竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

ワクチン2回目の現場からーCOVID-19徒然27

新型コロナウイルス感染症COVID-19は蔓延が止まらず、エピデミックトーキョーのエピデミック度は急速に深まっています。
都内では先週1週間だけでも15,000人以上の陽性者が確認され、都民約1,400万人のうち1,000人に1人以上は先週のうちに感染してしまったことになります。
私の職場でも感染者が確認されました。
医療崩壊も始まりました。
危機が目と鼻の先に迫って来ています。

そんな先週、7月26日の15時過ぎに新型コロナワクチン2回目の接種を終えました。
種類はファイザーのmRNAワクチンです。
前回は在宅勤務時間中に中抜けして近医で接種しましたが、今回は出社していたため、1回目には取得しなかったワクチン休暇(直帰)を取得し、同じ医院で接種しました。
このワクチン休暇という制度も、いずれ状況が変わればなくなる可能性があるので、お試しというか記念のような気持ちで使用しました。
しかし翌日になって、軽い気持ちでは済まされないような事態になるとは…。
当日の接種自体は2回目ということもあり、準備万端で臨みました。
1回目もそうだったのですが、半袖よりもノースリーブの方が注射を打ちやすいとの話を事前に聞いていたので、20年近く経つタンクトップを着ていきました。
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裸の大将スタイル丸出しなのはご愛敬。
そんな裸の大将ですが、現場の診察室にてドアを開けざまおもむろにシャツを脱いでタンクトップ1枚になると、医師と看護師(前回と同じコンビ)から「おお!素晴らしい!」と歓声が上がりました。
協力的な患者(厳密には患者ではありませんが)は歓迎されます。
私にとっても、人生において歓声を浴びることなど少ないので、純粋に嬉しかったです。
前回★は看護師による注射でしたが、今回は医師でした。

https://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2021/07/05/234646
私は注射をされている現場を見るのが好きなのですが、前回は医師に話しかけられて注意をそらしてしまったため見逃していました。
今回は医師が注射に集中していて話しかけてこなかったので、バッチリ一部始終見ることができましたが、不思議なもので、前回にはなかった痛みを感じました。
一般的に接種時の痛みは筋肉注射の方が小さいと言われていて、実際に1回目はほぼ痛みを感じなかったのですが、痛みというものは不思議なものです。
その影響もあったのかなかったのか、今回は接種部位付近の筋肉痛がすぐに出てきました。
前回は一晩明けてからだったので、ずいぶん早いなという印象を持ちました。

さて、問題の2回目接種の翌日です。
朝、体温を測ると36.6℃で、平熱が36.0℃前後の私にしては高めでした。
その後、在宅勤務中に少しずつ熱が上がっていくと同時に、体の痛みが強くなっていきました。
主に前腕とふくらはぎに痛みが集中していましたが、そのうち痛みで椅子に座っていられなくなったため、昼食後に在宅勤務を中断、ワクチン休暇に切り替えました。
記念に使ってみるかみたいに考えていたのは甘い考えで、完全に必要に迫られてのワクチン休暇取得です。
熱は最高で37.9℃まで上がり、接種から24時間経過直後の16時頃がピークでした。
その後37.5℃以上の高熱は23時頃まで続きました。
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現場の体温計では、だいたい37.7℃を示す時間が長かったです。
しかし、体温とは逆相関するように、体の痛みは熱がピークに達する前から解消されはじめ、17時頃には特に問題なく動き回れるようになりました。
熱は高いままでしたが、日常生活に支障はなく、いつも通り食欲もあり、三食全て、少し軽めでしたが摂ることができました。
24時頃、寝る直前に測ったらとたんに36.9℃まで下がっていました。
特に問題なく眠りについて、その翌朝、ワクチン接種から42時間後くらいのタイミングでは36.2℃でした。
平熱とほぼ変わりなく、他の症状もすっかりなくなっていました。

以上が私の新型コロナワクチン(mRNA、ファイザー)接種の顛末です。
副反応は軽く済んだほうなのでしょう。
ただ、統計的には私のカテゴリーである40歳代男性では、37.5℃以上の発熱者は30%ほどのようです(山形大学の調査をAERA系のweb記事で読みましたが、興味のある方はご自身でお調べください)。
7割方は発熱しないと考えたら、そんなに怖いものではないとも言えます。
でも野球だったら3割バッターな訳で、それはそれで打率高めなのが判断に難しいところです。
なんと言っても、本日までのオオタニサンの打率より高いですからね。
ここで、確率の低い方に当たってしまったことを不運に思うのか、やった!ヒットだ!と思うべきなのか。
そんな下らないことを考える時間を楽しく感じます。
ワクチン接種は個人の自由であることは大前提で、接種しない選択も尊重しています。
ただ私自身は、デルタ株の豪雨のなか、しばらくはワクチンという避難小屋で過ごすことができることに、安堵しています。
ファイザーのワクチンは2回目接種から7日経過以降、効果が確立するとされています。
つまり今日から避難小屋に入ることができた状態ではあるのですが、これからも今までの対策は継続しつつ、張りつめた気を少しだけ緩めて、ある程度気持ちの余裕を確保しながら、COVID-19に臨みたいと思います。
現場からは以上です。