竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主でしたが、2018年4月以降、骨折治療のためトレランは控えています。藤沢周平が好きです。

ボラボラートレイルレース参加計画2018秋

先日の台風で若狭路トレイルラン2018、信州戸隠トレイルランレース2018が中止となりました。
私はどちらにもエントリーはしていませんが、昨年は両方とも出場したため、こういう知らせを聞くと残念でなりません。
次回は好天に恵まれることを祈っています。

ただ、台風による中止のリスクはありますが、秋のシーズンはその年のメインになるようなメジャーレースが目白押しで、どのレースに出るか検討するのは、トレイルランナーにとって春から夏にかけての楽しみであると思います。
しかし、今年の私は骨折の影響でトレイルランニング自体ができません。
正確には、今年いっぱいはトレイルランニングをしないことにしています。
レーニングや遊びはもちろん、レースにも出ません。
骨折して以来、トレイルランニングをすることへの恐怖がまだ残っている今、無理をする必要はないのだと思っています。

かといって、山から遠ざかるのも面白くありません。
骨折後も、富士山五合目に行ったり、トレランレースの応援に行ったり、なんだかんだで山やトレランの周辺でウロチョロ遊んでいました。
ただ、遊んでばかりいるのも面白くありません。
この秋は、4月に骨折してから半年が経ちます。
日常生活には問題がないくらいに回復しました。
そろそろ人様のお役に立てる頃合いなのではないかと思い、2レースにボランティアスタッフとしてエントリーしました。

そのうち参加が確定しているのが、今週末10月7日に迫った日本山岳耐久レースハセツネカップ2018です。
ハセツネには昨年スタッフとして参加したため、本来ならばレースの優先出場権が行使できたのですが、骨折のため出場を見合わせました。
はからずも2年続けてスタッフになりましたが、今年も務めを果たしたいと思います。
まあ、台風は今週も心配ではあるのですが、こればかりは天に祈るしかないのでしょうね。

FTR100/FT50のキャストにも応募しました。
こちらは10月1日現在、まだ募集中のようです。
FTR100には2015から2017まで3大会連続で出場してきました。
この先ずっと参加したいくらい好きな大会で、今年も開催できることがわかった時には、心の奥底から喜びが込み上げてきました。
昨年の大会中の事故以降、この大会には何かしら協力をしたいと思っていたこともあります。
タイミングよく?骨折してレースに出られないこともあり、今回はじめてキャストとしてエントリーしました。
やるからには役割を果たしたいと思います。

ハセツネやFTRのような夜間レースのスタッフの持つ誘導灯の明かりは、選手としては心強いものでした。
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ライトセーバーみたいに、もうろうとした意識を覚醒させてくれる光のように感じていました。
でも、まさか今年もライトセーバーを持つことになるとは思っても見ませんでした。
それは私が、私の予測を越えた大怪我をした結果なのです。
でも、これを持つからには持つだけの責任があり、この役割に自発的に身をおいたものとしての責任を果たしたいのです。
選手をはじめ全ての関係者(私を含めて)が、フォースと共にあらんことを。
ジェダイの騎士でもなんでもない私ですが、ライトセーバーの誘導灯にかけて祈りたいと思います。
皆さま、ご無事で。

舞台ー信越五岳2018応援感想記

9月15~17日に開催された信越五岳トレイルランニングレース2018の観戦・応援に行ってきました。
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発案は友人Bさんでした。
ちょうどこの3連休に一緒に長野に行く予定があったため、いい機会だからついでにこの人気レースの雰囲気だけでも感じて来ようと思いました。
前日は長野を観光し、明けて16日の朝、始めは妙高高原駅近くの応援ポイントに足を運びました。
そこは熊坂エイド出発間もなくの、川沿いのフラットなトレイルでした。
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ここは110kmの選手しか通過しない地点ですが、応援スポットになっているようで、近くに他の応援者が10人ほどいました。
小一時間ほどカウベルを鳴らしながら声援を送りましたが、一桁順位の選手から女子の三位くらいまでを見送ることができました。
40km弱経過しているはずですが皆走りが軽快で、上位選手のレベルの高さに感心しました。

