竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

「あの坂をのぼれば」ー野沢トレイルフェス2022応援ノート

2022年8月6日に開催された野沢トレイルフェスの応援で、野沢温泉に行ってきました。
北陸新幹線飯山駅から野沢温泉ライナーに乗ります。

野沢温泉ライナーの向こうにスーパーツルヤ飯山店。
後ほど帰るときに、お土産やらおつまみやらを調達しまくりました。
ツルヤは本当に素晴らしいスーパーです。
近所に進出してきてくれないかな。

野沢温泉ライナーは飯山駅から25分で野沢温泉村の中央ターミナルに到着し、そこから会場のあるジャンプ台広場へは徒歩15分くらいでしょうか。
山城感のある大会会場。

頼朝の本陣でもあるのかというくらい源氏の白旗(ではないけど)が立ち並んでいます。
フィニッシュゲートは黒々とそびえ立っていました。

今回は応援なので私がここをくぐることはないのですが、見るだけで気分上々になります。
はじめは野沢温泉の外湯をのんびり巡ろうかと思っていたのですが、せっかく山に来たのだからということで、ロング27kmコースの後半の一部を走ってきました。
1度出場したことがあるのでコースの勝手はある程度わかっていたのですが、レースじゃない状況で冷静な目で見ると、なかなかエグいコース設計だなと思わされました。
後半のコースは小菅山以外は基本ピストンになるのですが、その大部分を占める往復の林道は、往路が下り基調、ということは、復路が登り基調となります。
しかも終盤にかけて傾斜がきつくなっていきます。
「フェス」という名前に浮かれてウェイウェイしていると、痛い目を見る設定となっています。
私は北竜湖までコース上を走って行きました。
林道に生えてたキノコ。

でかい…。
さすが信州です。
北竜湖はハートの形をしているらしいですが、

ここから見てもわかりません。
この日はSUPをしている方々が何人かいましたが、水の上は涼しげに見えて気持ち良さそうでした。
この日の野沢温泉は最高で29.6℃まで気温が上がったそうです。
私は5kmしか走らなかったにもかかわらず、滝のように汗をかいてしまいました。
想定以上の大量発汗だったので大事をとり、帰りは走らず、歩いて会場に戻りながらカウベルを鳴らして応援することにしました。
日陰はそれなりに涼しく過ごせたため、直射日光を避けるように場所を変えながらカウベルを鳴らしていました。
こうした日光を避けるスタイルを、ドラキュラ流とかヴァンパイアスタイルとか名付けようと思っています。
後半に到達したロングの部の選手は全員見送ることができたでしょうか。
会場近くに戻ってからは、バーティカルの部のコース沿いに陣取って、カウベルを鳴らしていました。
バーティカルのコースを真上から覗くと、

角度がエグいです。
バーティカルを全員見送ったのち、ショート12km(ダウンヒル)の部も含めた選手達を出迎えるべく、フィニッシュ近くに移動しました。
この辺りは日陰がないのでドラキュラ流は適用できず、日光で溶かされながらカウベルを鳴らしますが、やはり夏の陽光には堪えられません。
ロングの部がショートの部と合流する直前の下りに移動して、そこで当初の目的であるBさんを待っていましたが、思いの外早くBさんが帰ってきてびっくり。
すごいなあ!
慌てて後を追いかけてフィニッシュに戻りました。
Bさんはサブ4でフィニッシュです。
速いなあ!
暑いなかお疲れさまでした。
他の選手のみなさんもお疲れさまでした

そういえば、ロング27kmコースの最終盤には長い登り坂が控えています。

「あの坂をのぼれば、フィニッシュが見える」位置にあります。
実際にこの坂を登れば、

ルービー、

ルービー、

登りきってもルービー。
この坂をルービー坂と名付けても異論は出ないでしょう。
「あの坂をのぼれば、ルービーが飲める」
未成年には教育的によくないですな。

とはいえ、未成年ではなく車の運転もしない我々にはビール、もといルービーが必要です。
フィニッシュ後には会場のキッチンカーで志賀高原ビールを2本その場で飲んで、お風呂上がりにクラフトビールの名店・里武士に立ち寄り、

グラウラーで2種類を持ち帰って、
ツルヤではツルヤオリジナルを調達して、

ビール三昧、もとい、ルービー三昧の1日となりました。