竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

自信がないー信越五岳2019エントリー見合せ記

信越五岳トレイルランニングレース2019の100マイルの部の一般エントリー枠は、5月23日12:10頃にはまだ残っていました。
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主催の石川弘樹さんの5月23日のtwitterによると、8:30の時点で残り1名だったそうです。
12:50頃に再度チェックしたら、一般枠のエントリーが締め切られていました。
私は110kmのクリック合戦には敗れたものの、100マイルにはエントリーできる状況が数日続いていました。
悩みに悩みました。
ブラウザのタブをつなぎっぱなしにして、エントリーボタンを見つめる日々でした。
定員に達したことがわかったときは、ほっとしました。
自分がエントリーしたくてもできない状況になったことに、安堵の念を覚えました。

私は100マイルレースへの出場経験がなく、強い憧れを持っています。
UTMF2016には出場しましたが、スタートから短縮レースとして開催されたため、100マイルに挑んだ感覚がありません。
また挑めるものなら挑みたいと強く思います。
強い憧れがあったのになぜエントリーしなかったのかというと、参加資格である「制限時間内に完走できる自信」がなかったからでした。
ちなみに100km以上の大会完走経験は、2015年と2016年のFTR100で満たしています。
足りないのは「自信」だけですが、これだけはどうにもならないのです。

信越五岳の100マイルは制限時間が33時間と、UTMFの46時間に比べて、格段に短く設定されています。
UTMF2016に参加した際に立てた計画では、早くても40時間程度かける予定でした。
私は元々、距離が長くなればなるほど成績が悪くなっていくタイプのトレイルランナーです。
簡単に言えば、ロングレースが苦手なのです。
また、骨折でほぼ1シーズンレースに出られない時期もあり、トレイルの走力への自信がどうしても持てなかったのです。
いくら信越五岳が走りやすいと言えども、33時間で完走できるんだと、思い込むことができませんでした。
自信は後からついてくるものだ、なんてことはよく言われていることですが、そういう後付けの自信とは話が別のものだと思います。
また、たとえ後付けができても、先取りができるというものではないでしょう。
自信は、未来に対する心の構えであると私は考えています。
現時点で自信がなければ、それは仕方ないのです。
いつか、完走できる自信をつけてこの舞台に立ちたいと思います。
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やはり精進あるのみかな。