その後、Bさんは用事で別行動となり、私一人飯綱高原ハイランドホールのフィニッシュ会場に移動しました。
この大会の100mileに友人Aさんが出場していたので、フィニッシュに立ち会えたらいいなと思っていました。
飯綱高原スキー場のバス停を降りると、会場はすぐ目の前です。
フィニッシュ手前のコース上には、キビキビと働く男性が。
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石川弘樹さんです。
プロデューサー自ら、選手がやって来る直前まで設営作業をこなしていました。
よりよい大会にしよう、という心意気を強く感じる姿でした。
最後の下りからフィニッシュを望みます。
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ゲレンデを下りきった先のステージがフィニッシュです。
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ステージ上にはゲートやエイドなどが設置されています。
舞台の設定が最高だなと思いました。
ゲレンデが観客席で、選手はステージ上で観客から祝福を受けます。
この日、この舞台で最初に祝福されたトレイルランナーは、100mileのチャンピオン、奥宮さん。
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喜びを噛み締めている素敵な表情です。
この会場には観客が少なかったため、UTMFのフィニッシュのような祝祭感はないのですが、選手のこうした表情を見ているだけで気持ちが盛り上がってくるから不思議です。
結局、Aさんのフィニッシュまで会場にいることはできなかったのですが、この舞台を見に来れただけでもよい刺激になりました。
私もいつかこの舞台に、フィニッシャーとして立ちたくなってきました。
来年ケガから復帰できていれば、エントリー合戦に参加したいと思います。
でも、復帰できるかな。

故地散策ー木曽路藪原2018夏2

私の曾祖父は中山道藪原宿の近郊出身の櫛職人だったそうです。
この夏TJARの聖地・スーパーまるとに巡礼*したついでに、私のルーツの一つである土地を散策してみることにしました。

http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2018/09/05/125025
曾祖父の生まれは長野県木曽郡木祖村藪原のどこかということなのですが、ピンポイントでどこという情報がありませんでした。
そこで今回はとりあえず、藪原の街を散策するだけ散策してみることにしました。

中央西線藪原駅は古い木造の駅舎です。
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近隣の名所案内には上高地とありますが、
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その距離なんと54km、それは近いとは言わないよと思いつつ、TJARの選手はその距離を繋いで藪原にやって来るのです。
改めてTJARのスケールの大きさを感じます。
駅から宿場に入るには、アンダーパスで線路をくぐらなくてはなりません。
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ここは川を利用したもので、その先にはレンガづくりの趣のあるものもありました。
宿場町。
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高札場の跡。
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公報の掲示板のようなもので、宿場の出入口に作られることが多いそうです。
ここでは京都側にありました。
少し歩くと、宿場時代の防火壁遺構がありました。
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隣には現在、消防団の詰所があります。
藪原宿には本陣もありました。
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大名の宿泊施設ですが、すべての宿場にあったわけではありません。
藪原宿鳥居峠越えを控えていたため、大名行列が一泊していくことが多かったそうです。
飛騨街道の追分。
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上高地方面への分岐で、TJARの聖地・スーパーまるとへ行くには、中山道を離れてこちらの道を行く必要があります。
少し高台に登ると尾張藩鷹匠役所の跡。
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江戸時代の木曽地方は尾張藩の領地でした。
藪原を流れる木曽川が伊勢湾に注ぐことを考えると、その結び付きも納得がゆきます。
わかりやすく残っているものはほとんどないのですが、この土地の歴史の積み重なりを感じることはできました。
遺構がなくとも、案内板などで土地の記憶を残して知らせることは大事なことだと思いました。

さて、今回の旅の目的の一つに、曾祖父の作っていたお六櫛を、その故地で手に入れるということがありました。
道の駅でも売っていたのですが、宿場町を散策しているときに見つけた櫛問屋の山六篠原商店で購入しました。
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藪原では珍しい、古い町家造のお店です。
創業は古く、曾祖父がまだ藪原にいた頃からあるようです。
そこで手に入れたのがこのお六櫛。
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お店の主人は福型と呼んでいました。
伝統的な型とのことなので、恐らくは私の曾祖父もこの型の櫛を作っていたのではないかと思われます。
このお店にも櫛を納めていたのでしょうか。
定かなことはわかりませんが、感慨深いものがあります。
使い心地はとてもよいです。
髪が薄い私の場合、歯の一部が直に頭皮に当たりますが、ほどよい刺激を受けてなんとも気持ちがよいのです。
もしかしたら生えてくるんじゃないか?
と、希望を持てるような気持ちのよさです。
生えるかどうかはわかりませんが、それとは関係なく、使い続けたいと思います。

