竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

雨が降っているー館山若潮マラソン2020レポート1

1月26日に開催された第40回館山若潮ラソン2020のレポート第1段です。
会場入りからスタートまでの記憶を整理します。

館山若潮には2015年大会以来、5年ぶり2回目の出場になります。
前回は前日受付と前夜祭があったため前泊しましたが、今回はゼッケンとチップが事前送付となり前夜祭も開催されなかったので、当日入りすることにしました。
夜明け前、両国駅の特別ホームから6:25に発車する臨時特急で館山に向かいます。
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高速バスはどの路線もいっぱいで予約が取れず、この臨時特急もほぼ満席でした。
今回は友人Bさんも一緒に参加しましたが、隣同士並びの席は取ることができませんでした。
ちなみに帰りの特急も同様でした。
移動手段の確保は早め早めにする必要があります。

臨時の特急さざなみは、千葉県の最南部にある館山を目指して、房総半島を南北に縦断します。
南に行くにつれ、車窓からは台風の爪痕が所々に見えてきました。
ニュース映像でおなじみのブルーシートに覆われた屋根だけではなく、ブルーシートですら被されていない、壊れたままの屋根もそこここにありました。
災害の大きさと復旧の難しさが身に迫ってきます。
こんな状況にもかかわらず、よく大会を開催してくれたなと思うと、関係者の尽力に頭が下がります。
ありがとうございます。

8:30頃に館山駅到着、シャトルバスで大会会場近くのイオンに向かいます。
シャトルバス待ちの行列は結構な長さでしたが、バスの本数が多く、さほど待たずに乗ることができました。
イオンから会場へは徒歩5分ほどです。
特急に乗っている時から降り続いている雨は、やむ気配がありません。
ちなみに5年前は快晴で何もかもが快適な大会でしたが、今回は雨で様相が一変していました。
メイン会場は野球場ですが、芝生がすでにびちゃびちゃで、更衣室のある土のエリアも泥々でした。
ただ更衣室の床はパネルが敷き詰められていて、荷物を汚すことなく着替えることができました。
トイレは、更衣室のエリアとスタート地点近くに分かれていましたが、スタート地点近くの方が数も多くて空いていて、私は待つことなく入ることができました。
こちらの方がおすすめだと思います。

着替え終わってからは荷物預けの行列に並びました。
雨は降り続いています。
荷物預けは有料で、その場で300円を支払うスタイルになっています。
私は前回参加時も荷物を預けたはずですが、有料であったかどうかをすっかり忘れていました。
館山若潮は参加費が6000円とかなりお安いのですが、荷物預けの分を参加費に含めてくれれば面倒がなくてよいのになと思います。

準備がすべて整って、スタート列に並んだ時にはスタート時刻まで10分を切っていました。
金哲彦さんの「がんばろう館山、ありがとう館山」のコールに応えた後、車道の人波に紛れ込みます。
雨は降り続いています。
100均のカッパを着込んだBさん含め、周りのランナーは雨対策バッチリでしたが、逆に私はそれまで羽織っていたモンベルのジャケットを脱いでウエストポーチにしまい込みました。
スタート時刻10時の気温は4.3℃。
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寒かったのは寒かったのですが、目標のサブ4のためにはキロ5分30~40秒くらいのスピードは出さなくてはなりません。
とすれば、それだけのスピードを出してさえいれば、少しくらいの雨ならば身体が冷えることはないだろうと思っていました。
今にして思えばこれが間違いだったことがわかりますが、そのときの私は問題意識も緊張感もなくスタート列に並んでいました。
もう少し慎重に考えてもよかったかなとは思いますが、まあ後の祭り。
号砲の後、ゆっくりとスタートラインを越えた時点でストップウォッチのスイッチを入れて、走り出しました。
雨は降り続いています。