竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感が主です。藤沢周平が好きです。

補給とフォームーチャレンジ富士五湖100km2019余録2

ずいぶん間が空きましたが、初のロードのウルトラマラソンだったチャレンジ富士五湖の100kmの部を走って、気がついたことをとりとめなく書き留めておきたいと思います。
特に、補給とランニングフォームについて感じたところを記録しておきたいと思います。

【補給】
今回ジェルを10本持って走りました。
スタート直後を含めて、10kmごとに1本の割合で摂取する予定でした。
その他はエイドの食料でまかなうつもりでした。
チャレンジ富士五湖はエイドが充実しているという評判で、始まる前は色々食べようと思って意気込んでいました。
しかし、予想外に食欲がなく、固形食ではバナナ、オレンジ、ミニトマト、吉田うどん、あんころもち、おかゆぐらいしか食べられませんでした。
書き出してみるとそれなりに食べたように見えますが、エイドの数が多い中、これだけしか食べることができなかった、というのが感触としては大きいです。
私はウルトラトレイルのエイドではいつも結構な量を食べますが、今回は予想外に食べませんでした。
トレイルとロードの違いは、食べた後にどれだけ消化に時間を割けるかというところにあると思います。
トレイルの場合は歩いている時間がかなりあるため、その時間を消化にも使えますが、ロードでは走りながら消化しないといけないため、ゆっくり消化することができません。
今回私は、パンやドーナッツ、洋菓子など、手の込んだ調理がされたものを避けていました。
果物類や、シンプルで食べやすい、うどん、あんころもち、おかゆには自然と手が伸びたのですが。
走りながら消化しやすいだろうと思われるものにしか、食欲がわきませんでした。
もしかしたら、後半のペースダウンの原因のひとつに、この誤算による補給不足があったのかもしれません。
やっぱり私は、食べないと力が維持できないタイプのランナーなのだと思わされました。

【フォーム】
埼玉県川口市のランニングショップ、ルナークスランニングカンパニーが主催するイベントのひとつに、小川壮太さんのランニングレッスンがあります。
私は去年から折を見て参加していました。
小川壮太さんのレッスンは、端的に言えば「楽に走る」ための方法論を教えてくれます。
「楽」というのは効率よくとか、身体に負担をかけずにといったような意味合いですが、そのためのフォームを教わったことが、今回のウルトラマラソンの完走にとてつもなく効きました。
このフォームの一番のポイントは、身体の真下に足を下ろすということだと私は思っています。
実際はもっと色々な要素があるのですが、興味のある方はぜひレッスンに出ることをおすすめします。
ともあれ、楽なフォームを身につけることの大切さを、実際にウルトラマラソンを走って実感しました。
途中失速はしているのですが、100kmもの間持ちこたえることができたのは、このレッスンのおかげだと思っています。
もちろん、小川壮太さんの方法論だけが唯一の正解ではないのだろうとは思いますが、それでも私にとっては基礎を学ぶよい機会でした。
また、この100kmを走ったことで、だいぶフォーム固めができたのではないかと思っています。
これだけ長時間練習できることはなかなかないので、練習機会としてウルトラマラソンは効果的だなと思いました。
ランニングをはじめてから今年で8年になりますが、やっと自分の土台ができたような気がしています。