そんなお六櫛ですが、お店の主人によると、今では職人が片手で数えるほどしかいなくなってしまったそうです。
先祖の従事していた産業が細っていくのは悲しいことですが、まだ残っていることには希望が見いだせます。
この先末永く残り続けてほしいと思いますし、できる範囲の協力はしたいと思います。
まずは自分で使い続けることから始めます。

中央西線跨線橋から鳥居峠方面を望みます。
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鳥居峠を越えて曾祖父は上京しました。
もし彼が上京しないで藪原に住み続けていたら、私は生まれることがなかったのだと思いますし、生まれていたとしても違う人生を送っていたのでしょう。
今生では旅人として訪れたこの土地が、生活の場であった可能性があります。
櫛職人を継いでいたり、まるとで働いていたりしたのかもしれません。
感傷でしかありませんが、今の私と全く違う私があり得たことについて、実感できる旅でした。
それでも、もしかしたら、木曽の山々を駈けめぐるトレイルランナーであったかもしれません。
なんだろう。
40歳になるのを前にして、こんな、そうであったかもしれない人生というものに思いが奪われてしまいます。
これは、不惑になる前にとことん迷い惑いなさい、という何かのメッセージなのかもしれません。
それならばもう少し、あり得たかもしれない人生を想像していたいと思います。

ただ、それでも共通する思いはまたそこにあります。
千葉の海岸で生まれ育った今生の私も**、木曽の山々に囲まれて育った私も、同じように山を駈けめぐる人生を送るのだとしたら、それもまた人生の綾なのかもしれません。
**
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/03/06/204417
不思議なことに、骨折の影響でこの数ヶ月トレイルランニングをしない人生を送っていてなお、自分がトレイルランナーであるとの思いは消えないのです。
もしかしたら、私は私がトレイルランナーであることだけは惑わずにいていいよということなのかもしれませんが、それは本当に不惑になるまではわかりません。
でも、生涯トレイルランナーでありたいなあ。
そんなめんどくさい感傷を覚えた、故地への旅でした。

◇ふと藪原フォトコレクション
日本酒「木曽路」の湯川酒造
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御嶽海
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藪原神社
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彫刻
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百度参りの石
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極楽寺
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念ずれば花開く
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木曽路は雨の中
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木材運びのモーターカー
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木曽川の上流
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伊勢湾に向かって流れる
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タッチ
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聖地巡礼ー木曽路藪原2018夏1

私の母方の曾祖父は、中山道藪原宿の近郊出身の櫛職人だったそうです。
藪原の名産品にお六櫛という櫛がありますが、その職人だった曾祖父は、上京して根津神社の門前で櫛を作って売っていたそうです。
しかし若くして亡くなったため、家業として私の祖父には伝わりませんでした。
もし祖父が櫛職人になっていたら、私も今ごろ根津神社の門前で櫛を作っていたのかもしれません。

藪から棒になんでそんな話をしているかというと、この夏、トランス・ジャパン・アルプス・レースTJAR2018を見ていて、その藪原がコースになっていることに初めて気がついたからでした。
選手達のオアシスと呼ばれるスーパーまるとが、木祖村の藪原にあるということを初めて知りました。
この藪原って、確かうちの先祖の土地じゃないか。
私はこれまで藪原を訪れたことはなく、興味はあったものの、実際に訪問するまでには至りませんでした。
今回はTJARとの絡みを発見したことがきっかけとなり、既に大会は終わって久しいのですが、この9月1日に訪問してきました。
先祖の土地でTJARの聖地巡礼です。

目指す藪原は長野県木曽郡木祖村にあります。
新宿から8時ちょうどのスーパーあずさ塩尻まで行き、中央西線のワンマン電車に乗り換え、藪原駅に着いたのはお昼前でした。
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駅近くの道の駅でそばを食べ、
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腹ごしらえができたら、TJAR選手のオアシスでありファンの聖地であろう、スーパーまるとに向かいます。
道の駅の高台から見た藪原の街。
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山間の宿場町はあやしい雲に覆われていました。
降りだす前にいざ行かん。

