2025年7月25日に開催された第78回富士登山競走山頂コースに出走しましたが、五合目の関門制限時間に引っかかりDNFとなりました。
関門時間がスタート後2時間15分のところ、2時間19分44秒かかりました。
しかも、昨年の五合目コースのフィニッシュタイムよりも10分ほど遅いタイムに終わり*、自分自身の弱さを痛感しています。
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https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2024/07/28/222953
甲斐国なのに、不甲斐ない。
当日は朝から快晴でした。

前泊の宿からはコースが見えていて、これからあの道を登るんだなんて感慨に浸っていたのですが、見えていたあの道には今回は到達しませんでした。
スタートの40分ほど前に会場の富士吉田市役所に到着。

山頂コースはいわゆるガチランナーばかりのように見えて、私のような怠け者系には場違いな雰囲気があります。

それでも富士山を見ると、これから登ってやるぞ!とやる気がみなぎってくるから不思議なものです。
スタート前にも、甲斐国だけに武田信玄の出陣もかくこそありしかと思わんばかりの気合入れ。

えいえいおう!えいえいおう!えいえいおう!
7:00の号砲と「ふじの山」のメロディーともに、いざ出陣です。
私はCブロックの最後方から走り出しました。
当初は7km過ぎの中ノ茶屋まであわよくば1km4分30秒くらいで走りたいと考えていました。
しかし、なにせ登りっぱなしのレース、最初の2kmでそれが難しいことがわかり、目標を1km5分程度に下方修正します。
3km過ぎの浅間神社のエイドまではそのくらいで持ちこたえられましたが、後がつづきません。
Garminのデータを振り返ります。

浅間神社のエイドの給水で少し時間を使った後、ペース回復ができなくなりました。
1km5分40秒くらいの、いわゆるサブフォーペースを維持するのが精一杯です。
暑さはあったものの、昨年の五合目コース出走時よりも2時間早く走り始めているため、気温はその分低いはず。
暑さが原因とは言い難い身体の動きの悪さがあり、また、体重は69kg台(普段は71kg台)までコントロールできていたのに、身体の重さも感じていました。
ついに1km6分を超えるようになると、7km過ぎの中ノ茶屋からはさらに減速していきます。
ここからさらに傾斜が急になるのと足元が石畳に変わり、こうした走行環境の変化も減速に拍車をかけました。
昨年走ったばかりなのでこうした状況は知ってはいたものの、身体が動きません。
時折歩きを混ぜながらなんとかして馬返しのエイドに到着します。

当初は馬返し通過目標をスタート後1時間5分と考えていましたが、エイドの給水を含めた通過タイムが1時間11分10秒でした。
6〜11kmまでに大幅にペースダウンしていることは、記録からも顕著です。

とにかく、身体が動きません。
ただ、ここからは登りのトレイルのみ。
かすかな希望とともに、登山道を登ります。
馬返しを過ぎた登山道は、明らかに涼しく快適でした。
ただ、快適な気温とは裏腹に、登山道にはランナーが満ちあふれています。
富士登山競走山頂コースの渋滞は、情報としては知っていましたが、まさかこれほどとは思いませんでした。
記録でも、馬返しからの1kmに18分以上かかっています。

20〜30秒ほどの停滞が何度か繰り返され、進めるようになってからもまったくペースが上げられませんでした。
13kmと14kmのラップは15分超で、平地をたらたら歩く速度と同じです。
それは周りのランナーも同じで、動けるところでは同じペースで進めるのですが、止まってしまったらもうどうしようもありません。
渋滞にはこれまでのトレイルレース経験から慣れっこといえば慣れっこなのですが、制限時間に追われた状態での渋滞には、軽い絶望を覚えざるを得ませんでした。
それでも一抹の望みは捨てずに、できる限りの速歩と走れる所は走ってを繰り返します。
登山道の所々で応援の方々声援をもらい、それが力になります。
それもあってか、15kmのラップは12分台まで回復しました。
しかし、時既に遅し。
劇的なペースアップは最後までできず、五合目関門に到着したのはスタートから2時間19分44秒後でした。

2時間15分の関門時間から、およそ5分の後れを取っています。
昨年の五合目コースのフィニッシュタイムからも10分ほど後れました。
なんとか山頂コースエントリー権は死守しましたが、実力不足が露呈した結果です。
山頂まで行くつもり満々だったので、不完全燃焼感が極まりなく、とにかく不甲斐ない思いです。
そんな思いを抱えながら、下山バスの待つ富士スバルライン五合目に向かいました。

天気が良くて気持ちがよかったです。
花もきれいでした。

そして、ふがいない僕は空を見上げた。

遥かに、目標としていた山頂が見えています。
まだ皆、頑張って登ってるんだよな。
次は登ろうよ、あの頂へ。