竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

故郷の浜はー東京湾アクアスロン2018予報

私が初めて出場したアクアスロンの大会は、2016年の第3回東京湾アクアスロン大会でした。
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この大会は一般社団法人日本国際オープンウォータースイミング協会という団体が主催していて、トライアスロンというよりはオープンウォータースイミングに力点が置かれています。
会場は稲毛海浜公園内にある人工海浜・いなげの浜で、スイムはその名の通り東京湾を泳ぎます。
海は、晴れていれば青く、
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晴れていなければ鉛色。
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私の出場した2016年大会はよく晴れていました。
海の水は、北部東京湾の濁った海ではあるものの意外ときれいで、視界はけっこうあったような気がします。
スイムの後は稲毛海浜公園内を周回ランします。
大会規模は大きくないのですが、海を泳ぐ本格的なアクアスロンが東京近郊でできる貴重な大会だと思います。
興味のある方にはお勧めです。
レースや会場の詳細については、過去記事のリンクを付けておきました。
参考になれば幸いです。

2016大会レポート
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2016/12/16/224721

2017大会応援感想記
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/10/18/234824

この大会も私の故郷である千葉市美浜区高浜で開催されるレースです。
このレースと千葉市海浜アクアスロンとを合わせて、勝手に、高浜アクアスロンシリーズと名付けています。
しかし、昨年は千葉市海浜アクアスロンは完走したものの、体調不良で東京湾アクアスロンDNSしたため、シリーズが成立しませんでした。
今年は骨折の影響でどちらも参加を見合わせたため、シリーズ未開催のままシーズンが終わることになります。
まあ、勝手に始めたシリーズ戦なのでどうでもいいことなのですが、楽しみが一つなくなるのはやはり物悲しい気持ちになります。

会場のいなげの浜は埋め立て地の人工海浜です。
ここが日本初の人工海浜であることを、今回調べて初めて知りました。
この浜には子供の頃から海水浴に潮干狩り、花火に夜遊びと、色々な思い出があります。
特に甘酸っぱい思い出があるわけでもないのに、なぜか切なくなるノスタルジックマジックにとらわれる場所です。
それでも、特定の思い出に結びつかない風景として心から離れないのは、やはり夕景です。
この浜は西海岸なので、海と夕陽というベタな絶景に出会うことができます。
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2016年大会の後、ひとしきり故郷を徘徊してから戻ったいなげの浜の夕暮れは、じっと見入ってしまうほど美しく感じました。
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波打ち際で遊ぶ子供たちを見守る母親と夕焼け。
自分で書くのもなんですが、フォトジェニックなこと半端ないって、素直に思います。
しかし本人たちに聞いたところ、大人と子供は赤の他人とのことでした。
こんなに親子感が半端ないのに…。
私の故郷の浜は、妙なマジックにかけられてしまうところのようです。