駅からまるとまでは2kmほど歩きます。
私は宿場町の旧中山道を抜けてから、県道26号線に合流して上高地方面に向かうコースをとりました。
2kmほどです。
宿場町には歴史的建造物は少ないものの、中山道を中心にした街並みに往時の名残は感じました。
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宿場を抜けて県道26号線に入り、しばらくすると、木曽川を右岸に渡ります。
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写真は橋から下流を写していて、右手が右岸です。
橋を渡ってからは、緩い登り基調の道を10分も歩けば、聖地・スーパーまるとに到着します。
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写真はTJAR選手の目線に合わせて、一度上高地側に通り過ぎてから撮ってみました。
選手たちは上高地方面からやって来るので、藪原からきた私とは見ている方向が逆になります。
今回何よりも見たかったのは、TJAR選手がいつも座っているテラスのような場所でした。
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イスは片付けられていましたが、雰囲気はそのままでした。
TJARからまだ一月も過ぎてないのかと思うと、感慨深いものがあります。
私が選手としてここに座る姿はまったく想像ができないのですが、そういう日が来たら素敵だろうなと思いました。
まあ、怠惰な私にはそういう日は来ないとは思いますが。
まるとでの買い物のラインアップはこんなところでした。
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木祖村産の酒米を使った燦水木と、村内限定販売の女獅子、どちらもこれからじっくり飲みたいと思います。
他には、この日に飲む用の木曽路源流水仕込み300mLと、つまみになすの肉味噌乗せを買い込みました。
リュックが重くなったことこの上ありませんでしたが、TJAR選手、特に今回の望月さんに比べれば大したものではありません。
リュックの重さだけ選手になったつもりでまるとを出発、聖地にお別れです。
出発直後の26号。
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こんな風景を見ながら走ってるんだな。
ただの道ですが、巡礼者にとっては選手と同じ道を歩いているというのがまた心踊るものでもあります。
自分が選手としてこの風景の中を走っている姿は、やはり想像はできませんが。

ふと富士不登山ー避暑2018夏

一月ほど前の話になりますが、8月1日から2泊3日で富士山に行ってきました。
とは言っても、まだ骨折が完治していないため、富士登山をしたわけではありません。
8月の最後の終末も猛暑日が続きましたが、8月1日からの3日間も、東京地方に猛暑日の予報が出ていました。
こりゃたまらんと、前日申請で衝動的に夏休みを取ってしまいました。
とにかく涼しい所に避難したい、ということで、目をつけたのは富士山五合目でした。

標高2300mの富士スバルライン五合目には、新宿から高速バス一本で行くことができ、宿泊施設もあります。
天気予報では最高気温25℃、最低気温17℃、同じ時期の東京より10℃も低いのです。
めちゃくちゃ快適ではないですか!
猛暑日続きの今ここに行かない選択肢はない!
そうと来れば、なるべくリゾート気分で行って参りたいと思い、富士急雲上閣のカプセルを2泊分確保しました。
この時期の富士山は登山者ばかりのはずですが、私は骨折の影響で登山を控えているため、山頂を目指すようなことはできません。
それでも涼みに行くだけというのもなかなか乙なものではないかと思うことにしました。
この日程は、富士登山競争と富士登山駅伝というトレイルランナーにとってのビッグイベントのちょうど間の時期でした。
そんなハードなレースに挟まれながらも、同じ富士山でただごろごろと涼むだけ。
名付けて富士不登山納涼。
なんてぜいたくに怠惰なんでしょう。

8月1日、15時頃に富士スバルライン五合目に到着しました。
もくろみ通りの涼しさで、最高気温でも25℃前後、太陽が陰るとうっすら肌寒いくらいでした。
東京は35℃を超えていたので、避難して大正解でした。
下界の熱で凝り固まった体が、富士山の冷気で緩んでゆきます。
五合目にはあらゆる国からの観光客が一杯。
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みんな楽しそうです。
自転車ライダーにはおなじみだそうですが、チャリたぬのお出迎えを受けます。
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スバルラインを山麓からヒルクライムしているロードバイカーをバスの中から何人も見かけました。
なんでタヌキなのかはわからないのですが、かわいいのでよしとします。
五合目からの富士山鑑賞は、ビジターセンターの屋上からが遮るものが少なくて見やすいです。
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夕飯も富士山。
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みはらしの赤富士ハヤシ。
ここの食堂は富士山を真正面に見ることができます。
初日はこうして終わりました。

