から折り返しの飯能まで、ずっとレインジャケットを着たままだったような記憶があります。
武甲山~名栗のコース上から見た雲海。f:id:CHIKUSENDO:20171106125242j:plain
これはこれで水墨画のような趣があって、正直なことを言えば好きな風景なのですが、さすがに3年続けては飽きるでしょうね。
今年はスタートから晴れているといいのですが、三度目の正直は果たして。

蛇の道を行くー遅ればせUTMF2016試走記Day3

この記事はUTMF2016の試走記録の第3段ですが、UTMF2018のコースとなっている区間の記録でもあります。
↓関連記事はこちら↓
☆UTMF2016試走記Day1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/08/27/201847
☆UTMF2016試走記Day2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/10/24/084017

UTMF2018とSTY2018のエントリーが締め切られましたが、どちらも2倍を超える抽選倍率となりました。
私は今回、どちらにもエントリーしませんでした。STYに1回落選歴のある私ですが、UTMF2016には1回目のエントリーで当選しました。
普段くじ運の悪い私なので、まさか1回で当選するとは思っていなかったのですが、こういうものの機微はわからないもので、ふたを開けたらUTMF2016は荒天短縮UTMF、出てませんがSTYにはスタート後の荒天中止という結果が待っていました。
これは、くじ運がよいとは言わず、悪い部類なのかもしれません。
よくも悪くも当たった、当たってしまった、というところなのでしょう。
ただ、当たってしまったからには準備が必要で、その準備期間は充実したものとして過ごすことができました。
何をおいても、コースの試走は楽しかったのです。
これは、試走記録ではありますが、同時に楽しかったトレランの記録でもあるのです。

2016年9月12日の日曜日、UTMF2016の試走で、富士小学校から霜山を経て河口湖にフィニッシュする区間を走りました。
前日の本栖湖方面の試走に引き続き単独行で、河口湖の駅前のホテルに宿をとりました
2016大会でA9になる予定だった富士小学校には、富士急行の寿駅から向かいます。
UTMF2018では富士小学校はエイドではないものの、霜山からフィニッシュに向かう区間は2016大会とほぼ同じのようです。
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幻のA9。
準備運動を済ませてから富士小学校を8:50頃に出発し、大きな道路を渡って、霜山への登山口に向かいます。
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私は150km過ぎてから歩道橋を登る状況を経験できませんでしたが、UTMF2018ではここまでコースが繋がるとよいなと思います。
目指す霜山の登山口は、団地の脇にある獣避けのゲートです。
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9:00頃に到着して登山開始です。
登山道というよりは作業道のような道なのかもしれません。
霜山への登りは総じて斜度が急で、150km以上進んできた身体には負荷がキツいと思います。
はじめは少し樹林帯を登りますが、すぐに伐採後の明るい斜面になります。
足元の土は固められていて、トタン板のようになっています。
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雨が降ったら立て板に水のごとく、水が流れるのでしょう。
注意すべきポイントだなと思って先に進んだところで、長さ30cmほどのヤマカガシに出くわしました。
毒蛇です。
2017年の夏に小学生が咬まれて話題になりましたが、藤沢周平の『蝉しぐれ』でも物語の冒頭に、主人公達の子供時代のエピソードとして、ヤマカガシに咬まれてしまうシーンがあります。
話題になるということはよくいる蛇なのだと思いますが、私は蛇に遭遇すると、どうしても後味の悪い恐怖感をぬぐうことができなくなります。
30cmの長さの蛇なんて、太さにすれば大人の人指し指くらいしかないはずですが、どうしても恐怖心が先に立ってしまいます。
また蛇が出てこないか、警戒しながら伐採帯を登り詰めて、いくつか鉄塔の下を通りすぎると、樹林帯に入ります。
樹林帯に入ると足元はふかふかの落ち葉になったり、もろい砂の地面になったり、なかなか多様性に富んでいます。
ただ、時折切れ落ちるような斜面に取り付けてある道もあるので要注意です。
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こういうところは大体足元ももろいので、余計に要注意です。
この切り立った道の先を登りきると、河口湖方面に下る稜線に出ます。
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10:00少し前でした。
稜線は基本的には眺望が利かないのですが、所々に展望台が設けられています。
ここは恐らく霜山の展望所。
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富士山は雲の中です。
眺望はいまいちですが、適度に広く走りやすい傾斜の稜線で、文字通り飛ばせる快適なトレイルでした。

