竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

下方修正ー館山若潮マラソン2020予報

1月26日の館山若潮ラソン2020に出場予定ですが、先週かかってしまったインフルエンザの影響もあり、いまひとつ気乗りがしません。
というよりも、恐いのです。
今年は本厄なので、と、こればかり言っていますが、たぶん、本厄という言葉の魔力にとりつかれているのかもしれません。
今までの人生で経験したことのない、得体の知れない恐さが本厄という響きにはあります。
そんな本厄の私が、病み上がりに記録狙いの本気で走って、取り返しのつかないくらい体調を崩してしまったらどうしよう、みたいな取り越し苦労に半ばとりつかれています。
おまけに当日が冷たい雨の予報ときたものだから、余計に恐く感じます。
正直なところ私は育ちがよくないので、厄年については、人の年齢で好き勝手言ってんじゃねーよ◯◯、くらいのことは思わなくはない性質の人間です。
しかし、厄年にまつわる文化的な強迫観念というものは、そんな悪態をものともせず、41歳のおじさんの脳裏にこびりついてます。
厄年の文字通りの厄介さは、文化的な強迫観念が身体的な実感を巻き込むようにして感じざるを得ないようにできている点だと思います。
厄年だからどこか痛いとか、本厄だから病気がちとか、迷信だと笑い飛ばそうにも、身体がそれを感じてしまうのだからもう逃げられない、厄年にはそんな構造があるように思うのです。
自分の身体なのに、なぜか人質にとられているような気分です。
突き放せばそうは考えられるものの、本格的に厄除けをしないと、いつまでもとりつかれていそうで気が滅入ります。
これは厄除けランでもするしかないのかもしれません。
でも、色々なところで言われていることですが、本厄だろうがなんであろうが、自分の身体の声には素直に従うべきなのだと思います。
私は今、自分自身の体調に強い不安を抱いているのは確かです。
ということで、館山若潮ラソンでサブ3.5を狙うという目標を白紙に戻しました。
何につけても下方修正は得意なもので、切り替えていきたいと思います。

ということで新しい目標は、あわよくばサブ4、それと同時に、体調に不安を感じた時点でちゃんとレースをやめること、というのも付け加えます。
無理をせず、身体の声に素直に耳を傾けたいと思います。
目標タイムが変われば装備も変わりますが、一番の変更点は靴です。
サブ3.5はターサージール5で狙う予定でしたが、サブ4にはアシックス・ヌーサFFで臨みたいと思います。
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ヌーサは元々トライアスロンのランニング用というニッチなジャンルのシューズだったそうですが、色々な方のよいレビューを参考にして履き出した靴です。
面白い特徴として、ソールのウェットグリップ性能が高いというのがあるそうで、雨予報の今回にはぴったりだなと思っています。
レースでは、ここ2年ほどのフルマラソンウルトラマラソンで使用してきました。
かなり気に入っているのですが、残念ながらヌーサというシリーズごと廃盤となっています。
この靴も二足目で、そろそろ引退の時期が近づいてきているように思いますが、大事に履きたいと思います。