竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感です。藤沢周平が好きです。

溢れ出す光の粒がー房総丘陵・養老渓谷トレイル2018レポート1

2018年3月11日開催の第10回房総丘陵養老渓谷トレイルの30kmの部に参加しました。
この大会には2014年大会にエントリーしていましたが大雪で中止になったため、出場するのは今回が初めてです。
JR内房線の八幡宿に前泊し、会場の市原市旧白鳥小学校には、内房線五井駅から小湊鐵道に1時間強揺られて、上総大久保駅で下車します。
この日乗ったのは、ダイヤ上は五井駅7:54発上総牛久行ですが、上総牛久から養老渓谷まで行き先を延ばした特別列車となっていました。
この特別列車は昨年も出ていたようで、知っていれば前泊せずにすんだなと思いましたが、それは後の祭です。
公式サイトでの更新が分かりにくかったので、その点のアナウンスを改善してほしいなと思います。
ともあれ、ありがとう特別列車!
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降り立った上総大久保駅には春が来ていました。
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菜の花は千葉県の花でもあります。
私は黄色の花が好きですが、それは菜の花の記憶によるものかもしれません。
ただ、菜の花の名を冠した「なのはな体操」は、千葉県の民俗舞踊として小学校で徹底的な訓練を受けましたが、もうメロディー以外は記憶にございません。

スタート・フィニッシュ会場の旧白鳥小学校は、駅の真ん前の高台にあります。
臨時列車の乗客のほとんどが受付に流れ込んだため、混乱が起こっていました。
そのためかスタート時刻が10分繰り下げられ、10:10となりました。
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制限時間6時間の旅の始まりです。
今回は板橋Cityマラソンの調整もあるので、ケガをしないことを前提に、走れるところは全て走る、特にロードのペースを早くする、の2点をテーマに走りました。
フィニッシュの目標タイムは4時間切り、あわよくば3時間40分台を想定していました。
結果はこれに大きく遅れることになるのですが、レース自体は楽しく過ごせました。

12km過ぎの第1エイドまではロード基調ですが、何度かトレイルにも入ります。
スタートから6kmほどはロードのアップダウンですが、この区間は快調に走ることができていました。
登りの傾斜は走れなくなるほどのものではないので、当然走ってしまいます。
この日はよく晴れていて、「3月9日」の歌詞にもある「溢れ出す光の粒」が里を照らしていました。
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梅の白も鳥居の赤も光に溢れて輝いていますが、ただ逆光なだけかもしれません。
ただ、晴れているっていうのはそれだけでも嬉しいもんだなと、しみじみ思いました。

この前半のコースもバラエティに富んでいて、渓谷沿いの崖を眺めながら走ったり、
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手堀りのトンネルに吸い込まれたり、
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なかなか見ごたえのあるコースでした。
秘境の絶景みたいなものではなく、里山周辺の生活感というか、人が住んできた歴史というか、そういったものを感じることができます。
大袈裟かもしれませんが、こういう感じを走るのもよいものだと思います。

第1エイドまでの間、トレイルには3回入りますが、これもまた面白い道でした。
最初はひどいぬかるみの登りがあって足の置き場に困ることもありましたが、そうした場所は思いの外多くはありませんでした。
履いていたのは初レースのスポルティバ・アカシャでしたが、柔らかい路面でも問題ないと思えるくらい、しっかりしたグリップ感がありました。
エイド前最後のトレイルは、緩くもなくきつくもない、走りやすい山道でした。
木の根が多い印象がありましたが、ここでは集中力を保つことができていて、トレランを楽しむことができたいたのです。
最後、下りの渋滞に巻き込まれて10分以上進むことができませんでしたが、渋滞もまたレースの一部なので、特に気にはなりませんでした。
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ただ、ここはロープがないと降りられないくらいの激下りで、近くの選手がそのロープを掴んでままバランスを崩して転んでしまいました。
その選手が図らずも振り回してしまったロープに、運も勘も悪い私は、なすすべもなくなぎ倒されてしまいました。
事故なので仕方ないのですが、巻き込まれるのはご遠慮願いたいと思います。
この日こけたのはそれくらいで、しかも大事に至らなかったのが幸いです。
また、この日は日向は暖かかったものの風が冷たく、渋滞で立ちっぱなしの状態では体が冷えてしまいます。
特に山中の日陰では、動いていてもうっすら寒い時がありました。
春はまだ浅いというところです。
さて、ロープになぎ倒されたとはいえなんとか激下りを終えると、第1エイドはすぐそばでした。
11:42、スタートから1時間32分で到着しました。
悪くないペースで、むしろよいペースだと言ってもよいくらいでした。
ここまではよかったのです。
ここまでは。