竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

幻なんかにーハセツネ2021中止

10月9日に開催予定の『第29回日本山岳耐久レース(24時間以内)~長谷川恒男CUP』(ハセツネ2021)の中止が、9月17日に発表されました。
これで信越五岳に続き、エントリーしていた秋のビッグレースが中止になりました。
その少し前、5月に中止されたハセツネ30K2021のエントリー費用の返金(ランポで)があったばかりのタイミングだったので、恐らく意思決定はそれと同時に行われたのかもしません。
こうした決定が発表のどれくらい前になされるのかはわかりませんが、まあ、少しでも早い方がその後の予定も立てやすいので、できれば早くしてほしいとは思います。
発表時点では大会プログラムなどの発送作業を進めていて、フィニッシャーTシャツを参加賞に刷り直したサロモン製のTシャツは準備ができ次第送り、返金も決定次第連絡があるとのことです。
大会プログラムは先週末に届きました。
f:id:CHIKUSENDO:20210929170722j:plain
私は2016年以来5年ぶりの出場となる予定でしたが、プログラムから出場者名簿がなくなっていたのが印象的でした。
これは時代の流れなのでしょうか。
ちなみに5月のハセツネ30K2021(中止)*のプログラムにはばっちり名簿が掲載されていました。
時代の流れだとしたらだいぶ急流だなと思います。
chikusendobo.hatenadiary.jp

それにしても、久しぶりにハセツネを走りたかったなとは思うのですが、新規感染者が減っても医療機関のひっ迫が続く中で、開催中止は不可避だったのでしょう。
ハセツネのような参加者の多い大会では、緊急事態宣言が解除された後でも厳しめに感染予防措置を取らないと、感染拡大リスクは高いと思います。
参加者にワクチン接種や検査陰性などの条件を特に付けていなかったハセツネ2021では、それをカバーできる予防措置をとれる余地がほとんどなかったのではないでしょうか。
私自身の過去2回のスタッフ経験**から想像すると、スタッフや選手の待機場所の確保やそこでの予防措置が困難なのではないかと考えています。
仕方ないのかもしれません。
でも時代の流れは、仕方ないでは済まない方向に流れ始めているのではないのでしょうか。
どういうことかというと、もちろんゼロコロナが理想ですが、ウィズコロナな状況でも、できる範囲で開催可能な条件を模索していくしかないのではということです。
条件は異なるかと思いますが、まずは、他の開催できているレースから対策を学ぶしかないのでしょう。
そうでないと、このままずっと開催できずに、いつか幻の大会になってしまうかもしれません。
私は、エイドステーションがほぼなくて制限時間が長いハセツネは、究極に自分本位で走ることができる自由な大会と捉えています。
好きな大会で、今後も長く出場して走り続けたいと思っています。
だから、幻なんかにならないでほしいのです。

20211021追記
参加賞などが本日自宅郵便受けに投函されていました。
f:id:CHIKUSENDO:20211021212415j:plain
あらま、参加者名簿は結局作ってたんですね。
時代は流れていないのですね。