この稜線を走っている最中のことでした。
前方10m位の山道をふさぐように、大人の手首くらいの太さの枝が横たわっていました。
この日は台風が過ぎてから間もなかったこともあり、所々に落ちた枝や倒木を見かけていました。
なので、初めは「枝か」ぐらいにしか思っていませんでした。
しかし、5mくらいの距離に近づくと、なんとその枝が動きだしたのです。
蛇でした。
今度は体長が1.5mくらいありそうでした。
蛇は山道を横切ろうとしているようで、ズルっという音まで聞こえてきます。
こちらは緩やかな下り坂を快適に走っていたため、すぐに止まることはできません。
また、止まってやり過ごすのもなんだか恐ろしかったので、思いきって飛び越えることにしました。
蛇は焦る感じもなくゆったり進んでいましたが、こちらは走りながら1mほど手前でエイヤと踏み切り、ピょーんと飛び越えました。
必要以上に遠くまで飛んで着地し、ひとまずワーッと悲鳴を上げてから振り返ると、蛇は稜線脇の藪の中に消えた後でした。
たぶんアオダイショウだと思いますが、大きかったのは間違いなく、驚いたのなんの、恐かったのなんの、いやあ、たまげた。
しかも、同じ日に2匹も蛇に出会ったのは生まれてはじめてでした。
霜山周辺トレイルは、蛇の道として私の記憶に刻まれました。

また、この日は台風の爪痕が凄まじく、山道が完全に塞がれている場所が数ヵ所ありました。
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道なんだか倒木なんだか、よくわからないことになっています。
この2週間後、UTMF2016本番の直前にも台風が来ていました。
コース整備には相当苦労したんだろうなと思います。
本当に頭が下がります。

霜山からの道には時折分岐が現れますが、河口湖(天上山、カチカチ山)方面が基本です。
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左へ行くと富士急行の沿線ですが、すべての道が麓に繋がっているわけではなさそうなので、エスケープの際には地図の確認が必要だと思います。
ただ、UTMFのコースはこの下りのどこかで「右」に折れて、天上山方面への山道から外れる必要があります。
そのポイントははっきりした分岐にはなっているものの、表示があったかどうかは記憶が曖昧です。
このときは霜山の展望所から15分ちょっとでたどり着きましたが、まだ早いのではないかと思い込み、1度通り過ぎてしまって戻るはめになりました。
間違いに気がついたのは、舗装林道との交差点を過ぎてしばらくしてからでした。
けっこう長いこと登り返しました。
このポイントで右に下ります。
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画面左寄りに杭が立っていますが、他に標識がなければこれが目印になるかもしれません。
ここは主稜線から下りる道で比較的急な斜面、すぐ下を走る舗装林道とはほぼ直角に交わります。
レース中なら案内がしっかりしていると思いますが、試走時は注意すべきポイントだなと思います。
試走ロストも凹みますので。

舗装林道を横切ってすぐにまた山道に入ります。
正しいコースにはこんな橋が架かっています。
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舗装林道との交差点を過ぎてから10分ほどでこの橋に出会わなかったら、1度ルートの確認をした方がよいと思います。
そして、道を間違える、というより、道がどこかわからなくなるポイントもあります。
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踏み跡が薄くて木がまばらなので、林なんだか道なんだかよくわからなくなってしまいます。
私はこういうポイントがとても苦手なのですが、落ち着いて探せば、行くべき道は見つかると思います。

里には10:40ごろに下りてきました。
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コスモスと名前の知らない虫が待っていました。
4月下旬のUTMFでは何が待っててくれるのでしょうか。
稜線に出てからは40分程で下山できました。
途中、ロストしかけて倒木に行く手を阻まれて、おまけに蛇に心を折られての40分です。
UTMFは40時間を切るくらいで完走する計画を立てていた私ですが、これと同様の走力の方であれば、そのぐらいで下山できると思います。
下りてすぐに左に曲がって、突き当たった神社の角を左に曲がります。
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するとすぐに、あじさい公園を目指す道に入ります。
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あじさい公園に向かう道は最後のトレイル。
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もう100マイルは過ぎてからの登り基調のトレイルです。
あじさい公園では、100マイル過ぎてからの下り階段。
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膝が大笑いしてるのかもしれません。
ここまで来ると河口湖が一望できます。
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見えているのは河口湖大橋、フィニッシュへと向かう約束の橋です。

湖畔に下りてからしばらく進む道には、ウッドチップが敷きつめられていました。
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ふかふかの足に優しい道のりを、いったん河口湖北岸に回り込みます。
そして、約束の橋を渡ります。
「栄光の架け橋」という歌もありますが、私にとっての橋は「約束の橋」なのです。
ただ私は、君のためなら河を渡ろう♪、ではなく、私のために河口湖を渡ります。
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心がけを表してか、富士山は見えずじまい。
でも、他人のためにできることはあっても、私は私のためにしか走れないのです。
他人のために橋を架ける佐野元春、偉大です。

大池公園には11:20ごろにフィニッシュしました。
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出迎えてくれるのは、たぶんポプラの木。
8:50から走り出して、2時間半でのフィニッシュでした。
私は本番ではたどり着くことはなかった大池公園のフィニッシュですが、UTMF2018とSTY2018の選手が、無事にこの場所にフィニッシュできることを願わずにはいられません。
皆様、ぜひご無事で。

さて、お昼御飯は昨日に続いてカレーライス。f:id:CHIKUSENDO:20171103113140j:plain
河口湖駅前の絃(げん)というお店です。
ここは数年前から気に入っていて、河口湖に来ると必ず立ち寄っています。
料理が美味しくて雰囲気が落ち着いています。
それにしてもカレーばかり食べてるな。