竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

最後尾からのFaxbisー伊豆トレイルジャーニー2019レポート1

12月8日開催の第7回伊豆トレイルジャーニー2019に参加してきました。
伊豆トレイルジャーニー略してITJには、2013年の第1回大会以来、6年ぶり2回目の出場です。
個人的には、今年のトレイルレース納めにして、最長距離のレースです。
ロングディスタンスのトレイル自体、2017年のcoast to coast房総半島横断以来、2年ぶりとなりました。

大会前日、修善寺駅から出ている大会バスで松崎町の受付会場に向かいました。
伊豆箱根鉄道修善寺駅に着いたのは10時39分で、11時30分発の最初の便には余裕があると思っていましたが、すでにけっこうな人数が並んでいました。
次の電車では間に合わなかった可能性があります。
バスは貸切の観光バスで、全員着席(補助席数名)することができます。
第1回大会のときは路線バスの貸切だった記憶があり、観光バスを見たときには本当によかったと思いました。

会場に着いてすぐに必携品チェックと受付を済ませ、13時30分からのブリーフィングに参加しました。
コースプロデューサーの鏑木さんは、なぜかテンション高めでなんか面白かったです。
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ハット鏑木のノリノリコース説明。
今回は台風15号台風19号の影響で大幅にコースが変更され、スタートからA2仁科峠までの大半がロードや林道に置き換えられたコースでした。
その名はFaxbis。
台風15号Faxai、台風19号Hagibisから名付けられたとのことです。
この名前を聞いたときに、すごく感心しました。
名付けることによって、この災害と向き合って最善を模索した経験を記憶することができ、その名を呼ぶことによっていつでもその記憶を呼び出すことができます。
また、あえて台風の名前を前面に押し出したそのセンスに、ITJ実行委員会の転んでもただでは起きない図太さを感じました。
この種の図太さは美徳だと思います。

前泊の宿は松崎町のお隣、西伊豆町の沢井エリアにある民宿でした。
夕飯は魚づくしで大満足。
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カサゴの丸揚げは人生初、美味しゅうございました。
この民宿はスタート会場に近くて送迎バスは4時45分発、朝の支度時間に若干余裕があったのが嬉しかったです。
スタート会場の松崎新港には5時前に到着、準備体操やトイレや装備品の最終準備をします。
この日の予想最低気温は3℃、風も少し吹いていて、作業中に少しずつ身体が冷えていきます。
今回は友人Bさんと一緒でした。
ちなみに前回は友人Aさんとの参加でした。
準備が手早いBさんに急かされてスタート列に並ぶと、人垣のおかげでとても暖かく感じました。
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暖かい人達。
もっと早く並べばよかったとはBさんの談、モタモタしていたのは私です。
すみません。
スタート列に並んだときにはすでにかなりの後方でした。
そのうち6時のスタートを迎えました。
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スタートゲートの写真を撮って、総合プロデューサーの千葉さんや鏑木さん達とハイタッチして、ぼんやり歩いてゲートを越えると、なんとほぼ最後尾となっていました。
レース後にTRAIL SEARCHで確認したところ、スタートの通過は全参加者の後ろから数えて10数人目でした。
久々のロングディスタンスなのに、出だしがしゃっきりしておりません。
ここからまくらなくては。