明けて二日目は少し散歩に出掛けることにしました。
遠出ができないので、六合目辺りまで歩いたら引き返してくる計画です。
六合目に向かう道。
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まるで高速道路のように整備されています。
せっかくなのでメインのルートを外れて、富士登山競走五合目コースのゴールでもある佐藤小屋によってみることにしました。
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ここはテント場もあるそうなので、機会があればテント泊もしてみたいと思います。
佐藤小屋から六合目に向かう山道は樹林帯です。
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森林限界に向かって歩きます。
この道で外国人登山者二組に声をかけられました。
メインルートから外れて何がしたいのかと思って聞いてみると、どちらも道中の星観荘や佐藤小屋で、金剛杖に焼き印をもらいたいとのことでした。
確かによい記念になりますね。
やがて森林限界を越えるとかつての五合五勺、現在の六合目に到着です。
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礫だらけの場所でガスに包まれると、塞の河原感がいや増します。
六合目は行き帰りの登山者で賑わっていました。
シーズンの吉田口登山道の混雑は想像していた通りのものでした。
外国人登山者は3~4割といったところだと思います。
せっかくの富士登山、彼らには存分に楽しんでもらいたいと思いました。
こちらは散歩とは言うものの、「登山」と言ってもおかしくはないくらいに装備は整えていました。
六合目までしか行ってませんが、富士不登山とは言い切れないような気もしています。
ただ、富士登山競走や富士登山駅伝はもちろん、山頂を目指す登山者達のことを思うと、私はやはり富士登山をしたとは言えないのです。
いつかは本当の富士登山をしてみたいと思います。
そんな気持ちの帰り道、山頂を仰ぐと、
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目に青空、草は緑。
不登山ではありますが、気持ちのよい散歩でした。

五合目に戻ってからは昼食をとったり昼寝をしたり、ひとしきりのんびりしてからみはらしで唐揚げと富士山をつまみに一杯。
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ボッチ不登山の打ち上げを楽しみました。
飲み終わってからはビジターセンターの屋上へ。
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どーんと御大がそびえ立ちます。
二日目が暮れてゆきます。

そして最終日、チェックアウトしたらすぐにビジターセンターの屋上へと向かいます。
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青空にそびえ立つ富士山。
3日間で一番の富士山でした。
また、この富士スバルライン五合目は小御岳火山という側火山に作られています。
ここには小御嶽神社という神社があります。
そこからは神々しく雲がかかる御大。
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これもまた美しく感じました。
こうして少しふらついた後、チャリたぬに見送られて帰路に着きます。
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帰りついた東京は35℃を超える猛暑日でした。
その前日は37℃を超えたとのこと。
本当によいタイミングで体を休めることができました。
富士山の冷気をチャージしてきた効果は一週間くらい続きました。
猛暑に疲れたら富士不登山納涼、おすすめです。

海が待っているー若狭路トレイルラン2018予報

若狭路トレイルラン2018は、例年通り、9月最後の日曜日である9月30日に開催されます。
昨年2017年に初めて出場しましたが、これが楽しい大会でした。
この記事の最後の方(◇以下)に2017年大会の記事のリンクをまとめてあります。
何かの参考になればよいなと思います。

今年は信州戸隠トレイルランニングレース2018と日程がかぶってしまいましたが、昨年は戸隠が9月10日頃の開催だったため、両方のレースに出ることができました。
今年の私は骨折の影響でトレランを控えているためどちらにも出場しませんが、どちらに出たいかを選べと言われたら、相当な難問だと思います。
ただ、そういう難問への答えを出さなくてよい状況にあるのは、ある意味楽ではあります。

両者を比べると、山か海かの違いというのが一番の違いである気がします。
信州戸隠は山中の門前町から山々を駈ける、純粋に山を巡るレースです。
翻って若狭路は、海から山に入ってまた海に戻る、海と山のレースです。
海沿いの街で育った私は、山には憧れを、海には懐かしさを感じます。
とはいえ、若狭路トレイルランの会場である食見海岸は青く澄んだ海で、私が懐かしさを感じる北部東京湾の味噌汁のような海とはまったく別物でした。
こんなきれいな海で育ったら違う人生があったのではないか。
育つ土地が違えば人生が違うのは当たり前なのですが、そんな感傷のような感想を抱いてしまうくらい、きれいな青色をした海でした。
人それぞれ何を思うかは違うと思いますが、私にとって若狭路は、海が印象的なレースでした。
こんな海や、
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こんな海、
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こんな海が待ってますよ。
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2017年大会予報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/22/205040

