竹仙坊日月抄

トレイルランニング中心の山行記やレース記、その他雑感です。藤沢周平が好きです。

そぞろに三月~十二月考2018年3月

本日は2018年の3月9日です。
私は「3月9日」という歌が好きなため、流れる季節の真ん中で~、なんてそぞろ口ずさんでしまいます。
今回はその「そぞろ(漫ろ)」という形容動詞・副詞について思うところがあります。
そぞろには色々な意味がありますが、私はこの3月ほどそぞろな月はないように思っています。
何の話?だと思うのもごもっともなのですが、私のランナーとしての活動が特にそぞろになるのが決まって3月なのです。
そんな3月ですが、この2018年は以下のレースにエントリーしています。

3/11(日)房総丘陵養老渓谷トレイル 30km
http://www.fields-co.jp/boso/

3/18(日)板橋Cityマラソン 42.195km
https://i-c-m.jp/

ちょっと間隔が酔狂ではありますが、2大会だけなのでなんとかなると思っています。
しかもこういうスケジュールの組み方は、トレイルランナーにとっては珍しくないのではないでしょうか。
ただ、今週末の房総丘陵でケガをしないということが求められます。
私にとっての3月は、どうしてもそぞろな気分になり、注意力や判断力が散漫になりがちなので、用心に越したことはありません。

房総丘陵養老渓谷トレイルは初エントリーですが、板橋Cityマラソンには過去5回エントリーしています。
内訳は完走2回、DNF1回、DNS2回で、正直な話、苦手としております。
特に初エントリーだった2013年大会は、3月開催だった第1回伊豆トレイルジャーニー(ITJ)で故障し、出走を回避しました。
ITJのレース中に脚が痛くなって鎮痛薬を飲んだところ、快調に走れるようになってしまったのが運の尽き。
調子に乗って軽い爆走でフィニッシュしたのですが、直後から両足首が激しい痛みに包まれました。
次の日から歩くのもままならなくなり、2週間後の板橋CityマラソンDNSを余儀なくされました。
平たくいえばシンスプリントのひどいやつになってしまったのですが、鎮痛薬を飲んだ後に爆走するというそぞろな判断で、マラソンに出られないというそぞろな結果を招いてしまいました。

その板橋City2013の当日は、ただ一人出走した友人Eさんの応援ナビ(のようなもの)を肴に、AさんとBさんと3人で浮間公園にて花見酒を楽しんでいました。
当時の板橋Cityは3月の第4日曜の開催で、かつ桜も早い年だったため、満開に近いとてもきれいな花の下で飲むことができました。
また、その年は近くの酒問屋でガレージセールでお酒を仕入れることができましたが、その後同様のセールは開かれていないようです。
桜の下で熱燗を飲みながら、Eさんのカーソルがピコピコ動くのをほろ酔いそぞろに眺めているのは、思いのほか楽しい時間でした。

翌2014年は激しく体調不良の年でしたが、3時間58分で板橋Cityマラソンを初完走しました。
2015年も直前に体調を崩しましたが、自己セカンドベストの3時間42分で完走していますが、そこからは完走できていません。
2016年大会はエントリー後に大会当日の資格関連の講習会日程が決まり、DNSでした。
昨年2017年は1月に負った膝のケガが治っておらず、初めからDNFすると決めて※出走し、予定通り6.6km地点でリタイア※※しました。

http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/03/15/193344
※※
http://chikusendobo.hatenadiary.jp/entry/2017/03/25/122714

つまりは板橋Cityマラソンではコンディションがよかったことが1度もないのです。
恐らくこれは、3月の私が万全でないことに起因しています。
私はここ数年冬に体調を崩すことが多く、特に1月の中盤から2月いっぱいが辛いのです。
3月はまだ春が浅いため、基本的に調子がよくないことが多いのです。
それでいて最悪は脱しているので気分は上向いていますが、鈍った身体との調和がとれていません。
判断ミスや期待はずれの結果が出る原因は、この心身の不一致にあるのだと思います。
それでも、心身ともにベターっと不調に塗りつぶされた季節はもう終わっています。
気持ちに身体が追い付いて来るのを待ちながら、あるいはその逆もまたしかりですが、やり過ごすのが私の3月です。
そぞろに心身不一致で、心身不一致がそぞろな気分を呼び起こし、そぞろ気分がそぞろな結果を連れてくる。
そんな季節が私にとっての3月です。

そんな季節ですが、春と秋でいえば彼岸頃の不安定な時期がなければ、冬や夏の厳しさを振りほどくことはできません。
不安定な季節を、なんとなくフワフワどんなことがあってもやり過ごし通すことが、そぞろ3月のミッションであると私は思うことにしています。
むしろ不安定であることは、移行や変化の前提条件なのかもしれません。
前提ならば、それを受け止めること以外の選択肢はありません。

2013年の第1回ITJの終盤、そぞろな私の前に現れた富士山です。f:id:CHIKUSENDO:20180308231035j:plain
今年はどんな姿をしているのでしょうか。
後泊の修善寺で食べた魚と飲んだ酒。
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そういえばこのお店で、同じくITJを完走したマッチ近藤真彦さんと居合わせました。
まさか同好の士とは知らず、そぞろ楽しくなりました。
この人は今も変わりないように見えますが、新たなチャレンジの日々を充実させているようです。
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当時すでにカブラキストだった私ですが、この大会でオールスポーツが撮ってくれた、フィニッシュ後に鏑木さんとガッチリ握手している写真は宝物のひとつです。
この写真がピンぼけなのは、ITJを完走した私のそぞろ気分がカメラに伝わったからでしょう。
そういうところ、本当に私はそぞろなのです。
まお当時の私のそぞろ具合と、今の私のそぞろ加減は多分に異なります。
でも、そぞろな3月を経てそぞろに春を迎えることには変わりがありません。
その春が誰にとってもそぞろ楽しい季節でありますように。