2017年大会速報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/24/132539

2017年大会レポート1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/27/125424

2017年大会レポート2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/27/201437

2017年大会余録1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/10/01/184225

2017年大会余録2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/10/06/225431

変われども変われどもー信州戸隠トレイルラン2018予報

信州戸隠トレイルランレースには過去2回、2015年と2017年にロングの部に参加しました。
今年は9月30日(日)開催予定ですが、4月に骨折した左腕が回復しておらず、参加を見合わせます。
この記事の最後の方(◇以下)に2017年大会の記事のリンクをまとめてあります。
後述のように、2017年までとはコースが大幅に変わっているのでレースの参考になるかはわかりませんが、滞在の参考になればよいなと思います。

2017年大会は終始よく晴れていましたが、2015年大会は雨混じりの曇天から始まり、午後から晴れたような記憶があります。
雨混じりの2015年は、今回と同じく9月第4週の開催でした。
9月は天候が安定せず台風も来やすいので、天気が変わりやすく、参加者としてもまた対応を迫られます。

変わりやすいと言えば、このレースのロングの部のコースもまた変わりやすく、私が最初に出た2015年は45km、2度目の2017年は50km、そして出場はしないものの2018年は60kmとなりました。

2018年大会コース
http://www.togakushi-trail.com/course/

2017年大会コース
http://www.togakushi-trail.com/2017/coursemap/

2015年大会コース
http://www.togakushi-trail.com/2015/coursemap/

しかも今年のコースは、昨年までのルートを逆回りで走る区間もあり、これまでとは大分様相が異なるレースとなりそうです。
例えば飯縄山南登山道は2017年までは下りのルートでしたが、今年は登りで使用するようです。
飯縄山南登山道では2015年の大会で大転倒した記憶がありますが*、今回は登りなので転倒の心配は少ないでしょう。

http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/01/22/213441
登りの場合は飯縄山への登山者を追い抜きながらのレースになるため、登山者への気遣いが試される局面が多々あるかと思います。
出場しない私がいうのもなんですが、トレイルランナーの矜持というか、マナーの良さを知ってもらう良い機会だと思います。
陰ながら応援したいと思います。

他にも、戸隠牧場のラウンドは距離が大幅に延ばされ、今までは行かなかった古池というところまで登って大回りをするようです。
単純に距離が延びただけでなく、山岳セクションも全体的にハードになった印象を受けます。
こうやってマップを眺めた印象では、けっこうキツいコースかも知れません。
ただ、キツいとかハードとかいった言葉にワクワクとか喜びとかを感じてしまう種族のトレイルランナーである私としては、より楽しいコースに変わったんだろうなとも思います。
本当に楽しいかどうか自分の足で確かめられればよいのですが、骨折が完治しないなかトレイルランニングを再開することはできません。
今年の参加者の方々が、今まで私が見たことのない風景を見に行けるのは、純粋に羨ましく思います。
いつか治ったら、変わったコースを走ってみたいと思います。

ただ、変わった変わったとはいえ、変わらないところももちろんあるようです。
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最初の瑪瑙山への登りから振り返って見た戸隠山高妻山です。
ここは2015年も2017年も序盤で通りました。
瑪瑙山には今回も、スタート直後にガツンと登ります。
戸隠神社宝光社から小鳥ヶ池に向かう途中の町中ににある急坂。
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言われた通り、見ての通りの坂ですが、今年もコースになっているようです。
この張り紙はまたあるのでしょうか。
とても気になります。
小鳥ヶ池はこんなところです。
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第2エイドの鏡池も素敵な場所ですが、この小鳥ヶ池を見ると心が落ち着きます。
小鳥ヶ池から鏡池の間の森もまた素敵な森です。f:id:CHIKUSENDO:20180730234605j:plain
天候によりますが、柔らかい木漏れ日に癒されるかもしれません。
レース後半の戸隠牧場にも癒しの光景が。
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この子馬も今年は大きくなっているのでしょうか。
戸隠牧場から瑪瑙山に登り返して、最後の戸隠スキー場を下りきると、フィニッシュの直前に戸隠山高妻山が出迎えてくれます。
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今年はスタートとフィニッシュが同じなので、文字通り帰って来る感じです。
私の出場した2015年も2017年も、私のフィニッシュ時刻にはよく晴れていました。
今年も晴れたらいいですね。

◇2017年大会の記事

2017年大会予報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/09/111416

2017年大会速報
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/10/183230

2017年大会レポート1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/11/235525

2017年大会レポート2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/12/183126

2017年大会レポート3
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/14/203355

2017年大会レポート4
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/17/221550

2017年大会余録1
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/20/235148

2017年大会余録2
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/09/22/164100